西安に行きました。（碑林博物館編）

2008/12/29 - 2008/12/29

字がうまく書けるようになりたいのだ。
それでいいのだ。
西安碑林博物館で石碑見物。
漢字と漢文の勉強ができます。

エリア 西安(中国)

案内文、
北宋の元祐２年、西暦１０８７年創建の碑文の博物館であります。

入口の門であります。

前景図です。

くぐって入りましょう。

ちょっとした小屋があります。

中に碑文があります。

日本の常用漢字と同じ書体も意外と多い。

またまた、ずんずん進むと、「碑林」と建物

西安碑林だょ

建物の中に石碑があります。

大きな立派な石碑だねぇ。

「石台孝経」とあります。
唐代の西暦７４５年の玄宗皇帝の作品らしいです。
儒教の碑文らしいです。

案内文

日本語版も
ありますねぇ。

では、ひとつ
碑文をみますと、こりゃ論語ですね〜

大秦景教流行中国碑

なんてものもありますね。アーメン

顔氏家？碑　→　顔真卿の作ですぇ

その碑文であります。

墓誌なんかもありますよ。
北魏の景明２年、西暦５０２年の墓誌です。

北魏の正始４年は西暦５０７年。
元高の墓誌。

趙郡王妃の墓誌。
どんな王妃？

元周安の墓志

いろいろと墓誌がありましたが、
みなさんどんな方々だったのでしょうか？

いろいろな碑文があって、
まるで墓石みたいですなぁ。

これは古そうですね。後漢の時代ですね。
武都太守残碑

これが、その碑です。

ズームアップすると、漢字です。
曹大尉！

さて、こんな碑文もありました。
感時傷悲記
明の崇禎１６年、西暦１６４３年の頃
陝西の東部は明の滅亡に繋がる戦乱のため、
数えられないくらいの人が道端で死んでいる的な
悲惨な情景だったらしい。

その石碑です。

アップ、拡大します。

こういうのもあります。
明徳受記碑
西暦１６４４年、李自成の反乱で明が滅亡した年です。
人が人を食べ、犬も人をまた食べた的な惨状であったそうです。
明末は惨状だったのね。

これがその石碑です。

さて、墓誌に戻りました。
これは、隋の時代のもので、西暦６１３年のものです。

こんなフォントの墓誌もございます。
張君妻蘇夫人の墓誌だそうです。
やはり隋代西暦６１３年のものです。

今度は、碑文に戻りましょう。
司馬芳の残碑です。西晋の作品。切断されていますね。
三国志の時代が終わり、司馬一族により晋が統一王朝
となった時代の作品です。このあと隋の再統一まで、
大混乱・大戦乱の時代（約３００年）に突入！
お家騒動が大戦乱の原因。切断面がなまなましい。

これが碑文の解説です。

ここらで碑林博物館を後にします。

碑林博物館の裏手に、文房具系の屋台のでる市場があります。
歩いてみましょう。

判子とか書画とかのお店が、いろいろとありますね。

思ったより、意外と整然としています。
観光客向けか

しばらく行くと、関中書院がありました。
案内の右下に日本語の解説があります。

関中書院の入口です。

落書きをしてはいけません。

書院を後にして、徘徊、徘徊

はて、なに鍋でしょうか？