アムトラックでセミ大陸横断　その３　デンバー～シスコへ

2010/03/18 - 2010/03/22

カリフォルニアゼファー号２日目。

デンバーからロッキー山脈を越えて、カリフォルニアに向かいます。

デンバーでほとんどの乗客が入れ替わりました。シカゴから通しで乗る乗客はごく少数のようです。

エリア サンフランシスコ(アメリカ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

デンバー　ユニオンステーションで出発を待つカリフォルニアゼファー号。

前面が白く、凍っています。

車輪も雪が凍りついてしまっています。

デンバーをほぼ定刻に出発し、いよいよロッキー越えに挑みます。

雪は相変わらず降る中、段々と高度を上げていきます。

アムトラックの最高所駅、フレイザー・ウィンター・パーク駅に到着。

ここは冬のリゾート地への駅ですが、建物はこれだけ。ちょっと寂しい・・・もちろん無人駅です。

車内は禁煙なので、愛煙家の皆さんは停車のたびにホームでスモークタイムです。

気温は−5.8℃、山は寒い・・・

山中を縫うように進んで行くので、お世辞にも速いとはいえません。

ただ、ゆっくりな分、迫ってくる山肌をしっかりと見ることができます。

途中にモファット・トンネルも通過します。

途中、貨物列車が線路を譲ってくれています。

見えたところ、機関車が５重連。いったい何馬力になるんでしょう。

乗っているだけなのに、お腹はきまって空いてきます。

チーズバーガーをチョイス。けっこうなボリュームで満腹になります。

ランチのメニューはこんな感じ。

雪はなくなり、ロッキーを越えたようです。

列車はどうやらユタ州に入ったようです。今度は一転、土の大地が広がっています。

車窓は茶色の大地が広がっているだけで、町があるのは、駅のあるところだけ。

夕食の時間がやってきました。
この列車での２回目の夕食。

がっつりとステーキをいただきました。かなりの食べ応えがあります。焼き具合も聞いてくれ、本格的です。

テンション上がってしまい、一口食べてから写真を撮るのに気付きました・・・

午後１１時すぎ、定刻通りにユタ州の州都ソルトレイクシティーに到着。

ここでは２０分ほど停車。

外に出てみると、ちょうどトラムが止まっていました。時間が時間だけに、人影はあまりありません。

闇夜で出発を待つカリフォルニアゼファー号。

ソルトレイクシティーを定刻通り出発し、列車はユタ州からネバダ州に入りました。

ネバダの日の出です。

この日の出のころに朝食をいただきました。
この日は、フレンチトーストをチョイス。
なかなかおいしかったです。

日が昇り、土の大地を走っていきます。建物は見当たりません。

途中で見かけたユニオン・パシフィックの機関車。かなりの年季が感じられます。

まだ現役なのかな。

朝食後、カジノで有名なリノに到着。シカゴやデンバーに比べるとかなり暖かかったです。

リノを出発すると、いよいよカリフォルニア州に入ります。

最初の停車駅はTruckee駅。タホ湖への最寄り駅です。タホ湖はリゾート地のようです。

駅に併設されていたミュージアム。おそらく鉄道建設当時からの歴史が展示されているのでしょう。

駅を出発すると、高度を上げていき、再び雪を見ることができました。

シェラネバダ山脈に入ったのでしょう。

タホ湖が見えてきました。ペンションや別荘が点在しているのが見えます。

そうこうしているうちに、昼食の時間になってしまいました。

この列車での最後の食事です。最後はがっつりとハンバーガーをいただきました。

カリフォルニア州の州都サクラメントに到着。かなりの人が降りて行きました。

時刻表では１４：１３発になっていますが、なぜか５分ほど停車ですぐに出発。乗務員に列車に乗れと急かされました。

太平洋が見えてきました。対岸はサンフランシスコです。

定刻よりおよそ１時間早く終点のエメリービルに到着。遅れることの多いアムトラックですが、早く到着しました。

２泊３日、おそよ３９００kmの列車の旅が終了しました。

エメリービルは対岸にあるので、これからアムトラックの接続バスでサンフランシスコへ向かいます。