2010/04/17 - 2010/04/17
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kuropisoさん
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以前、登山道国道、国道289号線
http://4travel.jp/traveler/kuropiso/album/10185584/
と日本三大酷道(注)のひとつ、国道425号線を御紹介しました。
http://4travel.jp/traveler/kuropiso/album/10254420/
(注)(道路状況の悪い「国道」を酷道と当て字し、
その走破の道を突き進むのが酷道マニア!)
次なる酷道の制覇をしたいと思いつつ、なかなか機会が。。
そこに来ました、このチャンス!
三重から大阪に繋がる国道477号のハイライト、京都市北部の百井別れにチャレンジです。
勝手に「百井別れで死なな(477)いで」ともじった酷道。
「百井別れ(ももいわかれ)」って何?興味ない人は知りませんよね。
別れとは!?。。。
ただの分岐路です。そう、京都の百井という地名にある分岐路だから
「百井別れ」です。
あ、「なんだ、つまんない」って、思わないで下さい!
こんな風にに言うにはただの分岐路ではないんです。
R477は国道です、国道なんですが、
なんと、この477号線を進もうとするとここは切り返しをしないと曲がりきれないんです。
そう!「曲がりきれない国道!!」なんです〜〜
ここの状況を知らずに前の車にくっついて走ると、
前の車がこの百井別れでつっかえるので、気を付けないと追突します。
逆に前走の場合も追突されないように、後続車に気を付ける配慮が必要です。
その先の百井峠に向かう道も正に酷道を体現しています。
・森に吸い込まれるような林道状態。
・舗装が荒れています。
・勾配が尋常ではありません。
勾配が急な為、軽自動車はLOWギアでないと登れないと聞きます。
又、冬は道路凍結に注意しないと真面目に死にます。
道の凍結時に撒く、滑り止めの砂箱が道すがら、何か所も設置してあります。
・峠道区間、離合(すれ違い)もままならない狭路。
急勾配の峡路。対向車が来ると悲惨です。
百井別れ。。。ここの紹介を見たとき、
「ふ〜ん、そこまでいうならチャレンジだ!
絶対、一度で曲がってやるぜ!!」と思いました。
さて、その結果はいかに!?
- 一人あたり費用
- 1万円未満
-
美山、京北方面から鞍馬、貴船方面を目指し、
花背峠を越えます。
右コーナをクリアすると、、 -
ん?看板が見えた!
-
おにぎり(注)と分岐の表示だ!
(注)おにぎりとはマニアの間で呼ばれる
国道標識のことです。
その名の通りおにぎりの形をしているからです。
夜の車窓からですので、
写真のクオリティはご容赦下さい(笑) -
おにぎり表示は477号、間違いない!
「死なな(477)いでだって?
死ぬもんか!!」 -
分岐の表示もはっきりと!
直進は大原、鞍馬方面の府道38号、
目指すは左に曲がる百井方面。
「ふん、そんなコーナー楽勝クリアだぜ」
「後続車に注意」だなんて、
俺の走りについてこれるヤツなんていない!! -
ん、カーブミラーが見える!
「そこっ!」
にゅ〜っと暗闇から軽トラが!
あそこに間違いない。
「いくぜ!」 -
ここのクリアの対策として考えていたのは、
「アウト-アウト-アウト!」
通常、コーナーは「アウト-イン-アウト」
が速い速度を保つ定石だが、
ここは高速コーナではありません。
対向車に注意を払い〜 -
「アウト〜」
-
コーナーを睨みながら更に
「アウト〜」 -
「アウト〜」
ずがぁ〜んん。。。
「アウトォォォォォォ〜」
こんなん曲がれるか! -
「ピィー・ピィー・ピィー・・・」
車内にバックの警笛音が空しく響きます。。
少しバックの切り返し。。。
百井別れの空しいクリア。。
左のリアがドスンと音を立てました。
「え?これでも段差にかかるの?」
底は擦らなかったけど、
これって車高の低い車はやばいでしょ。 -
一度下がって検証します。
お暇な方は大きくして見て下さい。
これが百井別れを鞍馬方面を背(府道38号)に
左が京北(国道477号)、
右が百井峠(国道477号)
路側の白線は国道を無視するが如く真っ直ぐひかれています。
百井峠に向かう道は闇に吸い込まれるようです。
ぐる〜っと廻り込むのですが、
「こんなん、普通車は絶対曲がられへんわ!!」
と負け犬の遠吠えごとき、敗者の弁。 -
もう少し鞍馬方面にバックすると、この標識。
この標識も、先に見た標識も
角度を甘く書き過ぎや〜 -
気を取りなおして
百井別れを再通過。
百井峠に向かいます。 -
右の国道477へ。
「うわ!真っ暗だ!!」
下に落ち込む為、
ヘッドライトで道が照らされません。 -
うっすらと道が。。
-
み、見えた。
うわぁ〜森に吸い込まれるようだ。。 -
暗いのこわいよ〜。
-
ずっとこんな感じ??
こんなの対向車きたらどうすんの??
と思った瞬間、地元の軽トラらしき車が。。
「え〜?この狭くてきつい勾配をバックするの??」
実際、登りが優先のルールに従い、こんな道をバックしました。
暗闇なので後ろが見えず、涙が出そうでした。
この一台だけで良かった。。 -
コーナごと、
「すぅ〜っ」ガードレールが迫ります。 -
前述の滑り止めの砂です。
こんなに沢山設置されている場所は初めてです。 -
どれくらい走ったでしょうか。。
道は狭いままですが、田んぼが現れました。
集落が近いのか? -
分岐です。
道が広くなりました。。
やれやれです。 -
お、地図がある。
見てみましょう。 -
今来たルートを眺めます。
-
そのまま477号を進みます。
大原に入ったようです。 -
道が広くなりました。
-
もう極狭区間は終わったようです。
-
国道367号です。
なんとか死なずにすみました。
ここから途中越、琵琶湖大橋方面へ行く際、
国道477は367と重なった共用区間です。 -
振り返ると・・
これから百井峠に向かう方面、離合困難の表示。。
まさにその通りである。 -
敗者を慰めるがごとく、
桜が咲いていた。。
「向かわれる方、注意して参られい」
敗者談
おわり
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この旅行記へのコメント (6)
-
- シンバさん 2010/04/30 00:33:08
- 死なないで〜!!
- スリル溢れる冒険旅行記ですね〜♪
kuropisoさん 死ななくてよかったー!!!
どうやらこの他にも様々な酷道があるようなので、
死ぬのは、あと3つくらい酷道旅行記を完成させてからにして下さいね〜♪
シンバ
- kuropisoさん からの返信 2010/05/01 01:47:23
- RE: 死なないで〜!!
-
シンバさん、こんばんは。
そうですね〜、三大はクリアしたいです。
っていっても、それぞれ起点から終点はとても長い国道で、
そのうちのリアル酷道部分は山間部。。
私が行っているのはホンの一部分。
本気の方は起点から終点まで走破するので、
本当の酷道マニアの方には失礼なのかもしれません。
あと、酷道は拡張が進み、酷道でなくなるところも少なくありません。
早くしないと次々と酷道がなくなるかも!
でも、この地域の方々はキチンとした道路の整備を
願っていらっしゃるので、酷道をそのままになんて
思うのも不謹慎だったり。
な〜んて、真面目な返事をしたりして。。
まぁ、楽しみながら行ってみます〜。
Kuropiso
- シンバさん からの返信 2010/05/02 01:42:06
- RE: RE: 死なないで〜!!
- なるほど。
道路整備が進めば進むほど、自然とともに酷道は失われていくのですね。
ならば費用対効果を精査した上で必要な道路だけを整備していくという、
現政権の施策は、酷道ファンにとっては喜ばしいことなのですね。
いや、道路整備が進まなかったら、その酷道までの国道も整備されず、
辿り着くのが大変だというデメリットも生じますね。
な〜んて、真面目っぽいけどテキトーなコメントを書いてみました〜
シンバ
- kuropisoさん からの返信 2010/05/02 02:39:02
- RE: RE: RE: 死なないで〜!!
- シンバさん、真面目っぽいのがらしくないです。
って、テキトーってのが、文の間からにじみ出てるのは、
一緒に杯を交わしたから分かります。(笑)
蓮舫議員がここまでの人になるとは
スーパージョッキーの頃を知っているので
驚きの極みではありますが、
テキトーなコメントを書くと仕分けられますよ。(笑)
Kuropiso
-
- JOECOOLさん 2010/04/29 19:54:07
- こういうマニアックな旅行記、大好きです
- こんばんは!
こういうマニアックな旅行記、大好きです。
これがかの「百井別れ」ですね。
R477は部分的に通ったことはありますが、ここは通ったことはないです。
一度、パジェロミニで挑戦してみますね。
敗者になるか、勝者になるか....
by JOECOOL
- kuropisoさん からの返信 2010/04/29 20:53:17
- あざ〜す!! / RE: こういうマニアックな旅行記、大好きです
- JOECOOLさん、こんばんは!
早速、食いついて頂き(笑)有難うございます。(笑笑笑)
って、百井別れって、御存じだったんですか?
知ってるだけでマニアックなのではないですか?
京都の人は知ってるって訳じゃないでしょ??
普通の旅行記は「写真2,3枚で。。」って
思っちゃうんですけど、こういうのはしっかり載せちゃうんですよね。。
知らないうちに酷道マニア道まっしぐら??
さて、スヌーピー号で是非、挑戦してみて下さい〜。
多分、百井峠側から登って、右に回る方が通り易いと思いますので、
まずは左旋回からで。(笑)
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