2006/07/28 - 2006/07/29
349位(同エリア3205件中)
エンリケさん
2006年7月、仕事が忙しくなかなか休めない中、仕事の切れ目を見つけて2年ぶりに海外旅行を計画。
それまでフランス、スペイン、イタリア、イギリスなど西欧の国ばかり行っていたので、今回は東欧方面に行ってみることに。
結局、比較的西欧に近いブダペストとウィーンに決定。
大転換はなかなかできませんでした。。
6日間しか行けませんでしたが、久々の海外を満喫しました。
<旅程表>
2006年
○7月28日(金)成田→チューリヒ→ブダペスト
○7月29日(土)ブダペスト→ウィーン
7月30日(日)ウィーン
7月31日(月)ウィーン
8月 1日(火)ウィーン→チューリヒ
8月 2日(水)→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2006年7月28日(金)
忙しい職場での短い夏休み。
昔から気になっていたヨーロッパの名家ハプスブルク家ゆかりの中欧2か国を巡るべく、スイスインターナショナルエアラインでチューリヒ経由ブダペストへ。
ハンガリーの大地が見えてきました。
日本とは違う茶色い屋根、白い壁の小さな家々が並んでいます。
久しぶりにヨーロッパに来たな〜という実感です。 -
ブダペストのフェリヘジ国際空港からシャトルバスでドナウ川近くの市内中心部へ。
フェリヘジ国際空港は市内への鉄道はありませんが、乗り合いのシャトルバスがあり、それぞれのホテルの前まで送ってくれます。
19時過ぎに空港に着いたときはまだ明るかったのですが、ホテルに着いて外出する頃にはすっかり暗くなっていました。
初日の夜は世界遺産の夜景を観賞です。
ドナウ川沿いのブダの王宮やくさり橋はライトアップされていて、多くの観光客がゆったりと夜の街歩きを楽しんでいました。
しかし、蒸し暑い。ヨーロッパのからっとした空気を期待していたのですが、ブダペストはどうやら違うようです。。 -
7月29日(土)
日程の都合でこの日はもうブダペストを離れウィーンへ行かなければなりません。
急ぎ足でブダペスト市内を観光します。
もっと休みがとれれば。。
まずはドナウ川沿いを散策。
ブダペストはどういうわけかドナウ川沿い路面電車があり、歩道からでは線路が邪魔していい写真がとれません。
ちょっといまいち。。
向こうに見えるのは、ハプスブルク家の美貌の皇后エリザベートの名を冠したエルジェーベト橋とゲッレールトの丘。
丘の頂上には“しゅろの葉を掲げた女性像”が横を向いているのが見えます。
この像は、1945年にナチス・ドイツから街を開放したソ連軍の慰霊碑として建てられたそうです。 -
ブダの王宮です。
現在は国立美術館となっています。
ターコイズブルーの屋根を冠した宮殿は、この後訪れるウィーンの宮殿と共通し、高貴さを演出しています。 -
くさり橋までやってきました。
王宮のあるブダ地区と都市機能のあるペスト地区はかつては別の街で、船が唯一の交通手段でしたが、1849年に初めて橋が架けられ、ハンガリーの首都“ブダペスト”が誕生したのだそうです。
橋の建設に尽力したのは国民的英雄であるセーチェニ・イシュトヴァーン伯爵で、彼にちなんで正式には“セーチェニのくさり橋”というそうです。
この日は土曜日のためくさり橋は歩行者天国になるようで、たくさんの露店が準備を始めていました。
歩き続けていよいよ蒸し暑くなってきました。 -
くさり橋からはブダの王宮がいい角度から見渡せます。
橋の両側のたもとにあるライオン像は舌がないように見え、それを人々がからかったことにより、彫刻家がドナウ川に身を投げてしまったという逸話があります。
しかし実際は舌はあるそうで、彫刻家が身を投げたというのも作り話なのだそうです。 -
くさり橋の右手には、ブダ王宮と並んでもうひとつのブダ地区の名所、マーチャーシュ教会が見えます。
ゴシック様式の白い尖塔が印象的です。 -
くさり橋からドナウ川を眺めてみました。
この街の歴史を刻み、ゆったりと、静かに流れています。 -
青い空に王宮のターコイズブルーのドームが映え、美しい景観です。
ブダペストが“ドナウの真珠”と呼ばれるのも分かります。 -
今度は反対に、ブダの王宮からペスト地区を眺めてみました。
中央にあるのは国会議事堂です。
1904年に完成したネオ・ゴシック様式の建物で、数あるヨーロッパの立法府の中で最も壮麗なもののひとつです。 -
左が“マーチャーシュ教会”、右が“漁夫の砦”です。
漁夫の砦は建国千年祭に向けての市街美化計画のため1903年に造られたもので、歴史的意味での砦ではありません。
漁夫の砦のとんがり帽子の屋根はマーチャーシュ教会の尖塔と調和しており、美しい景観を作り出しています。 -
マーチャーシュ教会に入ってみました。
炎天下を逃れ、ちょっと涼しくなりました。
中はたくさんの観光客でにぎわっています。 -
マーチャーシュ教会は13世紀にベーラ4世によって建てられたゴシック様式の教会で、中世ハンガリーの英雄マーチャーシュ1世が増築し、ここで結婚式を挙げたことから、この名で呼ばれるようになったそうです。
その後は歴代のハンガリー王がこの教会で戴冠式を執り行うようになりました。
この教会の内壁や柱には特徴的な紋様が描かれており、西欧の教会とは一線を画すところです。 -
このステンドグラスや壁の紋様も西欧の教会にはあまり見られない独特の形態です。
-
エリザベートの胸像がありました。
エリザベートは当時のオーストリア・ハンガリー二重帝国において、ウィーンよりもブダペストを気に入っていたようで(夫のフランツ・ヨーゼフを嫌っていたからとか)、ブダペスト市民に愛されていたのだそうです。 -
くさり橋から戻ってペスト地区にある聖イシュトヴァーン大聖堂です。
国会議事堂と並んで、96mとブダペストで最も高い建造物です。
1851年に着工し、1905年に完成したカトリックの大聖堂で、ハンガリー王国の初代国王イシュトヴァーン1世にちなんで名付けられました。
この大聖堂の中の聖遺物箱にはイシュトヴァーン1世の右手のミイラがあるそうです。 -
入口には多くの観光客が集まっています。
外を歩いていると汗がだらだら。
熱波でもきているようです。
街中には無料の臨時給水所もあり、大勢の人が水を求めて集まっていました。
こういうときは日かげとなる建物の内部は休まります。 -
大聖堂の内部は金色っぽい色彩がふんだんに使われています。
高い天井も明るく輝いているようです。 -
ろうそくの燭台や柱にも金の装飾が使われています。
今回時間の都合で入れなかった国会議事堂もいたるところ金色が使われているそうで、ハンガリー人は金好きなのかも? -
ドームの内側も金を基調として鮮やかに輝いています。
西欧のものとは一風変わってなかなか見ごたえのある大聖堂でした。
この後、ギリシャ神殿のような壮麗な建物の国立博物館を見学し、夕方にはブダペスト東駅から国際鉄道でウィーンへ出発しました。
せっかくハンガリーに来たのに温泉にも入れず、別の意味で暑い思い出が残りました。。
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