政令指定都市・相模原誕生／前編 ‐紫色の初恋‐かたくりの里～津久井湖

2010/03/22 - 2010/03/22

４月１日、相模原市が全国で１９番目の政令指定都市に昇格します！
これにより区制が施行され、相模大野を中心とした南区、相模原を中心とした中央区、そして橋本から西の津久井・相模湖・藤野地域を統括する緑区の３区が生まれます。
東京のベッドタウンとして、また大学都市、宇宙科学研究都市としても知られる相模原市。
でもなんだかピンと来ない都市だなぁという人も多いのでは？
ということで今回は、相模原市のなかでもとくに魅力的なスポット豊富な緑区にスポットを当てて、新政令市・相模原を紹介しま～す。
ということで本日のテーマ、相模原市緑区！

エリア 津久井湖・相模湖(神奈川)

ＪＲ横浜線を橋本駅で降りました。
新しい緑区で最も栄えてる地区で区の東端に位置します。
今日はここから緑区を西へと進みます。

あちこちに政令指定都市昇格を祝う垂れ幕。
これにより我が神奈川県は横浜・川崎・相模原と３つもの政令市をもつ県になります。

「見晴らしがいい都市」というのがキャッチフレーズ。
僕の場合、相模原市は小田急沿線の南区相模大野へ行く機会はあるのですが、北部の橋本の方へ来ることはまずないかなぁ。

橋本駅前のサティ。
なんでもこの建物が、緑区役所として使われるという話です。

神奈中バスの一日乗車券を１０００円で入手。
これで神奈中のバスは全線乗り放題！
今日はいくつもバスに乗ることになりそうなのでお得です。

まずは春の相模原の名所・城山かたくりの里へ。
バスに乗り水戸黄門の印籠のように一日乗車券を見せるも、それはだめだと言う。
え〜、なんでぇ、これ神奈中のバスじゃん…！
運転手の話ではこれは特別な臨時バスだから一日乗車券は使えないんだそう。
いきなり騙されたような気分になりながら、しぶしぶ２２０円を払いました。

バスは中高年客を中心にほぼ満席。
途中の道沿いに石垣島でよく見かけたココストアがあって、ちょっと珍しい。

バスでちょっと来ただけなのにのどかな雰囲気…。

かたくりの里は駐車場もいっぱいで、なかなかの人気スポットのようです。

入り口で売ってた雪割草。

この辺にはイノシシが出没するらしい。

この城山かたくりの里は個人のお宅の山林で、花の時期だけ一般に開放してるんだそうです。
なので狭い家の間を抜けていくことになります。

日を浴びるとちの実。

この地域からは土器なども発掘されてるとのこと。
そういえば相模原はけっこう遺跡が多いのです。

入口の広場では花卉のほか、相模原の特産品なども売ってます。

サトイモの八ツ頭。

姫こぶしが咲いてます。

入園料は５００円。
観光スポットぽくない雰囲気が良いですね。

なんかホッとする小屋。
寒い日はストーブが灯るそう。

一昨日はダニエル・カールさんが来園したんだって。
この模様は４月３日夜７時からのテレビ東京の旅番組で紹介されますよ〜。

「しょうじょうばかま」というユリ科の花。
こんな花あるんですね〜。
しょうしょうばかな僕は知りませんでした。

そしてお目当てのかたくりの群落です！
山の斜面一帯にかたくりが咲き誇っています。

かたくりは午後に見るのがいいって聞きましたが、午前でもじゅうぶん綺麗な咲き方です。
派手な美しさではないんだけど見てると吸い込まれていくような素敵な花です。

かたくりの花は垂れ下がってるので、しゃがんで写真撮らなくてはなりません。

写真好きそうな皆さんが熱心に撮影…。
僕は綺麗な写真を撮りたいとかいう野心がとくにないので、適当にデジカメで撮っただけです（笑）。
かなり浮いてるな〜、自分。

個人の山林と聞いてたので狭いところなのかと想像してたら、めっちゃ広大なところです！
こんな広大なかたくり群落を保有してるなんてどんな人だろう？

かたくり以外にも春の花がいっぱい咲いてるんですよ〜。

「デジカメで撮ると光っちゃうからだめだよ〜」とどこかのおじさん。
確かに光る、光る。
でも春らしく明るい写真になっていいじゃない、とか素人の考え…。

かたくりの花言葉、「初恋」です。
花を見てると、少し切なさを感じてきますね。
初恋の花かぁ…。

昨日は強風の一日だったのですが、かたくりも耐えてくれたようです。

白いかたくりの花を見つけました。
これも初恋の雰囲気にぴったりですね。

神奈川でも桜が開花した日。

写真の展示をやってました。
黄色いかたくりは４月から見頃になるようです。

ミツマタの花。

「ぼくはんつばき」です。
なんだか南国っぽい花！

木に施されたデコレーションのようで可愛らしい。

同じかたくりの花でも。

撮り方で随分と印象が変わる。
春の相模原、なかなか良いところでしょ。

かたくりの里を出て、津久井湖まで歩きます。
城山湖経由のハイキングコースもあるようだけど、あまり時間もないので近道で。

田んぼのあるのどかな地域から新興住宅地へ。
いかにも相模原らしい街並みです。

町の小さな青果店。

途中で見かけた中学校。
時計塔が独特な校舎です。

津久井湖に着きました〜。
相模川に作られた人造湖です。
湖水は綺麗とは言えないけど、なかなか悪くない景色。

展望台へ上がると、城山ダムがありました。

このダムによって津久井湖は生まれました。

近くの城山公園へ。
ここもいろいろな花が咲いていて綺麗な公園。

桜はまだ蕾が多かったのですが、菜の花などは綺麗でした。

津久井湖は、週末に日帰りで家族で遊びに行く場所って感じですね。
やはり湖畔には家族連れの姿が目立ちます。

園内の観光センターでは地元産の野菜などが売られてます。
相模原ってこんなに農業が盛んな場所なんだね〜。

ここ津久井はうどんも名産なんです。
讃岐うどんとは違い、細〜いのが特徴。

昼食をとれそうな所を探す。
が、あまり美味しそうでないそば屋があるだけ…。
まあたまには、と観光センターでかつ丼弁当を買って食べました。
地元の割烹が作ったというかつ丼。
出前の味って感じでまあまあ…。

丹沢あんぱんなんてのも。
これは玉露でした。

観光センター前からバスで相模湖へ向かいます。
だけど、道が混んでるせいかバスがいつまでたっても来ない…。
この道けっこう渋滞するんだよなぁ。
１０分以上も待たされてやっと来ました。

これでようやく一日乗車券を使えました。
なんとか元を取らなくては！

終点は小さなバスターミナル。
ここが「三ヶ木」というところ。
みかげ、と読みます。

この三ヶ木がちょうど津久井湖と相模湖の中間点ですね。
ここから相模湖へ向かうバスに乗り継ぎです。
前のバスが遅れたせいで、ここでも３０分くらい待つことに…。

この旅行記へのコメント （2）

• ゆういちろうさん 2010/03/30 21:32:24

  初戀

  がりさん、こんばんは〜。
  
  カタクリの花言葉が初恋だったとは知りませんでした。
  でも確かに言われてみれば、
  そのうつむき加減の姿が、
  はにかんだ少女を思い出させるかも知れません。
  
  ちなみに「初恋」と聞くと
  高校時代に流行った斉藤由貴さんの「初戀」を思い出し
  胸がちょっとキュンとなります(爆)
  まっ、がりさんは知らない歌でしょうけど(笑)
  
  カタクリにミツマタ、コブシに菜の花など
  春の便りをありがとうございました。
  
  
  ゆういちろう

  がりさん からの返信 2010/03/30 23:21:54

  RE: 初戀

  ゆうちろうさん、こんばんは！
  
  > カタクリの花言葉が初恋だったとは知りませんでした。
  > でも確かに言われてみれば、
  > そのうつむき加減の姿が、
  > はにかんだ少女を思い出させるかも知れません。
  
  想像力を働かせてくれる綺麗な花ですよね〜。
  はにかんだ少女…、確かに花を見てるとそんな姿が思い浮かびますね。
  ちなみにカタクリの花言葉には「嫉妬」や「寂しさに耐える」というのもあるんだそう。
  儚げな初恋を想起させる花です。
  ですが、その初恋の可憐な花を男達が一心不乱に撮影する姿が頓狂で、あまり思いに耽ることはできなかったのですが（笑）。
  
  > ちなみに「初恋」と聞くと
  > 高校時代に流行った斉藤由貴さんの「初戀」を思い出し
  > 胸がちょっとキュンとなります(爆)
  > まっ、がりさんは知らない歌でしょうけど(笑)
  
  斎藤由貴さんは知ってますよ〜。
  曲までは知りませんでしたが…（笑）。
  今も胸をときめかせる曲なんて素敵ですよ！