2009/03/05 - 2009/03/07
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世界攻略者さん
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スリランカで象が見られる場所といえば、キャンディ近郊ピンナワラの象の孤児園とコロンボのデヒワラ動物園があります。それぞれの見所を探ってみました。
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===ピンナワラ 象の孤児院===
[アトラクション]
まずはピンナワラの象の孤児院(孤児園)から。キャンディからバスを乗り継いで2時間くらいのところに施設はあります。名前の通り孤児院ですので、親を失った子供の象や体にハンディを負った象が飼育されています。ここでは、象がショーや芸をすることはありません。そのかわり、小象の哺乳や川での水浴びといった象の日常生活を、間近で見ることがアトラクションになっています。入場料は外国人の大人で1250ルピー(約1000円)。
入り口のスケジュール(写真)を見ると、
8:30 開門
9:15 哺乳タイム
10:00-12:00 川で水浴び
1:15 哺乳タイム
14:00-16:00 川で水浴び
17:00 哺乳タイム
18:00 閉門
となっています。ツアーなどは、哺乳と水浴び両方見られるようなタイミングでやってきます。 -
[チケット]
実は象の生活する孤児院の敷地と水浴びする川は300mほど離れています。その間を一般道路が走っているため、一旦外に出ることになります。そのため、チケットは孤児院に3回、川辺に2回に入れるようになっています。写真は「川(river)」一回分もぎられたチケット。こういう仕組みだと、使用済チケットの売買という発想が出てきます。残念ながらこのピンナワラはツアー客中心のため、売り買いする相手を見つけるのは大変です。 -
[孤児院の中]
それでは孤児院の中に入ります。公園を過ぎ、ずっと奥まで進むと開けた場所(写真)があります。ここで象が放し飼いされているのですが、観光客はこのエリアに入ることができません。「進入禁止」の看板の手前で、遠くにいる象たちを眺めるだけです。ただ、何頭かの象はすぐ近くにおり、象使いが「象にさわれるよ」と誘ってきます。小遣い稼ぎです。(200ルピー) -
[川へ移動]
自由気ままに過ごしていた象も、水浴びの時間が近づくとだんだん公園側に寄ってきて整列をはじめます。そして、ラッパの合図と共に数十頭の象の行進が始まります。この時間を待っていた象たちは、園内の通路を一気に駆け抜け、一般道路を超え(写真)、みやげ物屋が並ぶ道を通って川へ向かいます。観光客は安全のため道の脇に寄るよう指示されますが、すぐそばでこの大移動を見ることができます。お気づきのように、道路にいればチケットを買わなくてもこの光景を見学できます。ただ、ピンナワラは辺鄙なところにあるので、ここまで来たらチケットを買ってすべて楽しむのが正解でしょう。 -
[水浴び]
川では、象が思い思いに水遊びを楽しみます。川沿いにはテラス席(写真)のあるカフェが並び、そこからのんびり象を観察するというのが基本的な楽しみ方。ヨーロッパからの団体客が多いようです。カフェのドリンクや料理の料金は恐ろしく高いですが、何も注文しなくても特に文句は言われません。もっとそばで象を見たい人は下の岩場まで下りることができます。 -
よく、サファリの感想で「池で水を飲む野生の象をたくさん見ました」というのがありますが、ここはまさにそんな感じです。じゃれ合って鼻相撲をとる象、対岸の土に寝転がる象などさまざまですが、たいていは川の中で他の象と身をよせあって「ふれあい」を楽しんでいます。象使いが体を洗う場合を除き、象が自ら川に寝そべることはありません。このお遊戯タイムが約2時間続きます。
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すべての象が水浴びに参加できるわけではありません。年老いた象や障害の大きな象は敷地内で鎖に繋がれてたままです。健康な象でも管理が必要な象は象使いがつきそいます。写真は象使いの武器。
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中でも目を引くのは足に障害のある象。ゆっくりですが、けなげに自力で歩きます。
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時間になると、象がテラス下の岩場に整列し始めます。
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再び象の大移動が始まります。観光客も次のツアー地へ向かうのか、象を追って孤児院方向へ戻っていきます。
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[小象の哺乳タイム]
水浴びが終わり孤児院に戻ってきました。これから1時間ほど後に象の哺乳(Bottle Feeding)が行われます。小さな象は2頭しかいないようで、やや大きめの象も2頭加わり、哺乳タイムが始まりました。施設のスタッフが次々と象にミルクを与ていくのを、観光客が柵の外で見守ります。 -
チケット(250ルピー)を買えば、自分でやってみることも出来ます。見ていると、象は10秒ほどでビンのミルクを飲み干してしまいます。記念写真用と割り切ったほうがいいでしょう。チケットを買った人の数によりますが、だいたい15分くらいですべて終了します。
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[評価]
ここは子供の象が多いため、象は全体的に小さめです。それでも象の大群の移動や水浴びを間近で見られる機会はそうそうありません。ミルクの哺乳はたいしたことありませんが、1250ルピーの価値はあると思います。 -
===コロンボ デヒワラ動物園===
続いてコロンボにあるデヒワラ動物園。ここでは、毎日午後四時半から象の曲芸ショーが行われます。特に珍しい動物もいないので、これが唯一の目玉といってもいいでしょう。外国人の入場料は2000ルピー(1700円)と少々ぼったくりです。
[アクセス]
動物園へはトゥクトゥクの利用がお手軽ですが、バスでも行けます。ゴール通りを南下するバス(100や101)に乗り、デヒワラ交差点で下車。デヒワラ駅から動物園方向に運行しているバス(176,118)を拾い、右側に動物園入り口が見えたらバスを降ります。 -
[象のショー]
動物園の奥にある円形のスタジアムが会場です。最初は閑散としてますが、開始15分前くらいになると急に観客で埋まり出します。ほとんどが地元の家族連れで外国人は見当たりません。席ですが、水を張った水槽のようなものがあるほうが正面。ショーを楽しむならこちら側、象をより近くで見るなら反対側がいいでしょう。4時半の定時になると、4頭の像が鼻としっぽをつないで入場。象使いの指令で次から次へと芸を行います。レパートリーは、2本足で直立(写真)、逆立ち、各種組体操など多種多彩。 -
組み体操
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逆立ち
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連結
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おばさん座り
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続いて、おっさん座り。立ったり座ったりと、高度なコンビネーションが披露されます。象の体の柔軟さと頭のよさを十分に発揮して20分のショータイムはあっという間に終了しました。
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[評価]
今回初めて見たエレファント・ショー、時間は短いけどそれなりに楽しめました。しかし、象の曲芸はタイなど東南アジアでは、それほど珍しいものではありません。午後の昼下がり、ローカル向けの舞台で黙々と芸をこなす大人の象たち。デヒワラ動物園は、他にはないそんな哀愁を感じさせてくれます。 -
象の孤児院 vs デヒワラ動物園 のライバル対決、それぞれ魅力が違うので引き分けということにしておきます。どちらかひとつを薦めるとすれば、やはり象の孤児院でしょうか。ともに飛びぬけた特徴はありませんが、わざわざスリランカで象を見ることに価値があるような気がします。スリランカは象がよく似合う国なのです。
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[リンク集]
==スリランカ旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=&dmos=os&level1=1&level2=756&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
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