2007/08/27 - 2007/08/28
106位(同エリア260件中)
京妓さん
バッハと言えばライプツィヒ!
ライプツィヒ・メッセも終わり、ようやくホテルが取れました。
忘れられていたバッハのマタイ受難曲をよみがえらせたメンデルスゾーン、
メンデルスゾーン宅のご近所に住んでいて交流のあった
シューマン夫妻など、音楽家の足あとが沢山残っている街です。
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子供のころ、ピアノを弾いていたのですが、
どうしてもヨハン・セバスティアン・バッハが好きになれませんでした。
運指が難しいばかりで、弾いていて全く楽しくなかったんです。
ところが、大人になって音楽史や曲の構造など色々知るにつれ、
今度はたまらなくバッハが好きになり、
好きと尊敬が高じて、足跡を辿ってみたくなりました。
というわけで、没後257年目(なんと半端な…)の追っかけの旅です。
バッハの生涯に沿って順に辿れていないところや
ときどき脱線して普通のドイツ観光に走っているあたりは、
現世の諸事情ということで見逃してください。
-
【 8/27(月)】
エアフルトから移動してきました。
ホリデーイン・ガーデンコート・
ライプツィヒ・シティーセンター208号室
今日から7泊します。
私は騒音にめっぽう強く、どこでも眠れる体質ですが、
この部屋は路面電車に面した2階で
夜中までガタゴト騒音が響くため、
さすがに時々目が覚めてしまいました。 -
【野外クラッシック・コンサート】
夕方に到着したので、
今日はトーマス教会だけと出掛けて行ったら、
教会前の広場が、ものすごい人だかり…。
無料の野外コンサートでした。
ちなみに、左上がトーマス教会前のバッハ像。
またもや 「バッハ像と私」の自分撮り写真ばかりで
きちんとした写真がありませんでしたので、
←小さいですが、ここで紹介しておきます。 -
【野外クラッシック・コンサート】
わざわざ調べて行かなくても、
何気なく歩いていると、ふとしたタイミングで
クラシック音楽に出くわすような街です。
着いて早々にこれですから、テンション急上昇! -
【野外クラッシック・コンサート】
-
【トーマス教会】
バッハが
1723年(38歳)〜1750年(65歳)まで
カントールを務めた教会です。
←これは後陣のパイプオルガンですが、
反対側の前方祭壇には
バッハの遺骨が埋葬されています。
今日はもう遅いので、後日ゆっくり見に来ます。 -
【 8/28(火)】
ライプツィヒのニコライ教会。
淡いピンクの円柱と、淡いグリーンの天井部分が
やわらかい雰囲気を出しています。
そんな雰囲気からは想像もつきませんが、
毎週ここで行われていた平和の祈りの集会は
東ドイツの民主化を求める月曜デモとして
徐々にふくれ上がりました。
やがて警察が介入するほど規模の大きなものとなり、
1989年にベルリンの壁崩壊のきっかけを生んだそうです。 -
【ニコライ教会】
バッハとトーマス学校の聖歌隊は、
トーマス教会だけでなく
ニコライ教会の礼拝も担当していました。
しかも、毎週日曜の礼拝ごとに新しいカンタータが必要。
曲作りの大変さはもちろん、
コピーのない時代の写譜作業、
聖歌隊の子供たち相手の練習…
こんな激務が毎週繰り返されるなんて
息詰まるヒマすらなさそうですね。
ライプツィヒの街を歩いてみるとわかりますが、
トーマス教会とニコライ教会は、すぐご近所。
バッハと聖歌隊が、
2つの教会を行ったり来たりする様子が目に浮かびます。 -
【ニコライ教会】
土曜の夕方に
パイプオルガン・コンサートが行われるようです。 -
【ライプツィヒ旧市庁舎】
ぼやけてしまいましたが、
「バッハが誓約書に署名した円卓」です。 -
【ゲーテの銅像】
ライプツィヒは
ゲーテゆかりの街でもあります。 -
【アウアーバッハス・ケラー】
メードラー・パサージュの地下にあります。
ゲーテが通っていた酒場であり、
「ファウスト」にも登場します。
お店の入口には、
ファウストの像が向き合っています。
これと、 -
【アウアーバッハス・ケラー】
これ。 -
【アウアーバッハス・ケラー】
店の奥の方に入ると、天井や壁に
ゲーテの「ファウスト」の場面が描かれていますよ。
日本の森鴎外もここを訪れています。 -
【アウアーバッハス・ケラー】
ランチもやっています。
ポーク&マッシュルームの赤キャベツ添え
(9.80ユーロ)
大きなポテトは、ふかしたものではなく、
モチモチの「いも団子」でした。 -
【トーマス教会】
広場と反対側から撮ったものです。 -
【トーマス教会】
祭壇。
階段を上がったところをご覧ください。 -
【トーマス教会】
バッハのお墓です。
いくら職場だったとはいえ、
教会の祭壇に埋葬される音楽家は稀ですよね。
亡くなった後は聖ヨハネ教会に埋葬され、
徐々に人々からも忘れられていったそうですが、
その後、発掘されてトーマス教会に納められました。 -
【トーマス教会】
トーマス教会には、パイプオルガンが2つあります。
1つは、通常の礼拝に使われる後陣のパイプオルガン。
もう1つは、祭壇に向かって左手側の
←この真っ白なバッハオルガン。
バッハの曲を演奏する時はこれを使用します。
中央にバッハのマーク(家紋?)がついています。 -
【トーマス教会】
ステンドグラスの中央をご覧ください。
バッハの肖像画です。
そして、同じタイプのステンドグラスで
メンデルスゾーンのものが隣に並んでいます。 -
【バッハ記念碑】
トーマス教会脇の緑地にあります。
建設資金の一部は、メンデルスゾーンからの寄付だとか。
メンデルスゾーンは、
バッハの死後、忘れられていた「マタイ受難曲」の
楽譜を発掘して、没後79年目にして演奏にこぎつけ、
バッハを復興させました。
その功績を称えて合掌…ヘンな東洋人に見えたかな?
トーマス教会前の有名なバッハ像もいいですが、
ぜひこちらもご覧あれ。 -
【バッハ記念碑】
バッハはもちろん偉大ですが、
メンデルスゾーンのおかげでもあるんですね。
明日、メンデルスゾーン・ハウスへ行ってきます。 -
【トーマス学校】
トーマス教会の隣には
寄宿制だった旧トーマス学校があり、
バッハ一家もそこに住んでいました。
1902年に焼失し、
跡地に現在のトーマス学校が建っています。
←1723年から1750年までバッハが住み、
活動していた旧トーマス学校があったことを示す碑。 -
ライプツィヒの街のあちこちに、
バッハの存在を示す碑があります。 -
【トーマス教会前の広場】
このフルートとチェロのトリオ、数日にわたって、
街のあちこちで演奏していたのですが、とにかく上手!
ライプツィヒという土地柄を意識してなのか、
ほとんどがバッハの曲。
私は普段、路上演奏の人にチップをあげたりしませんが、
このトリオの演奏に出くわす度に
端っこに座って聴き入り、
楽器ケースにチップを投げ込んできました。 -
【カフェ・バウム】
-
【カフェ・バウム】
ザッハトルテ 3.50ユーロ
カフェバウム・スペシャル 4.65ユーロ
最初、フォークをケーキに刺して持って来られた時は
嫌がらせなのかとドキドキしました。 -
【トーマス教会 コンサート】
19:30からトーマス教会の現オルガン奏者による
パイプオルガン・コンサート(10ユーロ)。
もちろん、バッハの曲も含まれています。
祭壇にバッハのお墓があるので、
バッハと一緒に、バッハの曲を聴いているような
不思議な感覚になります。 -
【 8/29(水)】
ライプツィヒには、バッハ以外にも
著名な音楽家にまつわる施設がいくつかあります。
その1つ、メンデルスゾーン・ハウス。
この建物の2階です。
入場料3.50ユーロ。
館内の写真を撮りたい場合はプラス1ユーロ。 -
【メンデルスゾーン・ハウス】
実際に歩いてみるとわかるのですが、
シューマン夫妻の家が徒歩圏内にあります。
当時の交流の様子が
目に浮かぶかのような錯覚がおきます。 -
【メンデルスゾーン・ハウス】
デスマスクでしょうか。
メンデルスゾーンの絵や彫刻は、
どれもあごが細い面立ちですね。 -
【メンデルスゾーン・ハウス】
音楽家の 「手」 には興味津々で見入ってしまいます。
興味のある方は、
ショパンの手と比べてみてください↓
http://4travel.jp/traveler/korinori/pict/20202796/ -
【メンデルスゾーン・ハウス】
楽器、楽譜、書簡などが展示されています。 -
【メンデルスゾーン・ハウス】
庭には胸像があります。
絶妙なバランスで立ってますよね…。 -
【メンデルスゾーン・ハウス】
胸像を見ようと庭を歩いていたら、
←この花が 「バキッ」という音を立てて
根元から折れました。
こんな太い茎で枯れてもいないのに、な〜ぜ〜? -
【ゲヴァントハウス】
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラ本拠地。
メンデルスゾーン・ハウスのすぐそばにあります。
建物正面の噴水 「メンデの泉」はゴージャスですよ。 -
【ゲヴァントハウス】
メンデルスゾーン像…なんと細身なんでしょう。
1835年にゲヴァントハウス・オーケストラの
楽長に就任しています(〜1843年)。 -
【ゲヴァントハウス】
シューベルト像。
ちなみに、メンデルスゾーンは
バッハの曲だけでなく、
シューベルトの曲も復興させています。
メンデルスゾーンって
温故知新を絵にかいたような人物ですね。 -
【ゲヴァントハウス】
内部見学はできませんでしたが、
ホールが100分の1サイズのミニチュアとして
展示されていました。
3代目となる現在のゲヴァントハウスは
1981年に再建されたものです。
(2代目のゲヴァントハウスは
1944年2月に空襲にて焼失) -
【ゲヴァントハウス】
昔のコンサートホール。 -
【ゲヴァントハウス】
初代のものでしょうか。
サロンという雰囲気ですね。 -
【ゲヴァントハウス】
昔のライプツィヒ市内の地図。
・バッハが眠るトーマス教会
・メンデルスゾーンが住んでいた家や
指揮者を務めたゲヴァントハウス
・シューマン夫妻の家
これらが、全てこの区画におさまっています。
ライプツィヒってすごい街ですね〜。 -
【ゲヴァントハウス 天井画】
ロビーの天井画。
ユニークなタッチで描かれています。
指揮者と、飛び出る金管楽器。 -
【ゲヴァントハウス 天井画】
ティンパニー奏者。 -
【モーリッツ城塞】
ゲヴァントハウスの裏手を歩いていたら、
城塞の地下に、賑わっているカフェを発見。
その名もBARBAKANE=中世の城の周囲の砦。 -
【カフェ BARBAKANE】
ここのクリームパスタ、
日本人の口に合うと思います。 -
【聖ヨハネ教会跡】
バッハは死後、今のトーマス教会ではなく、
聖ヨハネ教会に埋葬されました。
墓碑もないような状態だったとか。
後年になって掘り起こされ、
トーマス教会の祭壇に移されたそうです。
掘り起こした場所くらいは印が残っているのかと思って
行ってみたのですが、だだっ広い芝生でした。
グラッシィ博物館(正面の建物)の裏手は
今も聖ヨハネ教会墓地なので中を歩いてみましたが、
それらしき場所は見つけられませんでした。 -
【ブルーベリー】
ドイツでは、赤、青、オレンジ、黒、
いろんな色のベリーをたくさん見つけました。 -
【シューマン・ハウス】
現在、この建物には
幼稚園など複数の施設が入っているため、
入口を見つけるのに一苦労。
門の付近に幼稚園ママ集団がいたので
ズカズカ入って行ったら怪しまれるかと思い、
しばらく躊躇…。
おそるおそる近づいて、
シューマン・ハウスの入口を訊ねたら、
あっさり教えてもらえました。ホッ。 -
【シューマン・ハウス】
ロベルト・シューマン -
【シューマン・ハウス】
クララ・シューマン。
ライプツィヒを訪れた数年後、
映画 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」を観ました。
音楽作品だけでなく、
ロベルトとクララとブラームスの関係を知って
ここに来ると、より興味深いと思います。 -
【シューマン・ハウス】
-
【カフェ・カンドラー】
散歩しながら、トーマス教会に戻ってきました。
向かいのカフェでひと休み。
バッハトルテ 2.45ユーロ
カフェ 2.30ユーロ
Bachという文字のチョコプレートが乗っているだけの
普通のケーキとわかっていても、
「せっかくなので記念に」と注文。
ホントにお店側の思うツボですね…。 -
【トーマス教会】
何となく1日の終わりはここに来てしまいます。
明日は、バッハが1717年から宮廷楽長を務めた
ケーテンへ行きます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ありママさん 2010/04/13 15:57:01
- 理想の旅行
- コリノリさん、はじめまして。
ARICと申します。
【バッハの足跡を辿る旅】と言うタイトルは、私が夢見ている旅行です。
もう十数年前から、バッハの足跡を訪ね、縁ある教会でバッハの作品を聞く旅行をしたい、と夢見続けています。
なのに3年前のドイツ旅行では、オペラメインだったので、ライプツィヒにしか行けませんでした。
しかも、ろくにガイドブックなどで下調べせずに行ったので、勿体無い時間を過ごしました。
アイザナッハからライプツィヒまで、バッハが生活した全ての街を見て回る旅は老後の楽しみになってしまいましたが、次は入念に下調べをして行こうと思います。
しばらくしつこくお邪魔すると思いますが、よろしくお願い致します。
- 京妓さん からの返信 2010/04/13 20:49:32
- RE: 理想の旅行
- ARICさん
はじめまして。
旅行記を読んでメッセージを残してくださり、ありがとうございます。
(投票して下さったのもARICさんでしょうか? ありがとうございます)
> 【バッハの足跡を辿る旅】と言うタイトルは、私が夢見ている旅行です。
>
> もう十数年前から、バッハの足跡を訪ね、縁ある教会でバッハの作品を聞く旅行をしたい、と夢見続けています。
そうなんですか?
同じことに興味を持っている方がいるとわかり、とても嬉しいです。
> なのに3年前のドイツ旅行では、オペラメインだったので、ライプツィヒにしか行けませんでした。
> しかも、ろくにガイドブックなどで下調べせずに行ったので、勿体無い時間を過ごしました。
あらら、それは残念…。
でも、ドイツでオペラ鑑賞とは羨ましいですね。
> アイザナッハからライプツィヒまで、バッハが生活した全ての街を見て回る旅は老後の楽しみになってしまいましたが、次は入念に下調べをして行こうと思います。
先々に楽しみな目標があるって素敵ですね。ぜひぜひ実現なさってください!
【バッハの足跡を辿る旅】と大きな看板を出してしまったのですが、
実は行けなかった土地もありまして…
いつか第2弾を企画して、全てを回りたいと思っています。
> しばらくしつこくお邪魔すると思いますが、よろしくお願い致します。
どうぞ何度でもお越しください。大歓迎です!
観光地の旅行と違って、ちょっとマニアックな旅ですし、
誰かに読んでいただけるなんて思っていなかったものですから
すごく嬉しいですし、旅行記を作った甲斐があります。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
コリノリ
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