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チュービンゲンからドナウ源流の町ドナウエッシンゲンとボーデン湖畔の町ラードルフツェル、ヘッセが結婚当初住んだ村ガイエンホーフェンを訪ねます。<br /><br />ドナウエッシンゲン:シュヴェービッシュ・アルプ地方、シュヴァルツヴァルト/黒い森の南の端に近く標高700mほど、人口2万人強の静かな町。自称ドナウ川源流の町として有名。<br /><br />ラードルフツェル:ボーデン湖西北端の町。ガイエンホーフェン、シュタインアムライン、シャフハウゼン、ラインの滝方面のバス便の拠点。<br /><br />ガイエンホーフェン:ボーデン湖の西ウンターゼーに面する町。新婚のヘッセが1904年から1912年まで住んだ。この間に「車輪の下」、「春の嵐・ゲルトルード」ほか幾多の小品を発表し文名も確立、3人の男子にも恵まれた。<br /><br />写真はドナウエッシンゲンの聖ヨハン市教会。

ヘルマン・ヘッセを旅する その8:ドナウエッシンゲン、ラードルフツェル、ガイエンホーフェン。

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2009/05/26 - 2009/05/27

4位(同エリア14件中)

4

82

ベーム

ベームさん

チュービンゲンからドナウ源流の町ドナウエッシンゲンとボーデン湖畔の町ラードルフツェル、ヘッセが結婚当初住んだ村ガイエンホーフェンを訪ねます。

ドナウエッシンゲン:シュヴェービッシュ・アルプ地方、シュヴァルツヴァルト/黒い森の南の端に近く標高700mほど、人口2万人強の静かな町。自称ドナウ川源流の町として有名。

ラードルフツェル:ボーデン湖西北端の町。ガイエンホーフェン、シュタインアムライン、シャフハウゼン、ラインの滝方面のバス便の拠点。

ガイエンホーフェン:ボーデン湖の西ウンターゼーに面する町。新婚のヘッセが1904年から1912年まで住んだ。この間に「車輪の下」、「春の嵐・ゲルトルード」ほか幾多の小品を発表し文名も確立、3人の男子にも恵まれた。

写真はドナウエッシンゲンの聖ヨハン市教会。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
  • 5月26日、7日目。<br />チュービンゲン8:02発のRB/普通列車でドナウエッシンゲンに向かう。

    5月26日、7日目。
    チュービンゲン8:02発のRB/普通列車でドナウエッシンゲンに向かう。

  • チュービンゲンからドナウエッシンゲンへ。途中乗換駅ホルプ。

    チュービンゲンからドナウエッシンゲンへ。途中乗換駅ホルプ。

  • ホルプ、ロットヴァイルと2回も乗り換える。ホルプではICE(日本で云う新幹線みたいなもの)が28分も遅れて到着。ロットヴァイルで乗り換えた普通列車も動いたり止まったり。結局ドナウエッシンゲンには予定より1時間半も遅く到着。ドイツではICEといえども遅れはしょっちゅう。<br />写真はロットヴァイル駅のHZL(Hohenzolleriche Landesbahn)。

    ホルプ、ロットヴァイルと2回も乗り換える。ホルプではICE(日本で云う新幹線みたいなもの)が28分も遅れて到着。ロットヴァイルで乗り換えた普通列車も動いたり止まったり。結局ドナウエッシンゲンには予定より1時間半も遅く到着。ドイツではICEといえども遅れはしょっちゅう。
    写真はロットヴァイル駅のHZL(Hohenzolleriche Landesbahn)。

  • ドナウエッシンゲン駅。<br />シュヴァルツヴァルトの南端に近いドナウ源流(と言われている)の町。荷物は駅のロッカーに入れる。

    ドナウエッシンゲン駅。
    シュヴァルツヴァルトの南端に近いドナウ源流(と言われている)の町。荷物は駅のロッカーに入れる。

  • ドナウエッシンゲン駅。

    ドナウエッシンゲン駅。

  • ドナウエッシンゲン。<br />駅は地図の下方DB。<br />1:ドナウの泉。<br />2:フュルステンベルク城。<br />4:聖ヨハン市教会。<br />5:ディアナの泉。<br />9:市庁舎/音楽家の泉。<br />中央を流れるのがブリガッハ川。地図の外、下方からブレーク川が流れてきて地図の右方・東で合流しドナウ川となる。

    ドナウエッシンゲン。
    駅は地図の下方DB。
    1:ドナウの泉。
    2:フュルステンベルク城。
    4:聖ヨハン市教会。
    5:ディアナの泉。
    9:市庁舎/音楽家の泉。
    中央を流れるのがブリガッハ川。地図の外、下方からブレーク川が流れてきて地図の右方・東で合流しドナウ川となる。

  • ドナウエッシンゲン:ブリガッハ川。<br />駅から10分ほど歩いてこの川を渡ると旧市街地。

    ドナウエッシンゲン:ブリガッハ川。
    駅から10分ほど歩いてこの川を渡ると旧市街地。

  • ブリガッハ川。

    ブリガッハ川。

  • ドナウエッシンゲン:ブリガッハ川。<br />ドナウ源流の川とされている。

    ドナウエッシンゲン:ブリガッハ川。
    ドナウ源流の川とされている。

  • ドナウエッシンゲン:橋を渡ってすぐ先の聖ヨハン市教会。地図④.<br />1747年。美しい教会だ。内部は工事中だった。

    ドナウエッシンゲン:橋を渡ってすぐ先の聖ヨハン市教会。地図④.
    1747年。美しい教会だ。内部は工事中だった。

  • 修理中のドナウエッシンゲン市教会。<br />中はがらんどう、重機まで持ち込んでいる。こんな場面に出くわすのは珍しいので写真に撮った。

    修理中のドナウエッシンゲン市教会。
    中はがらんどう、重機まで持ち込んでいる。こんな場面に出くわすのは珍しいので写真に撮った。

  • ドナウエッシンゲン:市教会。

    ドナウエッシンゲン:市教会。

  • ドナウエッシンゲン:市教会。

    ドナウエッシンゲン:市教会。

  • ドナウエッシンゲン:有名なドナウの泉。地図①.<br />ドナウエッシンゲンは一般的にはドナウ源流の町とされているがこれにも本家争いがある。町なかを流れるブリガッハ川(ドナウの泉の水はこの川に注ぐ)と南から流れてくるブレーク川がドナウエッシンゲンの町外れで合流し、そこからドナウ川と名を変えはるばる黒海まで2840キロを流れていく。<br />ところがブレーク川の源流はここから更に50キロほど上流にあるフルトヴァンゲンという町にある。そこでフルトヴァンゲンはうちこそドナウ源流の町である、と宣言する。地理的にはフルトヴァンゲンに軍配が挙がりそうだ。

    ドナウエッシンゲン:有名なドナウの泉。地図①.
    ドナウエッシンゲンは一般的にはドナウ源流の町とされているがこれにも本家争いがある。町なかを流れるブリガッハ川(ドナウの泉の水はこの川に注ぐ)と南から流れてくるブレーク川がドナウエッシンゲンの町外れで合流し、そこからドナウ川と名を変えはるばる黒海まで2840キロを流れていく。
    ところがブレーク川の源流はここから更に50キロほど上流にあるフルトヴァンゲンという町にある。そこでフルトヴァンゲンはうちこそドナウ源流の町である、と宣言する。地理的にはフルトヴァンゲンに軍配が挙がりそうだ。

  • ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。<br />ドナウの源泉というので森の中にでもあるのかと思ったら市教会の裏、町なかにあった。<br />毎年フルトヴァンゲンの人はブレーク川の源流の水を瓶に詰めてドナウエッシンゲンにやってきて”軽蔑をこめて”その水をドナウに泉に注ぐそうだ。(池内 紀氏の書)。

    ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。
    ドナウの源泉というので森の中にでもあるのかと思ったら市教会の裏、町なかにあった。
    毎年フルトヴァンゲンの人はブレーク川の源流の水を瓶に詰めてドナウエッシンゲンにやってきて”軽蔑をこめて”その水をドナウに泉に注ぐそうだ。(池内 紀氏の書)。

  • ドナウの泉。

    ドナウの泉。

  • ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。<br />女神の指差す先は黒海。

    ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。
    女神の指差す先は黒海。

  • ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。

    ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。

  • ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。斉藤茂吉の歌碑。<br />茂吉は1924年(大正13年)ミュンヘン留学中にこの地を訪れている。<br />「大き河ドナウの遠きみなもとを尋(と)めつつぞ来て谷のゆふぐれ」<br />その下にドイツ語で<br />「Die Donau, der Grosse Fluss unterwegs auf der Suche nach ihrer fernen<br />Quelle. Abenddaemmerung im Tal」Mokichi Saito<br />とあります。茂吉自身の翻訳なのか別人の訳なのか。<br />逆にこのドイツ文を日本語に訳しても散文的で、とても茂吉の歌ったようにはなりません。<br /><br />さらに下にはこの碑の謂れが書いてあります。<br />「ドナウエッシンゲン市と上山市の友好条約締結5周年記念碑。<br />2000年3月21日。<br />上山市、上山・ドナウエッシンゲン日独友好協会」<br /><br />斉藤茂吉は上山市の生まれなのです。

    ドナウエッシンゲン:ドナウの泉。斉藤茂吉の歌碑。
    茂吉は1924年(大正13年)ミュンヘン留学中にこの地を訪れている。
    「大き河ドナウの遠きみなもとを尋(と)めつつぞ来て谷のゆふぐれ」
    その下にドイツ語で
    「Die Donau, der Grosse Fluss unterwegs auf der Suche nach ihrer fernen
    Quelle. Abenddaemmerung im Tal」Mokichi Saito
    とあります。茂吉自身の翻訳なのか別人の訳なのか。
    逆にこのドイツ文を日本語に訳しても散文的で、とても茂吉の歌ったようにはなりません。

    さらに下にはこの碑の謂れが書いてあります。
    「ドナウエッシンゲン市と上山市の友好条約締結5周年記念碑。
    2000年3月21日。
    上山市、上山・ドナウエッシンゲン日独友好協会」

    斉藤茂吉は上山市の生まれなのです。

  • ドナウエッシンゲン:ドナウテンペル。<br />ドナウの泉の水が地中を通りブリガッハ川に注ぐところ。

    ドナウエッシンゲン:ドナウテンペル。
    ドナウの泉の水が地中を通りブリガッハ川に注ぐところ。

  • ドナウエッシンゲン:フュルステンベルク城。地図②.<br />1723年。フュルステンベルク侯の居城。

    ドナウエッシンゲン:フュルステンベルク城。地図②.
    1723年。フュルステンベルク侯の居城。

  • ドナウエッシンゲン:フュルステンベルク城。<br />ドナウの泉の横に敷地への入口があったが閉門されていた。

    ドナウエッシンゲン:フュルステンベルク城。
    ドナウの泉の横に敷地への入口があったが閉門されていた。

  • メインストリート・カールシュトラーセ。<br />突然雷鳴と土砂降りの雨。観光案内所で雨宿り。30分ほどでからりと晴れ上がる。

    メインストリート・カールシュトラーセ。
    突然雷鳴と土砂降りの雨。観光案内所で雨宿り。30分ほどでからりと晴れ上がる。

  • ドナウエッシンゲン:市庁舎。地図⑨.

    ドナウエッシンゲン:市庁舎。地図⑨.

  • ドナウエッシンゲン:市庁舎。

    ドナウエッシンゲン:市庁舎。

  • 市庁舎前の音楽家の泉。地図⑨.<br />ドナウエッシンゲンでは国際現代音楽祭が開かれる。<br />

    市庁舎前の音楽家の泉。地図⑨.
    ドナウエッシンゲンでは国際現代音楽祭が開かれる。

  • 駅に戻ります。<br />途中ディアナの泉。地図⑤.<br />1904年。

    駅に戻ります。
    途中ディアナの泉。地図⑤.
    1904年。

  • ドナウエッシンゲン:駅の食堂。列車の時間待ちの間昼食にスパゲッティイ・ナポリタンを食べる。4ユーロ。

    ドナウエッシンゲン:駅の食堂。列車の時間待ちの間昼食にスパゲッティイ・ナポリタンを食べる。4ユーロ。

  • ドナウエッシンゲン発13時13分IRE、ラードルフツェル着13時59分。<br />車窓から。

    ドナウエッシンゲン発13時13分IRE、ラードルフツェル着13時59分。
    車窓から。

  • 途中のジンゲン駅。

    途中のジンゲン駅。

  • ラードルフツェル。<br />駅から数分、ホテルアドラー、ここに2泊。ツインの部屋、感じの良いホテルだった。

    ラードルフツェル。
    駅から数分、ホテルアドラー、ここに2泊。ツインの部屋、感じの良いホテルだった。

  • ホテルアドラー。<br />簡素な部屋。

    ホテルアドラー。
    簡素な部屋。

  • ホテルに荷物を置き早速町に出る。<br />ラードルフツェル大聖堂。<br />小さな町にしては立派な教会を持っている。ミュンスター・大聖堂となっているから司教座があるのだろう。ドイツ中・北部では大聖堂のことをドームという。

    ホテルに荷物を置き早速町に出る。
    ラードルフツェル大聖堂。
    小さな町にしては立派な教会を持っている。ミュンスター・大聖堂となっているから司教座があるのだろう。ドイツ中・北部では大聖堂のことをドームという。

  • ラードルフツェル大聖堂。

    ラードルフツェル大聖堂。

  • ラードルフツェル大聖堂。

    ラードルフツェル大聖堂。

  • ラードルフツェル大聖堂。

    ラードルフツェル大聖堂。

  • 主祭壇。

    主祭壇。

  • 側廊の祭壇。

    側廊の祭壇。

  • ラードルフツェル大聖堂。

    ラードルフツェル大聖堂。

  • ラードルフツェル:マルクト広場。<br />右は大聖堂。

    ラードルフツェル:マルクト広場。
    右は大聖堂。

  • ラードルフツェル:市庁舎か裁判所。

    ラードルフツェル:市庁舎か裁判所。

  • ラードルフツェル駅のすぐ先はボーデン湖岸。

    ラードルフツェル駅のすぐ先はボーデン湖岸。

  • ボーデン湖。

    ボーデン湖。

  • ラードルフツェル。<br />夕食をしたレストラン。門口に民族衣装を着た若いウエイトレスが立っていたのでつい引き込まれた。

    ラードルフツェル。
    夕食をしたレストラン。門口に民族衣装を着た若いウエイトレスが立っていたのでつい引き込まれた。

  • その料理。アルゴイ地方の郷土料理アルゴイあんず茸のなんとかの半人前(halbe Portion)を注文。ビール、カプチーノで14.2ユーロ。ほかでも半人前を注文できるところはそうした。残すのを遠慮してたらふく食べるのは体によくない。

    その料理。アルゴイ地方の郷土料理アルゴイあんず茸のなんとかの半人前(halbe Portion)を注文。ビール、カプチーノで14.2ユーロ。ほかでも半人前を注文できるところはそうした。残すのを遠慮してたらふく食べるのは体によくない。

  • 翌日ラードルフツェルのショッピングセンターのアジア料理店で食べた訳の分からない焼きそばみたいなもの。いつも同じようなものを食べているなあ。ドイツの肉料理は口に合わない。それと珍しくコーラ。

    翌日ラードルフツェルのショッピングセンターのアジア料理店で食べた訳の分からない焼きそばみたいなもの。いつも同じようなものを食べているなあ。ドイツの肉料理は口に合わない。それと珍しくコーラ。

  • 翌朝、朝から露店が出ている。

    翌朝、朝から露店が出ている。

  • 5月27日、ラードルフツェル駅前:シュタインアムライン方面行のバス。<br />これで途中のガイエンホーフェンまで行く。所要20分。<br />ガイエンホーフェンはヘルマン・ヘッセが新婚後の数年間を過ごしたところ。

    5月27日、ラードルフツェル駅前:シュタインアムライン方面行のバス。
    これで途中のガイエンホーフェンまで行く。所要20分。
    ガイエンホーフェンはヘルマン・ヘッセが新婚後の数年間を過ごしたところ。

  • ガイエンホーフェン:バス停ラートハウス・ゲステビュロー。<br />市役所前といっても周りに建物も少なく明るいのんびりとした所だ。小さな観光案内所がありヘッセの栞をみやげ用に買う。

    ガイエンホーフェン:バス停ラートハウス・ゲステビュロー。
    市役所前といっても周りに建物も少なく明るいのんびりとした所だ。小さな観光案内所がありヘッセの栞をみやげ用に買う。

  • お土産に買った栞。

    お土産に買った栞。

  • ガイエンホーフェン:バス停付近。<br />今でも何もないこの辺り、ヘッセが住んだ当時とあまり変わっていないのだろう。自然を愛したヘッセはここで暫くの間新婚生活を楽しんだのだ。<br />

    ガイエンホーフェン:バス停付近。
    今でも何もないこの辺り、ヘッセが住んだ当時とあまり変わっていないのだろう。自然を愛したヘッセはここで暫くの間新婚生活を楽しんだのだ。

  • ガイエンホーフェン:市役所。

    ガイエンホーフェン:市役所。

  • ガイエンホーフェン:ヘッセの新婚時代をすごした家ヘッセハウス。<br /><br />「ペーター・カーメンチント/郷愁」の成功で収入も安定した1904年、ヘッセはバーゼルで知り合った写真館の娘、9歳年上のマリア・ベルヌイと結婚、ボーデン湖畔の寒村ガイエンホーフェンに農家を借り新婚生活を始めたのであった。ヘッセ26歳。マリアはピアノを良くする芸術家であった。1916年頃からマリアに精神障害が顕れヘッセ自身も心労でノイローゼになるなど家庭生活はうまくいかず1923年二人は離婚した。

    ガイエンホーフェン:ヘッセの新婚時代をすごした家ヘッセハウス。

    「ペーター・カーメンチント/郷愁」の成功で収入も安定した1904年、ヘッセはバーゼルで知り合った写真館の娘、9歳年上のマリア・ベルヌイと結婚、ボーデン湖畔の寒村ガイエンホーフェンに農家を借り新婚生活を始めたのであった。ヘッセ26歳。マリアはピアノを良くする芸術家であった。1916年頃からマリアに精神障害が顕れヘッセ自身も心労でノイローゼになるなど家庭生活はうまくいかず1923年二人は離婚した。

  • ヘッセハウス。<br />当時は辺りに商店も電気、ガス、水道も無く買い物はヘッセがボートに乗り対岸の町スイスのシュテックボルンまで行った。<br />以前から書き始めていた「車輪の下」はここに住んでいる時に出版され(1906年)これも成功を収めた。

    ヘッセハウス。
    当時は辺りに商店も電気、ガス、水道も無く買い物はヘッセがボートに乗り対岸の町スイスのシュテックボルンまで行った。
    以前から書き始めていた「車輪の下」はここに住んでいる時に出版され(1906年)これも成功を収めた。

  • ヘッセハウスの前に立つ案内板。<br />「右がヘッセハウス、前方に博物館の切符売り場」。

    ヘッセハウスの前に立つ案内板。
    「右がヘッセハウス、前方に博物館の切符売り場」。

  • ヘッセハウスの入り口のプレート。<br />「ここにヘッセが1904~1907年まで住んだ。次いでエルレンローの自分の家に移り1912年まで生活した」。

    ヘッセハウスの入り口のプレート。
    「ここにヘッセが1904~1907年まで住んだ。次いでエルレンローの自分の家に移り1912年まで生活した」。

  • ヘッセハウス。

    ヘッセハウス。

  • ガイエンホーフェン:ヘッセハウスにあるヘッセが使った机。この机はガイエンホーフェン時代以降も長年使い続けた。

    ガイエンホーフェン:ヘッセハウスにあるヘッセが使った机。この机はガイエンホーフェン時代以降も長年使い続けた。

  • ヘッセハウス。

    ヘッセハウス。

  • ヘッセハウス。

    ヘッセハウス。

  • ヘッセハウス。

    ヘッセハウス。

  • ヘッセハウス。

    ヘッセハウス。

  • ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。<br />ヘッセハウスのそばにある。1997年開館。

    ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。
    ヘッセハウスのそばにある。1997年開館。

  • ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。<br />ヘッセが使っていたタイプライター。

    ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。
    ヘッセが使っていたタイプライター。

  • ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。

    ガイエンホーフェン:ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。

  • ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。

    ヘルマン・ヘッセ・ヘリー博物館。

  • ガイエンホーフェン:博物館前に立つヘッセ像。

    ガイエンホーフェン:博物館前に立つヘッセ像。

  • 側には聖マウリツィウス教会。

    側には聖マウリツィウス教会。

  • 聖マウリツィウス教会。

    聖マウリツィウス教会。

  • ガイエンホーフェンを通る街道。<br />しばらく歩き、エルレンローのヘッセ2番目の家に向かいます。

    ガイエンホーフェンを通る街道。
    しばらく歩き、エルレンローのヘッセ2番目の家に向かいます。

  • 公民館。

    公民館。

  • ヘルマン・ヘッセ通りの標識がありました。

    ヘルマン・ヘッセ通りの標識がありました。

  • ヘルマン・ヘッセ通り。案内板などなく最初気が付かずに家のまえを通り過ぎてしまった。左手の生垣がヘッセの家。

    ヘルマン・ヘッセ通り。案内板などなく最初気が付かずに家のまえを通り過ぎてしまった。左手の生垣がヘッセの家。

  • ガイエンホーフェン:エルレンローのヘッセの家。<br />借家だった新婚の家の後ヘッセが生涯で持った唯一自分の家。しかしここに住んだのは1907年から1912年までだった。田園生活の倦怠、旅への憧れ、妻との軋轢などで生活を一変するためこの家は売却され一家はスイスのベルンに移る。

    ガイエンホーフェン:エルレンローのヘッセの家。
    借家だった新婚の家の後ヘッセが生涯で持った唯一自分の家。しかしここに住んだのは1907年から1912年までだった。田園生活の倦怠、旅への憧れ、妻との軋轢などで生活を一変するためこの家は売却され一家はスイスのベルンに移る。

  • ガイエンホーフェン:ヘッセの家。<br />入口の木戸に状差しみたいなのがありパンフレットが入れてあった。それによると曜日、時間を決めて中に入れるようだ。今は個人の所有と聞いていたが。

    ガイエンホーフェン:ヘッセの家。
    入口の木戸に状差しみたいなのがありパンフレットが入れてあった。それによると曜日、時間を決めて中に入れるようだ。今は個人の所有と聞いていたが。

  • ガイエンホーフェン:ヘッセの家。<br />垣根の隙間から撮りました。

    ガイエンホーフェン:ヘッセの家。
    垣根の隙間から撮りました。

  • ボーデン湖の方に向かいます。<br />ガイエンホーフェン城。今は学校になっている。

    ボーデン湖の方に向かいます。
    ガイエンホーフェン城。今は学校になっている。

  • ガイエンホーフェン:コンスタンツとシュタインアムラインを結ぶ航路の船着場。

    ガイエンホーフェン:コンスタンツとシュタインアムラインを結ぶ航路の船着場。

  • ガイエンホーフェン対岸のスイスの町シュテックボルン。<br />ヘッセが住んでいた当時ガイエンホーフェンには商店など何もなく、ヘッセはボートで対岸まで買い物に行ったという。<br /><br />この後バスでシュタイン・アム・ラインに行きコンスタンツに回りました。

    ガイエンホーフェン対岸のスイスの町シュテックボルン。
    ヘッセが住んでいた当時ガイエンホーフェンには商店など何もなく、ヘッセはボートで対岸まで買い物に行ったという。

    この後バスでシュタイン・アム・ラインに行きコンスタンツに回りました。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • frau.himmelさん 2012/02/07 21:02:54
    ドナウエッシンゲンも目をつけている場所です
    ベームさん こんばんは。

    ドナウエッシンゲンにも行きたいと思っていましたので、ドンピシャリの旅行記でした。
    地図なんか地球の歩き方より詳しいですね。助かります。
    今回はテュービンゲンに2,3泊して、ドナウエッシンゲン、カルフ、シュベービッシュ・ハル、ホーエンツォレルン城など廻れたらいいなーと考えています。
    この近くでお勧めの街などありますか?

    ベームさんはテュービンゲンからスイスのシャフハウゼン、シュタイン・アム・ラインの方に南下なさったのですね。
    私も2006年にコンスタンツに滞在して、その付近はグルグルしました。
    何度行っても飽きない街ですね。

    お互いに旅行の下調べで忙しい毎日ですが、また相談に乗ってください。

    himmel

    ベーム

    ベームさん からの返信 2012/02/08 11:33:48
    RE: ドナウエッシンゲンも目をつけている場所です
    himmelさん、

    今日は。

    下調べ、楽しいですね。私は一応決めました。早々と飛行機、ホテルの手配も済ませました。フランクフルトからぐるりと時計回りで北ドイツを回りフランクフルトに戻る18泊20日でなんと34の街を訪問します。相変わらずゆったりではなくあそこもここもという欲張り旅行に成りました。私としては今までで最長の旅行で体の方が心配です。2、3日前からもう腰痛に悩まされている始末です。

    himmelさんのシュヴァルツヴァルト方面の旅も素敵ですね。チュービンゲンを根城にするならお考えになっているところ以外ではカルフとチュービンゲンの中間にあるヘレンベルク、シュツットガルトの隣のエスリンゲン、ホーエンツォレルンの少し南にあるジグマリンゲン(第2次世界大戦末期、フランスのヴィシー亡命政権のあったところ)などもいいかと思います。いずれも私の行ったところですが。

    コンスタンツに行かれたのならマイナウ、ライヒェナウ島、メーアスブルクなどはご存知ですね。ボーデン湖の東端リンダウもいい町です。リンダウの少し先にはオーストリアに入りますが音楽祭で有名なブレゲンツがあります。もし帰りがミュンヘンならリンダウからミュンヘンの途中にあるランツベルクもとてもいい町です。

    別の引き出しからまたまた新しいシリーズが始まりましたね。ご主人ともども語学留学なさっていらしたのですか。道理でドイツ語がご達者なわけです。向上心に敬服いたしました。これからも楽しみにしています。

    では、よいプランが出来ますように。

                         ベーム
  • コットングラスさん 2011/02/01 23:20:39
    はじめまして
    ベームさん

    今年の6月にドイツ旅行を計画しています。

    今回訪問するこれまで行ったことのないドイツの町をベームさんの旅行記で拝見させてもらい大変参考になります。

    コンスタンツ、リンダウ、メーアスブルク、ハイデルベルグなどですが、この旅行記のドナウエッシンゲンにはハイデルベルクからコンスタンツへ向かう途中で下車し、訪れたいと思っています。

    そこで、ドナウエッシンゲンの駅にはコインロッカーがあるかどうか教えていただきたいと思います。
    私もいままで多くのドイツの駅を利用していますが、中にはコインロッカーがない駅もありましたのでよろしくお願いします。

    コットングラス








    ベーム

    ベームさん からの返信 2011/02/02 09:52:07
    RE: はじめまして
    > コットングラスさん

    おはようございます。旅行記への訪問有難うございます。
    >
    > 今年の6月にドイツ旅行を計画しています。

    偶然ですね。私もこの6月ドイツに行きます。あるサークルの仲間とのグループ旅行なのでドイツ旅行の定番たるハイデルベルク、ヴュルツブルク、ローテンブルク、ニュルンベルク、ミュンヘンなどを巡ってきます。
    >
    > 今回訪問するこれまで行ったことのないドイツの町をベームさんの旅行記で拝見させてもらい大変参考になります。

    来年あたりは北ドイツを考えています。その時はコットングラスさんの旅行記をおおいに参考にさせてもらうつもりでいます。私の行ったところが殆どコットングラスさんの行かれたところとオーバーラップしていて楽しいです。
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    > コンスタンツ、リンダウ、メーアスブルク、ハイデルベルグなどですが、この旅行記のドナウエッシンゲンにはハイデルベルクからコンスタンツへ向かう途中で下車し、訪れたいと思っています。
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    > そこで、ドナウエッシンゲンの駅にはコインロッカーがあるかどうか教えていただきたいと思います。
    > 私もいままで多くのドイツの駅を利用していますが、中にはコインロッカーがない駅もありましたのでよろしくお願いします。

    記憶には無いのですがその時のメモを見ますと、荷物を駅のロッカーに入れた、となっています。またDBの時刻表にもロッカーありとなっていますので間違いないと思います。
    一度失敗した事があります。シュパイヤーの駅でロッカーはあったのですが全て鍵が壊れていて使えませんでした。しかたなく荷物をごろごろと引っ張って歩きました。ドナウエッシンゲンではそんな事はないと思いますが、万が一使えなくても市街地までは平坦な道を10分ほどですので引いていけないこともありません。荷物の大きさにもよりますが。

    お互い良い旅行になりますように。

                             ベーム
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