アカシアの大連を訪ねて（２）中国茶。

2010/06/25 - 2010/06/28

ツアー料金が安いせいか、観光ツァーと言うか、買物ツアーと言って良いのか、買物の合間に観光をするような感もある。

我々一行を大連空港で迎えてくれたのは、中国美人の王麗さん。北京郊外の周口店出身で、流暢な日本語を話す妙齢な女性だ。

その王さんに引き連れられて、大型バスに乗車して先ずは大連市内を一巡する。市内の中山広場で一旦下車し、大連賓館を外から眺める。

この大連賓館、戦前は「やまと旅館」と呼ばれていて、日本人専用というか、この町ではトップクラスのホテルであり、同様の国策ホテルは瀋陽（旧奉天）、長春（旧新京）にもあり、戦後は全て中国政府に接収されたが、しっかりした石造りの建物は８０年経った今でも、広場に面し堂々と立っていた。旧日銀本館を思わせるしっかりした造りである。

同行のネギさんは今から３０年ほど前の若かりし頃、さる商社の駐在員として敏腕を振るい、このホテルを定宿として、中国東北部を駆け回っていたが、昔を思い出すように、懐かしそうに外観を眺めていた。３０年経っても変わらない外観、様々な思い出が去来したに違いない。

この建物を眺めた後、バスが向った先は、市内中心部から少し離れた場所にある中国茶の「名茶館」。日本人は上得意なのか、団体を３つの小グルークに分け、それぞれ個室に案内して、中国クーニャンの流れるような日本語の説明と、次から次に提供される珍しいお茶。小さな椀で一息に飲み、色々な種類のお茶を嗜む。

喫茶が終った後の、お茶の販売。これでは買わざるを得ない。何人かがお土産に買って行ったが、当方、遠慮した。今はお金の余裕もないし、日本茶で充分だ。

エリア 大連(中国)

添乗員王さんの案内で、大連市内をバスの中から観光し、最初に下車した場所が、中山広場。その正面には旧「やまと旅館」、現「大連賓館」が立っている。

次に向ったのが、旧市街にある茶房。

ここでは案内役の中国嬢が手際よく、次から次にお茶を入れてくれる。

説明を聞いているだけでうっとりしそうな中国美人。

同行のネギさんはこんなお茶を買いました。

２８年ぶりの大連に放心状態の同行者のネギさん。