モデナ（復活祭）/北イタリア旅行　20日間(17)

2010/03/23 - 2010/04/11

ドゥオーモ後陣天井

●4/4(日）朝ボローニャのホテルを出て、このモデナとパルマを日帰りで観光。
今日は、我々にはなかなか分らない休日、復活祭。詳細は下の写真の中で。


●モデナ：ボローニャより北西約30ｋｍ　　人口約18万人（2005年）
12世紀の自由都市時代を経て、13世紀後半よりフェッラーラのエステ家の支配下にはいる。16世紀末教皇から逃れてエステ家はフェッラーラからモデナに本拠地を移す。その後フランス、オーストラリアなどの支配に抵抗を示し、現在のイタリアに至る。
郊外のフェラーリの本拠地マラネッロや特産品バルサミコ酢が有名。

●モデナの観光箇所
・ドゥカーレ宮殿（外観のみ）
・ドゥオーモ
・サン・ドメニコ教会
・ムゼイ宮殿（エステンセ美術館・図書館）：写真不可

エリア イタリア

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船
• 航空会社: フィンランド航空

モデナ駅

ボローニャ発　7:52
モデナ着　　　8:23
モデナ発　　 11:52
パルマ着　　 12:18
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モデナ滞在時間　約3時間半

ドゥカーレ宮殿
バスでローマ広場まで移動。
ドゥカーレ宮殿は、エステ家の居城。
随分大きい建物。見学時間も限られ外観の撮影のみ。

ドゥカーレ宮殿右翼

復活祭について
ボローニャのホテルを出るとき、レセプションとの雑談に中で、今日は復活祭で、明日月曜も休日だと聞いて驚く。

復活祭はどうかと帰って調べた。
キリスト教（カトリック）には移動祝日があり、その原点が復活祭（イースター）。
「3月21日以降の満月の後の最初の日曜日」で満月と日曜日が重なる場合は、次の日曜日となる。
これは、キリストが過ぎ越しの祭りの前日（金曜日）に十字架にかけられ、3日目の日曜日に蘇った（復活）
とされているのが根拠とのこと。
従って休日は、イエスが十字架に掛った受苦日（金曜日）、復活祭（日曜日）、復活祭の次の日（復活祭月曜日）と休日が続く。

移動祭日については次の写真の説明を参照願いたい。

ドゥカーレ宮殿左翼
宮殿の少し先に、サン・ドメニコ教会の一部が見える。

移動祭日について
復活祭を基準に次の様な移動祭日がある。
・キリスト昇天節
　　復活祭から40日目。”木曜日”なので注意。
　　キリストがオリブ山から天に昇った日
・聖霊降臨節または五旬節（ペンテコステ）
　　復活祭から50日目の日曜日。
　　翌日も聖霊降臨節月曜日と言って”月曜日”が休日になる。
・三位一体の日曜日
　　聖霊降臨節の次の日曜日
・キリスト聖体の休日（コルプス・クリスティ）
　　三位一体の日曜日の次の”木曜日”なので要注意

いずれも3月末から6月にかけての休日なのでこの時期に旅行するときには注意を！
（「ヨーロッパが面白い（上）」　　紅山雪夫による）　　
　　

カラフルなドゥカーレ宮殿前の通り
復活祭の為か人影が殆どなく、さびしい感じさえする。

ドゥオーモ（世界遺産）
12世紀に建立された。ロンバルディア・ロマネスク様式。
工事中の白い大理石の鐘楼は「ラ・ギルランディーナ」と呼ばれている。

ファサード
大きなバラ窓および左右のアーチと2階の柱のバランスが見所。

ライオンの像

身廊
ミサが終わった所？

後陣天井

天井画

主祭壇

左側廊から主祭壇を見る

左側廊奥の多翼祭壇画

キリスト誕生

サン・ドメニコ教会
ドゥカーレ宮殿の道路を隔てた隣にある。

身廊
外観に似ずどっしりとした構え。

左祭壇を見る

サンタゴスティーノ教会（左端）とムゼイ宮殿
ムゼイ宮殿には、美術館と図書館がある。
美術館には、入ったが写真不可でもあり余り印象に残っていない。