世界3大瀑布 CATARATAS del IGUAZU（イグアスの滝） ＜アルゼンチン・イグアス＞

1998/01/18 - 1998/01/18

１９９８年１月１８日、世界３大瀑布の一つ、「イグアスの滝」に到着！

ナイアガラの滝では滝が国境線を兼ねており「カナダ・ナイアガラ」と「アメリカ・ナイアガラ」の２つの滝に分かれていた。

この図式はイグアスの滝でも同じらしく、観光客は「アルゼンチン・イグアス」と「ブラジル・イグアス」の２つをめぐらなければならない。

後日談として、ツーリストの評価が高いのはブラジル側の方だが、自分としては幾重にも階段状に広がる壮大な滝を一望できるアルゼンチン滝も捨て難いものがあった。

エリア イグアスの滝周辺(アルゼンチン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

イグアス行きのバスは、非常に整備されたアスファルトの上を滑るように走っていた。

道路脇のうっそうと茂る木々の合間から、時折白く輝くカーテンのような物が遠くに見え隠れしている。

あれが、もしかして・・・

アルゼンチン側のイグアスは、バスのドアが開くと同時に流れ始めた。

「ゴオオオァッ」と、重低音がいきなり車内に飛び込む、暴れまわる。
何の心の準備もないまま眼を向けると、ドアの向こうには世界３大瀑布の一つが広がっていた。
背景が全て滝になっているバス停というのも、なんかすごい！

しかし、以前見た世界３大瀑布の一つ「ナイアガラ滝」では、滝はあくまでも一つだったのだが、ここでは１，２，３、・・

もしかして、イグアスの滝は滝自体の高さや幅で有名なのではなく滝の数で勝負しているのか？

これは、・・・

一つ一つが日本じゃ観光名所になってもおかしくないほどの見事な滝が鈴なりに並んでいる。

この水量！
この高さ！
この響き！
迫力満点！

「水壁」
という表現で正しいのだろうか？

それにしてもものすごい水量だった。

遠くアマゾンの熱帯雨林に降り注いだ大雨がその源流らしく滝の水煙は20mにも達すると言う。

かなりサービス満点の展望所が設置されていた。
滝壺までかなり近寄れる！
安全第一の日本じゃ絶対ない距離だ。

耳をつんざく大音量と共に、目もあけられないほどの水しぶき！

・・・何も見えなきゃ、意味ないぞ。この距離。

滝周辺を巡る観光ルートのあちこちで一端が滝壺のすぐ近くまで延びていた。

ここまで近いと、恐怖感を覚える。

いやぁーすごい！
この水の勢いをなんて説明しよう。

あまりの水音に、耳が痛い！
あまりの水煙に、服が重い！（ずぶ濡れだ）

ナイアガラでも、観光客を乗せたボートが滝のすぐ側まで行くというアトラクションはあった。

そして、ここでも・・
が、しかし、この急流は半端じゃないぞ。

激流に翻弄されるゴム・ボードは、どう見ても観光でやっていい範囲を超えている気がするのだが・・

ボートが激しい流れにゴムをボディをボヨン、ボヨンとたわませながら、どでかいスクリューをフル回転させて滝へ突っ込んだ！

あと少しで観光船が遭難船になりそうな瞬間、ボートは水煙の向こうに消えて行った。

これは素人がやっていいアトラクションなのだろうか？

無数の滝に無数の虹の橋が色を添えていた。

アルゼンチン・イグアスのベストショット。