2010/04/17 - 2010/04/18
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azianokazeさん
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鹿児島県いちき串木野市羽島。4月17日。
自宅の薩摩川内市からはスクーターで20分あまり。
久しぶりにきれいな海が見たくて、休日にちょっとドライブ。
海と温泉、そして、1865年(慶応元年)19名の若者達が大きな夢を抱いて海のかなたを目指した場所でもありました。
翌日18日の串木野浜競馬の様子も追加しました。
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自宅から20分あまり走ると海が見えてきました。
いちき串木野市羽島(はしま)の海岸です。
羽島と言うと、ごつごつした岩場のイメージで、小さい頃、父親に連れられてミナ(巻貝)取りに来た記憶があります。
私としては、ミナはちょっと気味悪い感じもあって、潮干狩りができる砂浜の別の海岸がよかったのですが。 -
そんな岩場がメインの羽島にも、“白浜”と呼ばれる砂浜もありました。写真右手が羽島の集落になります。
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丁度お昼時でしたので、足元近くに押し寄せる波を眺めながら昼食。
天気は上々ですが、東京方面では雪も降ったとかいうこの日、ここ鹿児島では海風が少し肌寒い感じも。 -
秋でもないのに、誰もいない海・・・
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浜の裏手の高台には温泉が。
「白浜温泉みすまるの湯」です。
帰りに寄ってみましょう。 -
羽島の集落に入ってすぐ、歌人、万造寺斉(まんぞうじ‐ひとし)の生家跡の碑があります。
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啄木や白秋と同時代の歌人で、「明星」「スバル」などで活躍したそうです。
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望郷歌
「色黒のふるさと人は荒らけき 濁声なれど性のやさしき」 -
羽島は、日本全国に無数にある静かな漁村のひとつです。
防波堤の先に何かあります。 -
薩摩藩留学生渡欧の碑です。
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薩英戦争に敗れた薩摩藩は、海外の知識・技術の重要性を悟り、慶応元年(1865年)、幕府の鎖国令を犯し、19名の青年(15名の留学生と4名の使節団)をイギリスに送りました。
ここは、その出発の地です。
なお、鹿児島中央駅の正面にある『若き薩摩の群像』の像は、この薩摩藩英国留学生をモチーフとしたものです。 -
留学生の帰国後の活躍、ロンドン留学時に長州藩留学生と出会うエピソードなどは、ワシモ(WaShimo)さんのホームページ(http://washimo-web.jp/Report/Mag-SatsumaStud.htm)に詳しく紹介されています。
個人的には、帰国後「不明」と書かれた人がどんな人生を送ったのだろうか・・・と気になりました。 -
香港からマラッカ海峡を抜け、スリランカのゴール、インドのボンベイ(ムンバイ)を経て紅海に入り、スエズを陸路で越えた後、地中海を横断、ジブラルタル海峡を通ってイギリスへ。
約2カ月の船旅です。
見るもの、聞くものすべてが驚異だったことは容易に想像できますが、言葉も不自由なロンドンで、どうやってくじけず頑張ったのでしょうか? -
「君が為忍ぶ航路と知りながら 今日の別れをいかで忍びん」(畠山義成)
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19名(34歳から14歳)は、この岩場からランチで沖の蒸気船へと船出したそうです。
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集落の奥にある羽島崎神社
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万造寺斉の歌碑。
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「行かもほし悩みいたづき振り捨てて 南の海辺遠きふるさと」
「ふるさとや海のひびきも遠き世の こだまの如し若き日思へば」
「ふるさとの海の砂原小石原 生きてふたたび踏まむ日なきか」 -
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展望台に上がる小道
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展望台からは羽島の漁港が、遠くには串木野の港が見渡せます。
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羽島の漁港
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羽島崎神社の境内
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港付近では獲れたシラスを干していました。
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「白浜温泉みすまるの湯」のある高台からの眺め
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露天風呂からの眺め
お湯につかると、空しか見えなくなるのが少し残念。
温泉に貼られたポスターによると、明日18日は、同じ串木野の海岸で浜競馬があるとか。
どうしたものか・・・。 -
翌18日、同じいちき串木野市の照島海岸で開催された浜競馬の様子。
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昭和33年に当時の荷馬車組合の花見の余興として馬を走らせたのが今日まで続けられているそうです。
照島海岸の約1500mの海岸線を使い、ポニー、輓馬(農耕馬)、サラブレッドなどの種類別にレースが行われます。 -
疾走(迷走?)するポニー。
海の中に向かう馬も。 -
あまり走る気がなさそう・・・
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走らない馬を騎手が引っ張って無理やりゴール。
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女の子も参加
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こちらは輓馬(農耕馬)の部。
少しは様になっているようです。 -
ただ、観客席が遠く、望遠で走る馬を撮影するのはちょっと大変。
何よりレースに緊張感があまり・・・。
もう少し見ていれば、サラブレッド(種馬として余生を送っている馬)なども出走したのかもしれませんが、「まあ、こんなものかな・・・」という感じで、早々に退散しました。
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