マカオ、中世ポルトガルの雰囲気を

2009/05/14 - 2009/05/15

香港からフェリーに乗って、マカオにやってきた。
フェリーは１時間でマカオのフェリーターミナルに到着した。

さて、今回マカオを訪れるにあたって、ほとんど情報を用意していませんでした。
マカオのフェリー乗り場にツーリストインフォメーションがあったので行ってみた。
ここでは、とりあえずシティーマップが手に入った。

マカオでは、このシティマップを助けに観光することにした。

さらに詳しい旅行記や、写真を下記ホームページで紹介しています。
http://eetravel.web.fc2.com/asia/2009_05_travel.htm

エリア マカオ(マカオ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

宿泊しているホテルからセナド広場までは近く、５分ほどで歩いて行くことができた。
このあたりは、コロニアル建築が多く建ち並ぶ雰囲気の良いエリアだ。
既にこのセナド広場も世界遺産に指定されている。
この広場を中心に、このあたり一帯には９箇所の世界遺産に指定された場所、建物が密集しているのだ。
観光客の集まるこのあたり一帯は、道路もタイルで綺麗に整備されている。

この街では散歩の感覚で歩くだけで、世界遺産がたくさん見られる。
まずセナド広場を出発し、世界遺産に指定されている建物に立ち寄りながら、媽閣廟までをゆっくり歩いて行くことにした。
媽閣廟は、島の端の方にあるので遠いように思うが、それほど時間はかからないだろう。

マカオ歴史市街地区は世界遺産に指定されているが、立ち入り禁止区域になったり入場料が必要な場所はないようです。
旅行者にとって世界遺産は観光の対象ですが、マカオ市民にとってここは今なお生活空間そのもの。
建築物に限らず、様式や宗教などの無形文化が街とともに共存しています。
そんな街を、ゆっくりと歩いてみることにより、ポルトガルの西洋文化と中国の東洋文化が混じった不思議な空間を楽しむ。

マカオの通貨はパタカといいます。
微妙な差はありますが、大まかには、1香港ドル＝１パタカです。
香港ドルがそのまま使用できます。
マカオで両替をしようとすると、香港ドルにするのか、それともパタカにするのか聞かれるくらいです。
香港から日帰り等でマカオを訪れる場合などは、香港ドルを使った方が便利でしょう。

マカオの街は観光地だけあって公園やちょっとしたスペースにはベンチが置かれている。
街歩きで疲れたときには座って休憩できるのでありがたい。

狭い街なのでゆっくり見て回っても時間を持て余してしまった。
こんな時は、喫茶店でコーヒーを飲みながら時間を潰すのもよいでしょう。
また、教会の椅子に座って厳粛な雰囲気の中、静かなひと時を過ごすのもよいでしょう。

聖ポール天主堂は日本人も建設に係ったとさている。
火事により焼け落ちてしまい、ファザードのみが残っている。

マカオタワーは２００１年１２月、南灣湖の埋め立て地域にオープンした観光タワーだ。
高さは３３８ｍで、展望台からは、晴れた日には香港や中国本土を見渡すことができるらしい。
ホテルでマカオタワーへ行くバス乗り場とバスの番号を教えてもらい出かける。
１０分程でマカオタワーに到着した。
入場料は８５パタカと、マカオではホテル代に次いで高い出費だった。
エレベーターで５８階メイン展望フロアまで昇る。
既に陽も暮れて、街の明かりが目立ち始める時間だ。
一通りガラス越しに景色を眺め写真を撮ろうと思うが、室内の明かりが窓ガラスに反射し綺麗な写真は撮れなかった。
少し上階の６１階展望フロアまで上がってみる。
こちらもガラスはあるが、外の風がふき込み、少しオープンなエリアとなっている。
（写真は、展望フロアからみたマカオ市街の夜景）

夜のセナド広場の雰囲気です。

電気の灯がタイル貼りの道路に反射してなかなか良い雰囲気です。

昼間はネオンの光も目立ちませんが、夜になるとネオンが輝く町並みへと変わります。

ギャンブルをしない人も、キラキラと光るネオンを楽しめると思います。

カジノの売上高が一時的にラスベガスを抜いて世界一になったマカオですが、観光客から見たイメージはどうなのだろう？
実際マカオのカジノの売り上げ高が多いのは、お金持ちで博打好きの中国人が大きく関係していると思います。
観光で訪れて、はたから見ているだけでは、とてもラスベガスを抜いたとは思えません。
街の大きさ、きらびやかさ、観光客の多さ、エンターテイメント、ホテルの大きさ・豪華さ、どれをとってもラスベガスにかなうものはありません。
と言うか、元々比較の対象にならないくらいラスベガスの方が勝っているのです。
マカオのカジノが抜いたのは、売上高だけなのでしょう。
きっと、ラスベガスへ来る観光客の大半がギャンブル目的とは違うのではないかと思います。