中国１０日間　4000km準横断旅行記６　トルファン編　２０１０

2010/03/08 - 2010/03/18

友人と中国の上海からウルムチまで鉄道とバスで旅行してきました。
カシュガルや隣国の中央アジアまで行く時間がなかったのは少し残念でしたが、シルクロードの一部分を旅することができたのは嬉しかったです。

もはやどこの国にいるのかわからない写真。

上海→西安→蘭州→夏河→敦煌→トルファン→ウルムチのルートで帰りは飛行機でウルムチから上海まで。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: 上海航空

まさかウイグル自治区まで訪れることになるとは。。笑
勢いでここまで来てしまいました。

敦煌の北にある柳園駅を前日の２０時１５分に出てトルファン駅到着は午前４時半、とにかく寒い。。。

硬臥で９６元。

街の中心部までは約６０ｋｍ程離れているため、とりあえずバスが発車する６時過ぎまで駅の構内で待つことに。
腹痛いけどトイレないし最悪のコンディション。

中といえどもかなり冷える、６時過ぎまで耐えきれずタクシーで行くことに。
中国人と相乗りして一人１５元でいけた。

恐らく駅→市内の相場は３０元程だと思われる。

ガイドブックにかかれてた交通賓館とやらを探して極寒の真っ暗な街を彷徨う。。
潰れていたようで見つからず。。

午前７時過ぎでも真っ暗でどこも開いていなかったが、親切なタクシーのおっちゃんが東方飯店というホテルの従業員を起こしてくれた。


部屋は奇麗だが一人１００元もかからなかった。

朝から日本語を話せる中国人ドライバーにストーカーされる。

ホテルからずっと後をつけてきて、観光地へのツアーを持ちかけてくる。
しつこさは異常な程で、うっとおしくて他のタクシードライバーと交渉してたら、結構な距離を歩いてきたのだが、ずっと後を追ってきてたのかストーカー男が割って入ってきて、タクシードライバーと激しい口論になった。

こんな奴信用できるかい！！
と再び無視して歩きだすもまだ後をつけてくる。

話を聞いてみるとはじめは２６０元とかいっていたが、自分らの身なりがぼろくてお金をそんなに持ってないとわかったのか最終的に２人で１４０元まで下がり、さらに観光地で微妙な割引もしてくれるとのことで、信用できないと思いつつもお願いすることにした。

交渉がまとまったら、捕えた獲物を逃さないためか一緒にご飯を食べることに。
まぁ５元でバスターミナルの裏にある食べ放題のお店に入れたので良かったが。




写真は葡萄棚。時期が時期だけにさびしいが。。

火焔山。車窓から。

駐車場に入ると４０元。
どっかに停めてもらって眺めるだけで十分。

曇りであいにく赤く染まった山は見れなかった。

西遊記にも燃え盛る山として登場する。

高速を行く。

ベゼクリク千仏洞。

トルファンでは観光客は自分たち以外は皆無。
なのでどこの観光地もほぼ貸切状態。

オフシーズンならではのいいところ。

割り引いて１８元で入る。

自分らのためにわざわざ管理人がついてきて、窟の扉を開けて案内してくれる。

なぜか、さきまわりして演奏を始めるじいちゃんも。
日本の歌も弾いていたが、残り少なくなってきたお金をあげたくないので完全にスルー。

はっきり言って窟の中はインパクトのあるものはなかった。
ドイツ人の探検家によりにより壁画がドイツに持ち去られてしまったためである。

アスターナ古墳へ。

地下に入口があるので外見はなんもない更地。

入場料１８元。

アスターナはウイグル語で都の意味で、３世紀から８世紀までの住民の古墳群である。

もちろん、自分たち以外に観光客は皆無で貸し切り状態。

ガイドブックには、ジーズン中は順番待ちになるほど観光客が訪れると書いてあったが、オフシーズンはこんなもんなのだろう。

２１０号の夫婦のミイラを見に地下の入口へ。

敷地内の展望台。

高昌故城は４０元。
残りのお金が少なかったので入場せず外から写真だけとる。

中には観光客を乗せるためのロバが何頭か待機していた。

高昌故城は、紀元前１世紀から14世紀の間、新彊における政治・経済・文化の中心地の一つであった。

運転手お勧めのトユク村（吐峪溝村）に連れてってもらう。

しっかり追加料金一人２５元はとられたが。。

日本人は特別、限定、最後のチャンスって言葉に弱いとはどっかの国の人も言ってたが、その通りだと思った。

村全景を見下ろせるポイントで休憩。

葡萄は冬だから枯れていた。

有名なモスクらしい。
せっかくなのでいくらか忘れたが入場チケットを買って中に入ってみる。

トユク村の人は皆敬謙なイスラム教徒。
戒律に従ってこの村では髪の毛を出している女の人はほとんどいない。

寒いからか人がいなくてちょっと不気味。
観光客も自分たちしかいないし。。

モスク内部。
人がいなかったのでちょっとだけ中に入って覗いてみた。

村全体が迷路のようになっている。

悪そうやなー笑

子供たちが自家製のパチンコで、石を飛ばしてきて若干ビビった笑

もはやどこの国でとったのかわからないような写真。

村の裏は山。

せっかくなので村を出て裏の方を歩きまわる。

ゴミ捨て場なのか白骨などが散らばってて怖い。

せっかくなので現在入場が禁止されているトユク千仏洞の方にも行ってみる。

まぁ中に入らなければいいかなと。。

ベゼクリク千仏洞より整備されていない感じがよかった。

帰りに立ち寄ったカレーズ楽園。

はっきり言ってなんもない。

地理ではカナートと習った。

地中に水を通す施設。

カレーズ楽園で運転手と別れたので帰りは市バスで帰る。
１元。

トルファンで一番おいしいラグメンの店といううことで有名らしく、行ってみたがすでに売り切れていた。

ラグメン：トマト風味の炒め物をたっぷりのせる、ウイグルの国民食。

トルファンからウルムチに向かうバスの途中でに大規模な風力発電所があった。

すごい風車の数。

ウルムチはさらに寒そう。。