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この街でもやっぱり、明け方は大音響コーランの放送から朝が始まる。<br />しかし、さすがに疲れていたのか、3人とも8時すぎのかなり遅めに起きた。<br /><br />ヨーロッパ人の旅行のイメージに似合わず、オランダ人の若者2人はずいぶんな駆け足旅行だ。今日の午後にはもうフェズを発ってカサブランカ方面に移動するという。<br /><br />自分も、フェズがごちゃごちゃしている上に、モロッコ人が声をかけてきてウルサイので、もうタンジェに移動するつもりになっていた。<br />部屋はチェックアウトし、10ディルハムで荷物を預かってもらい、メディナに出る。<br />近くのレストランで朝食を摂ったとき、日本人の旅行者・・横浜から来た若い男性〜に会った。モロッコでは日本人ほとんど見ていない。会話するのは初めてだった。<br />朝食後、ガイドブックを手にしたバーロを先頭に、メディナ内を歩く。<br /><br />この町は、歩いているとハッキリ言って<br /><br />「ウザいっ!」<br /><br />モロッコ旅行でイヤになる日本人が増えるのは、きっとここフェズじゃないかという気がする。<br />道を歩いていれば「ボンジュール」か「ハロー」か「コンニチワ」か、誰かがなんかしら声をかけてくる。<br />ちょっと相手をして、日本人だと分かれば、<br /><br />「私のイトコハ オオサカにイマス」<br />「私のカノジョは日本人デス、名前ハ■■■、オオサカの人」<br />・・・<br />(■■■は、「マスミ」だったり「カオリ」だったり・・・)<br /><br /><br />しかも場所は、100%、どいつもこいつも「オオサカ」なのだ。<br /><br />笑笑笑笑笑笑。<br /><br /><br />ったく、そんなにたくさんモロッコ人がいるオオサカってどこよ??<br /><br />でもって、となりのオランダ人にはシャーシャーと、<br />「ワタシのイトコは、オランダでサッカー シテマス」・・・<br />とか言ってるし。<br /><br />笑笑笑笑笑笑。<br /><br /><br />ひとりだと疲れるが、3人だとテキトウにあしらえるので、疲れも三分の一といった感じではある。<br />しかし、声をかけてくる輩は多くてウルサイ、なんせちょっと横道にはいると迷路に迷い込む・・結局、10代後半の子供みたいな「ニセガイド」に案内させることになった。<br /><br />ニセガイドの少年くん、フェズの見どころのひとつ、「タンネリ」にご案内。<br />英語だと「タネリー」(Tanneries)で、発音が随分違う。革なめし職人の作業場。革製品を売っている店の屋上から見下ろせる。各種の動物の皮と、染めるもののすごいニオイ。。<br /><br /><br /><br />店のおやじみたいな人がご説明・・・バーロによれば、ここはフェズのみどころのひとつらしいのだが・・・<br /><br /><br /><br />説明が終わると、砂漠ツアーでのベルベルじゅうたんみたいに押し売りが待っているのかと身構えたが、チップを渡して終わり・・・と、ルネが「革の財布を見 たい」といって店内の革財布を見はじめたが、そこは値札のない世界。またまた何百ディルハムもの値段提示に、「ヨーロッパ人は、5ユーロで財布を買ってる の、そんな値段じゃ買わないね」と、バッサリと斬り捨てて出てきた。<br /><br />10代のニセガイド少年くん、このあとも、メディナ内の陶器店やら、香辛料を売る店、金物の店へつぎつぎに引き込む。「ビジネスモデル」は、お客さんが買い物をしたら、すこしお小遣いがもらえるんだろうが・・・客が悪かったね。<br /><br />辛口に書いているが、モロッコ人たちの仕事ぶりは、かなりマジメだし、しっかりしていると思う。連れ込まれたある店では、売り場のわきで老人が「鍛冶」? 鉄をうっていた。かるーく店内を一周して、あっという間に店外に出てしまったのだが、出る間際に手をあわせて会釈したら、手をとめた老人と目が合った。商売のスタイルは違っても、プロの職人ってのはどこでも一緒・・・と思いたい。<br /><br />ザウィア・ムーレイ・イドリス廟という寺院の前に来たところで、ニセガイド君が我々と握手して、そそくさとどこかへ消えてしまった。ルネが説明してくれた。<br /><br />「ニセガイドであることを&quot;発見&quot;されたらしい。かなりおびえていた」<br /><br />あとで別のモロッコ人から聞いたところでは、「非公認」の「ニセガイド」に対する取り締まりは厳しく、捕まると1ヶ月くらい刑務所行きになってしまうらしい。だから、あたかも友人であるかのごとく「オオサカ」にいとこがいるとか何とかいってお近づきになろうとするのか。。<br /><br />彼にニセガイド料を払う必要はなくなったが、それはそれで、迷うと困る・・<br />で、結局、3人で<br /><br />迷った。。。<br /><br />それもまた、旅行ですな。<br />マトモにたどりついた唯一の「ブー・イナニア・マドラサ」という神学校、すばらしい建物だった。<br /><br /><br /><br /><br />(ドアの脇に立つ2人、左がルネ、右でガイドブック見てるのがバーロ)<br /><br />昼をまわり、そろそろこのオランダ人との別れも近づいてきた。<br /><br /><br />(つづき)<br />

【旅行記復刻版】2008・モロッコからイベリア半島へ巡る旅(14)フェズの迷路に現れるモロッコ人はオオサカに関係者が沢山いるの巻。

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2008/09 - 2008/09

552位(同エリア599件中)

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okura

okuraさん

この街でもやっぱり、明け方は大音響コーランの放送から朝が始まる。
しかし、さすがに疲れていたのか、3人とも8時すぎのかなり遅めに起きた。

ヨーロッパ人の旅行のイメージに似合わず、オランダ人の若者2人はずいぶんな駆け足旅行だ。今日の午後にはもうフェズを発ってカサブランカ方面に移動するという。

自分も、フェズがごちゃごちゃしている上に、モロッコ人が声をかけてきてウルサイので、もうタンジェに移動するつもりになっていた。
部屋はチェックアウトし、10ディルハムで荷物を預かってもらい、メディナに出る。
近くのレストランで朝食を摂ったとき、日本人の旅行者・・横浜から来た若い男性〜に会った。モロッコでは日本人ほとんど見ていない。会話するのは初めてだった。
朝食後、ガイドブックを手にしたバーロを先頭に、メディナ内を歩く。

この町は、歩いているとハッキリ言って

「ウザいっ!」

モロッコ旅行でイヤになる日本人が増えるのは、きっとここフェズじゃないかという気がする。
道を歩いていれば「ボンジュール」か「ハロー」か「コンニチワ」か、誰かがなんかしら声をかけてくる。
ちょっと相手をして、日本人だと分かれば、

「私のイトコハ オオサカにイマス」
「私のカノジョは日本人デス、名前ハ■■■、オオサカの人」
・・・
(■■■は、「マスミ」だったり「カオリ」だったり・・・)


しかも場所は、100%、どいつもこいつも「オオサカ」なのだ。

笑笑笑笑笑笑。


ったく、そんなにたくさんモロッコ人がいるオオサカってどこよ??

でもって、となりのオランダ人にはシャーシャーと、
「ワタシのイトコは、オランダでサッカー シテマス」・・・
とか言ってるし。

笑笑笑笑笑笑。


ひとりだと疲れるが、3人だとテキトウにあしらえるので、疲れも三分の一といった感じではある。
しかし、声をかけてくる輩は多くてウルサイ、なんせちょっと横道にはいると迷路に迷い込む・・結局、10代後半の子供みたいな「ニセガイド」に案内させることになった。

ニセガイドの少年くん、フェズの見どころのひとつ、「タンネリ」にご案内。
英語だと「タネリー」(Tanneries)で、発音が随分違う。革なめし職人の作業場。革製品を売っている店の屋上から見下ろせる。各種の動物の皮と、染めるもののすごいニオイ。。



店のおやじみたいな人がご説明・・・バーロによれば、ここはフェズのみどころのひとつらしいのだが・・・



説明が終わると、砂漠ツアーでのベルベルじゅうたんみたいに押し売りが待っているのかと身構えたが、チップを渡して終わり・・・と、ルネが「革の財布を見 たい」といって店内の革財布を見はじめたが、そこは値札のない世界。またまた何百ディルハムもの値段提示に、「ヨーロッパ人は、5ユーロで財布を買ってる の、そんな値段じゃ買わないね」と、バッサリと斬り捨てて出てきた。

10代のニセガイド少年くん、このあとも、メディナ内の陶器店やら、香辛料を売る店、金物の店へつぎつぎに引き込む。「ビジネスモデル」は、お客さんが買い物をしたら、すこしお小遣いがもらえるんだろうが・・・客が悪かったね。

辛口に書いているが、モロッコ人たちの仕事ぶりは、かなりマジメだし、しっかりしていると思う。連れ込まれたある店では、売り場のわきで老人が「鍛冶」? 鉄をうっていた。かるーく店内を一周して、あっという間に店外に出てしまったのだが、出る間際に手をあわせて会釈したら、手をとめた老人と目が合った。商売のスタイルは違っても、プロの職人ってのはどこでも一緒・・・と思いたい。

ザウィア・ムーレイ・イドリス廟という寺院の前に来たところで、ニセガイド君が我々と握手して、そそくさとどこかへ消えてしまった。ルネが説明してくれた。

「ニセガイドであることを"発見"されたらしい。かなりおびえていた」

あとで別のモロッコ人から聞いたところでは、「非公認」の「ニセガイド」に対する取り締まりは厳しく、捕まると1ヶ月くらい刑務所行きになってしまうらしい。だから、あたかも友人であるかのごとく「オオサカ」にいとこがいるとか何とかいってお近づきになろうとするのか。。

彼にニセガイド料を払う必要はなくなったが、それはそれで、迷うと困る・・
で、結局、3人で

迷った。。。

それもまた、旅行ですな。
マトモにたどりついた唯一の「ブー・イナニア・マドラサ」という神学校、すばらしい建物だった。




(ドアの脇に立つ2人、左がルネ、右でガイドブック見てるのがバーロ)

昼をまわり、そろそろこのオランダ人との別れも近づいてきた。


(つづき)

  • 「タンネリ」にご案内。<br />英語だと「タネリー」(Tanneries)で、発音が随分違う。革なめし職人の作業場。革製品を売っている店の屋上から見下ろせる。各種の動物の皮と、染めるもののすごいニオイ。。

    「タンネリ」にご案内。
    英語だと「タネリー」(Tanneries)で、発音が随分違う。革なめし職人の作業場。革製品を売っている店の屋上から見下ろせる。各種の動物の皮と、染めるもののすごいニオイ。。

  • ここはフェズのみどころのひとつらしいのだが・・・

    ここはフェズのみどころのひとつらしいのだが・・・

  • マトモにたどりついた唯一の「ブー・イナニア・マドラサ」という神学校、すばらしい建物だった。

    マトモにたどりついた唯一の「ブー・イナニア・マドラサ」という神学校、すばらしい建物だった。

  • ドアの脇に立つオランダ人2人、左がルネ、右でガイドブック見てるのがバーロ

    ドアの脇に立つオランダ人2人、左がルネ、右でガイドブック見てるのがバーロ

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