海王丸パーク

2007/02 - 2007/02

　新湊市の伏木富山港には海王丸パークがあり、初代海王丸が繋留されている。大型航海練習船で、昭和5年（1930年）に進水し、約半世紀にわたり「海の貴婦人」として親しまれてきたが、昭和59年（1984年）に引退し、海王丸II世に道を譲った。横浜のみなとみらい地区にある日本丸メモリアルパークにて展示公開されている練習帆船日本丸は姉妹船である。日本丸も海王丸と同様に、海洋練習船としての役割は後継の日本丸II世（現・日本丸）に譲っている。
　総帆展帆でもないとその優美さはないが、それでも立ち並ぶ高い帆柱は人を魅了する。横浜の総帆展帆した日本丸の人気は高いが、広い港内に繋留されている海王丸の姿は帆を畳んだ状態であっても伸び伸びしている。横浜では見られない開放感がある。
（表紙写真は繋留された海王丸）

エリア 新湊・射水(富山)