ssiA103パレルモ大聖堂（司教座聖堂）の威容

2010/02/18 - 2010/02/18

シチリアにキリスト教が普及したのは3世紀ごろといわれ、4世紀には最初の聖堂が建てられていたらしい。

9世紀シチリア全島を支配したイスラム教徒のアラブ人は、その聖堂をモスクとして改造した。

11世紀にシチリアを征服したノルマン人のルッジェーロ2世が初代のシチリア王となり、再びキリスト教となったこの聖堂で戴冠式を執り行った。

王宮内のかの”王室礼拝堂”を献納したのもこのルッジェーロ2世。

ルッジェーロ家に次いでグリエルモ家が王位を継承するが、グリエルモ1世は早世し、幼いグリエルモ2世の家庭教師でもあったギャルティエーロ・オッファミリオがパレルモ大司教となり、権力を奮い始める。

現在その威容を誇るパレルモ・カテドラルはその後改造と増築の結果とのことだが、現カテドラルの基礎を作ったのは1184年、ギャルティエーロ・オッファミリオ大司教が教皇の威厳を利用して、大司教の権力を誇示せんがためであった。

その後14世紀には鐘楼を、15世紀には南の広場とファサード、18世紀末にクーポラが増設され、ほぼ現在の目を見張る大聖堂となった。

あたかも当日は市長も出席した地元の名士の葬儀が執り行われていた。


パレルモ旧市街旅行マップ
http://www.geocities.jp/tshinyhp/sicilia-southitalia/sicimap/parlermo/framepelermomap.html

エリア パレルモ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）