
2010/04/11 - 2010/04/11
400位(同エリア536件中)
冷風扇さん
関東ぐるっと18きっぷの旅。
早朝に自宅をでてまずは桐生で早昼を堪能した後、埼玉に向かいます。
JR両毛線で新前橋にでて、そこから高崎線に乗り換え。
熊谷まで南下して今度は秩父鉄道に乗り換え。
秩父鉄道は18切符では乗れませんが仕方ありません。
今度の目的は行田のフライです。
JR行田駅には観光案内所があり、そこでレンタサイクルも借りられるし、フライマップももらえるようですが、JR最寄りのフライ店はフライとゼリーフライを両方扱っている店がないようなのです。
だから、秩父鉄道で「行田市」を目指します。
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
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「行田市」と書いていながらスイマセン。
お隣の東行田駅です。
というのも東行田の駅近くに100歳の看板娘がいるフライ屋があるという情報を見つけ、ここにしたのでした。
熊谷から行田市も東行田も料金は同じ300円です。
ちなみに駅を降りたら早速ゼリーフライを買い食いしている高校生の男の子を発見!
「おおっ。まさにB級グルメ!」と一人感動していた。 -
お店に入りました。
4人がけのテーブル1つと2人がけのテーブル一つの小さなお店。
「いらっしゃい」と60代前後のおじさんが迎えてくれました。
あれ?看板娘亡くなったのかな?とちょっぴり心配。 -
電車の旅だからこんなこともできちゃいます。
地元中・高校生の部活帰りの買い食いアイテムであろうと、大人はビールのつまみに頂きます。
きんきんに冷えたビールと一緒に柿ピーをだしてくれました。
グラスもわざわざ冷やしてくれる手の込みよう。
目の前の座敷のテレビではデーゲームで巨人戦をやっていました。
厨房入口にはのれん代わりに巨人のタオルが画鋲で留めてあって、「おじさんのテレビ観戦を邪魔したんかいなぁ」と思ったりした。スイマセン。変な時間に来て。 -
はい、これがフライです。
「はい、おまちどう」と出された時にはちょっと驚いた。
フライの見た目に驚いた訳ではありません。
ビールを飲みながら待っている間、厨房からは野菜を切っているような音と何かを混ぜているような音がする以外、取っても静かだったからです。
そのうち別のお客さんが入ってきて新たに注文が入りました。
「一緒に作るのかな?」なんて思っていた矢先に、
「お待ちどう」だったのであります。
ええ?音もなくできあがってる?なんで? -
ところは、フライというのは何かというと、小麦粉を水で溶き、鉄板で薄く焼きながらネギ・肉などの具を入れるもの。
富が来る「富来」、行田が布の産地だったことにちなんだ「布来」といった語呂合わせからきたのだとか。昭和初期、足袋の工場で働く女工さんが休憩時間に食べて広まったそうです。
こちらのお店はフライに桜エビが入っていることが特徴。
キャベツの少ないお好み焼きというかねっとりとして分厚いクレープというか、不思議な食感です。 -
こちらはゼリーフライ。
音もなく出てきてびっくりした第2弾。
ジャガイモとおからを混ぜて揚げたもの。
小判型をしているので「銭フライ」と呼んでいたところ「銭」がなまって「ゼリーフライ」だそうで。
揚げ物なのにじゅわーーっていう揚げ油の音が全くしなかったので、「注文はいってから作るのかな?」って思っていたんです。そしたらいきなり出てきてびびった。
つまり、作り置きしておいた物を再調理するのかな?って思いました。 -
揚げたわけでもないのにちゃんと温かく、外側はちょっとカリカリな感じ。
そして中の具の食感がとっても面白い。
小麦粉でつないででもあるようにねっとりしているんだけど、でも、味はジャガイモなんです。
おからが入っていると聞いていたので、コロッケよりもぽそぽそしているのかと思っていたのです。
http://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20030508a/
こちらのURLにあるように、やっぱりつなぎに小麦粉を使っていたみたい。
ちなみに味つけは全体にソースを絡めてありました。
ちょっと甘めでさらっとしたソースは群馬のソースカツ丼のソースにそっくり。
関東北部の方ではこの味が郷土の味なのかなと思いました。 -
お店の外観です。
東行田の駅から徒歩3分。
かどやさん。日曜定休だそうです。
食べ終わる直前に座敷の向こうから現れました。看板娘が。
「お水かお茶いりますか?」という店主を見て「私がやる!」とぐいぐい出てきます。
いれ終わったお茶を看板娘にはいと渡すと、
「どうぞ〜」とお茶をくれました。
たぶん、今まで昼寝でもしていたんだろう。
最後は看板娘に見送られながら店を後に。
いや〜健在でよかった。ほのぼのしましたよ。 -
またゼリーフライです。
こちらは違うお店のカレーゼリーフライ。
(普通のゼリーフライは売り切れていた)
かどやさんの様にフライとゼリーフライが両方食べられる店は少なく、ゼリーフライはお弁当やなどのテイクアウトのお店に並ぶのが普通みたいです。
なんせ部活帰りのおやつですから(勝手に決めるな)。
テイクアウトものなので冷めていますが、
冷めていても充分美味しかった。
カレー味で味が濃いめなのもよいのでしょう。
晩ご飯前のつなぎに食べるおやつとしては栄養もたっぷりで申し分ないでしょうね。 -
どこで買い食いしたかというと、
東行田と行田市駅の間にあるかどや豆腐店です。
お豆腐やだからおからが山盛りにでますもの。
ただ、全てのおからをゼリーフライにしたら
大変なことになるので、ほんの少し売れる分だけ作っている感じでした。
その他おからドーナツなども売ってました。
試食させてもらったのに買わなくてごめん。 -
最後にいきなり東松山です。
東松山だけはJRの駅がないので18きっぷからはずれてしまいますが、ここは焼き鳥が有名なので、埼玉を回る締めはやっぱり外せなかった。
行田市から熊谷に出て、熊谷からバスに乗るのが最短ですが、18きっぷの旅なので、熊谷→大宮→川越→東松山とぐるっと回りました。
川越と東松山間のみ東武鉄道に乗車です。 -
東松山の焼き鳥は、焼き鳥といっても鶏ではなく、豚の頭なのだそうです。
食肉解体業の方から薦められて使い始め、そのまま焼鳥として扱って来たそうです。
おまけに付けて食べるのがこの辛子味噌。
真っ赤な色をしていますが、ちょっとピリ辛なだけで、見た目よりも辛くはありません。
詳しくは、東松山焼鳥組合のHP(http://www2.tbb.t-com.ne.jp/yakitorikumiai/index.html)をご覧ください。
ちなみにやきとりマップはダウンロードできますが、東松山の駅にちゃんとおいてあります。 -
「みそは直接付けて食べた方がいいですよ」
とお店の人にアドバイスされてずらーーっと塗ってみた。
これだけ一杯付けても大丈夫なんですが、塩分が取りすぎになるといけないのでつける量は慎重に。
ちなみにこのお店の串物はつくねだけが鶏のつくねだった。後はみんな豚。
豚のロースやバラなどの普通にスーパーで売られている肉はなく、カシラやシロなどの串焼きばかり。
今では珍重されますが、昔は捨てられていたのかなぁ?なんて思いました。ホルモンみたいに。 -
川越で買ったおせんべい。
川越といえばさつまいものお菓子だが、甘い物の気分ではなくおせんべいをかった。草加せんべいも埼玉だ。(写真は草加せんべいではないが。念のため。)
東松山の焼鳥屋は閉店時間が早めでした。
この前の静岡旅では、終電ギリギリになったけど、今回は余裕でありました。
あまりに余裕だったので、川越に出てから、高麗川、八王子と、川越線、八高線を使って帰りました。
連れは「八高線が電化していたなんて知らなかった!」とゆってましたが・・・したんですよ。でも大分前だよ?私が学生の時の気がするけど。
夜も遅くがらがらの八高線にガタゴト揺られながら、かじるせんべい。これで今回の18きっぷは終了です。
私の学生時代はとにかくみんな車やバイクを持ちたがったので、関東近郊はいつも車でした。
電車でぐるっと回るのものんきでいいもんでしたよ。
(なんせみんなで飲めます。これ大事です。)
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