2010/04/08 - 2010/04/08
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ソフィさん
2010年4月8日(木)
このように、私と本四架橋との関係は、浅からぬものがある。
もう二十年以上にも、なるだろうか。
明石大橋辺りの景観設計にも、いろいろな相談を受けて、私なりにも知恵を絞ったものだった。
小豆島、高松を望んで、瀬戸大橋。
小学校時代の恩師井上先生が眠っておられる、讃岐の山々が懐かしい。
ゴルフ場が目立つ松山周辺を過ぎれば、もう佐田岬半島だった。
飛行高度が、低めなのだろう。
村々、街々に住む人たちの息吹が、生き生きと窺われる感じがする。
その昔エジプトのカイロからギリシャのアテネまで、ジェット機の予約を、航空会社の反対を押し切って、低空を飛ぶ上葉プロペラ機に替えたことがあった。
真っ青なエーゲ海の白い島を、次々に感動しながらの飛行に、われを忘れてウットリ見とれ続けたことを思い出す。
突起の多い日豊海岸を越え、大分市を過ぎれば、阿蘇の群岳は指呼の間にある。
飛行機の飛行高度はすっかり低くなって、中岳の噴煙には手が届きそうだ。
そして飛行機は、飛行場の上空を西に行き過ぎてから、機首を東に向け直しUターンして、無事定刻阿蘇・熊本空港に到着する。
大阪から熊本まで、飛行時間は50分。
光景の変化を追いながら思い出にふけっていると、アッと思ううちに着いてしまった感じがした。
滑走路の先方には、阿蘇の雄大な嶺の連なりが、期待通りにわれわれを迎えてくれる。
私は、この風景が大好きだ。
何かしら、故郷に戻って来たような感じがする。
いつも御来訪、有難うございます。
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(片瀬貴文)
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