2010 ジャワ島の旅③　『ボロブドゥール寺院遺跡群』 Part.Ⅰ

2010/02/10 - 2010/02/10

『ボロブドゥール寺院遺跡群』（世界遺産：592　1991年）

『ボロブドゥール遺跡』（丘の上のお寺）は、ミャンマーの「バガン」、カンボジアの『アンコール・ワット』とともに世界三大仏教遺跡に数えられています。
中部ジャワ地方は、5世紀半ばからヒンズー教が支配する世界でしたが突如８世紀、大乗仏教を信仰するシャイレーンドラ王朝が起こりました。
石碑の碑文等を解読することで780～832年にかけて建造されたと考えられております。
シャイレーンドラ王朝は9世紀の半ばに滅亡、遺跡は1814年に発見されるまでジャングルの中で忘れ去られておりました。

エリア ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

東側の入口から遺跡公園に入ると左手に巨大なガジュマルの木

世界遺産の石碑にトカゲが

遺跡は周囲より１段高い丘の上に位置しますが、その壮大さを見ると密林の中に埋もれていたと言うのは西欧人の考えではないでしょうか。
近辺に住んでいた原住民には見慣れた光景であったはずです。
中央の大ストゥーパは落雷により損傷し、避雷針がつけられています。

東南の角にある隠れた基壇

レリーフ「醜悪な顔」とカウイ文字

排水口

釈迦の生涯が掘られた第１回廊

六本の牙を持つ白い像がお腹に入る夢を見る摩耶婦人

夢の意味を賢者に聞くシュッドーダナ王

出産のため郷里に帰る摩耶婦人

途中立ち寄ったルンビニで娑羅双樹の花を折ろうとして右の脇から釈迦が生まれる

摩耶婦人は釈迦の生後１週間で死亡、婦人の妹に育てられる釈迦

遺跡は安山岩で積み上げてあり、下部６層は正方形、上部３層は円形、基壇部の１辺は120メートル余り、
内部に空洞がない構造
上部の円形部には中央に大ストゥーパ、周囲に72基の小ストゥーパが、ここにはレリーフが無い「無の世界」

遺跡の上から　周りの密林と遠くの山並み　

仏像の右手に触れると願いがかなう、試してみました。

遺跡の東南からは壮大な遺跡の全体が見られました。

パオン寺院
ボロブドゥールの東、３キロにある小さな仏教寺院
中には何もありませんでした。

レリーフ

ムンドゥッ寺院
パオン寺院よりさらに直線距離で１キロにある。

内部中央の如来像

内部のレリーフ

外壁のレリーフ

寺院と大きな木　右手にの新しい仏教寺院、ここでは仏教徒のお祭りが盛大に行われるそうです。

ガジュマルかと思ったら現地ガイドのハリさんが菩提樹だと教えてくれました。
葉っぱの形が違い、大きさも菩提樹が大きいそうですが私には分かりませんでした。