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2010年5月7日(金)<br /><br />大阪府の南、関西空港に近く、熊取町がある。<br /><br />この町には、毎月天霧サロンで出会う友人Dさんが住んでおり、以前から一度訪ねたいと思っていた。<br /><br />5月3日その友人Dさんから「町の勉強会に、講師として来てもらえないだろうか」と誘いがあり、二つ返事で引き受けた。<br /><br />その下打ち合わせに、本日出かけることになった次第である。<br /><br /><br />訊けば、数人の方が打ち合わせに出て下さるそうである。<br /><br />5月3日に話があって、四日後にもう打ち合わせがある。<br /><br />そのリアクションの早さに、先ず驚いたものだった。<br /><br />町のヤル気が、ぐんぐん迫ってくるのを感じた。<br /><br /><br />新しい土地を踏む興奮は、このようないきさつもあって、いや増しにました。<br /><br />「もう海外旅行クラスだなぁ」私もそう思うし、家内は異常ではないかといぶかった。<br /><br /><br />遠いと思っていた熊取は、思っていたより近かった。<br /><br />天王寺と日根野の間に快速電車が走っていることも、初めて知った。<br /><br />熊取駅に降りて先ず驚いたのは、出札職員の「ありがとうございました」の、大きな声だった。<br /><br />エレベーターの乗ろうとすると「エレベーター一階出口の脇ににぎわい館があります。是非お立ち寄りください」旨のポスターが目に入った。<br /><br /><br />にぎわい館は、駅の二階自由通路の下にあった。<br /><br />観光パンフレットを並べた資料展示棚に、私と同年輩のおばあさんが資料を探しておられるのが見えて、入り易かった。<br /><br />付き当たりにはデスクがあって、定年前後のおじさんが一人座っている。<br /><br />おばあさんは室を出られるとき「有難うございました」とあいさつし、おじさんも一言受け答えされた。<br /><br />このおばあさんの存在も、おじさんの存在も、私には何故か小学校時代を思い出させるものがあり、新鮮だった。<br /><br /><br />駅前ロータリーには、降りかかる雨に傘をさしながら、60歳後半と思われるおじさんが、じっと何かを見つめておられる。<br /><br />気が付けば腕章を巻いておられるから、腕章の字を読もうとしたが読めない。<br /><br />しかし、何らかの役を果たしておられるのだろう。<br /><br /><br />私は時間待ちにマグドナルドのコーヒーを飲みながら、これまでの不思議さをまとめてみた。<br /><br />この町には、町を盛り上げようとする町民たちの意志が、強いのではなかろうか。<br /><br />第二に、人を監視しようとするシステムが、何かしら知らず知らずに、生れているのではないだろうか。<br /><br /><br />出迎えに来て下さったDさんに、この疑問を投げかけてみると、<br /><br />「田舎だからではないでしょうか」<br /><br />と言いながら、この町は古くからの住民に、新しい郊外居住型サラリーマンが重なって街に新しい渦を生み、両者の調和が前向きに模索されている実情を説明された。<br /><br /><br />写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />(片瀬貴文)<br />

日記【2010.05.07】熊取町初訪問−この町の何が私を惹きつけるのだろうか?

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2010/05/07 - 2010/05/07

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ソフィ

ソフィさん

2010年5月7日(金)

大阪府の南、関西空港に近く、熊取町がある。

この町には、毎月天霧サロンで出会う友人Dさんが住んでおり、以前から一度訪ねたいと思っていた。

5月3日その友人Dさんから「町の勉強会に、講師として来てもらえないだろうか」と誘いがあり、二つ返事で引き受けた。

その下打ち合わせに、本日出かけることになった次第である。


訊けば、数人の方が打ち合わせに出て下さるそうである。

5月3日に話があって、四日後にもう打ち合わせがある。

そのリアクションの早さに、先ず驚いたものだった。

町のヤル気が、ぐんぐん迫ってくるのを感じた。


新しい土地を踏む興奮は、このようないきさつもあって、いや増しにました。

「もう海外旅行クラスだなぁ」私もそう思うし、家内は異常ではないかといぶかった。


遠いと思っていた熊取は、思っていたより近かった。

天王寺と日根野の間に快速電車が走っていることも、初めて知った。

熊取駅に降りて先ず驚いたのは、出札職員の「ありがとうございました」の、大きな声だった。

エレベーターの乗ろうとすると「エレベーター一階出口の脇ににぎわい館があります。是非お立ち寄りください」旨のポスターが目に入った。


にぎわい館は、駅の二階自由通路の下にあった。

観光パンフレットを並べた資料展示棚に、私と同年輩のおばあさんが資料を探しておられるのが見えて、入り易かった。

付き当たりにはデスクがあって、定年前後のおじさんが一人座っている。

おばあさんは室を出られるとき「有難うございました」とあいさつし、おじさんも一言受け答えされた。

このおばあさんの存在も、おじさんの存在も、私には何故か小学校時代を思い出させるものがあり、新鮮だった。


駅前ロータリーには、降りかかる雨に傘をさしながら、60歳後半と思われるおじさんが、じっと何かを見つめておられる。

気が付けば腕章を巻いておられるから、腕章の字を読もうとしたが読めない。

しかし、何らかの役を果たしておられるのだろう。


私は時間待ちにマグドナルドのコーヒーを飲みながら、これまでの不思議さをまとめてみた。

この町には、町を盛り上げようとする町民たちの意志が、強いのではなかろうか。

第二に、人を監視しようとするシステムが、何かしら知らず知らずに、生れているのではないだろうか。


出迎えに来て下さったDさんに、この疑問を投げかけてみると、

「田舎だからではないでしょうか」

と言いながら、この町は古くからの住民に、新しい郊外居住型サラリーマンが重なって街に新しい渦を生み、両者の調和が前向きに模索されている実情を説明された。


写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

(片瀬貴文)

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  • しゃれたデザインの<br />JR熊取駅<br />一階ににぎわい館がある

    しゃれたデザインの
    JR熊取駅
    一階ににぎわい館がある

  • 駅前にある<br />これまたしゃれたパン屋さん

    駅前にある
    これまたしゃれたパン屋さん

  • 思いがけないハンバーガーの安さに惹かれ<br />つい試食と相成る<br />外は雨

    思いがけないハンバーガーの安さに惹かれ
    つい試食と相成る
    外は雨

  • 熊取レンガ館<br />今日はこの中で打ち合わせをする

    熊取レンガ館
    今日はこの中で打ち合わせをする

  • 熊取レンガ館<br />内部の事務室<br />天井が高く<br />落ち着いた風情が素晴らしい

    熊取レンガ館
    内部の事務室
    天井が高く
    落ち着いた風情が素晴らしい

  • 通路にオーストリアの<br />アボリジニ美術が飾られている<br />熊取町はオーストラリアのある町と姉妹関係にあり<br />中学生の交換訪問も行われているという

    通路にオーストリアの
    アボリジニ美術が飾られている
    熊取町はオーストラリアのある町と姉妹関係にあり
    中学生の交換訪問も行われているという

  • 昔熊取で盛んだった<br />綿織の機械

    昔熊取で盛んだった
    綿織の機械

  • 熊取には<br />このようなダシが<br />10基あまりもある<br />この小垣内(こがいち)のダシは<br />造られたばかりで<br />レンガ館の展示場を<br />誇らしげに飾っている

    熊取には
    このようなダシが
    10基あまりもある
    この小垣内(こがいち)のダシは
    造られたばかりで
    レンガ館の展示場を
    誇らしげに飾っている

  • レンガ館の中庭<br />元々は工場の建物だったが<br />その屋根をなくして庭とした

    レンガ館の中庭
    元々は工場の建物だったが
    その屋根をなくして庭とした

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