2010/03 - 2010/03
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comevaさん
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童話の桃太郎からはちょっとかけ離れるかも知れない紀元前のお話になりますが、第7代孝霊天皇から第11代垂仁天皇以前に吉備の国で勢力を持っていたとされている鬼としての温羅は桃太郎・温羅双方の伝説での評価は違っていたようです。下記↓
①温羅:百済の王子(鬼)
②吉備津彦命:大和朝廷孝霊天皇の息子(桃太郎)
まずはこの2つの伝説を頭に置きながら順にその地を追って今回も山中での森林浴、岩盤浴と健康的な一日を過ごしてきました。
○温羅伝説
http://naomi3.hp.infoseek.co.jp/momo-2.html#info
http://www.sunroad-kibiji.com/sinsetu_ura.html
○桃太郎伝説
http://naomi3.hp.infoseek.co.jp/momo-1.html#info
◆晴れの国 岡山 『観光かわら版』◆
http://4travel.jp/traveler/comeva/album/10432651/
◆晴れの国 岡山map◆
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=KPuHK1HEmNHv1I_rG3Uk39lKoqiLoPVY7g--
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●古代朝鮮式山城の『鬼ノ城』(標高約約400M:5〜7世紀築城)
伝説によりますとこちらが温羅の本拠地、山頂でありながら鬼ケ島と呼ばれた場所になります。
山頂には約2・8Kmにわたって石垣や石列、土塁でできた城壁がめぐらされ、倉庫や東西南北4つの城門、山麓の水城などが発見された。 -
西門
鬼ノ城は温羅伝説との関連から注目を集め、1978年から本格的調査が行なわれている。 -
敷石
古代山城の中でも国内では鬼ノ城にしかないと言われています。
そしてここからのロケーションが伝説の舞台となっていて吉備津神社や吉備の中山はじめゆかりの神社等も見づらいですがこの写真の枠の中に入っています。
鬼はここから桃太郎のいる吉備津神社めがけて岩を投げたんですね。
遠くに見える山が児島半島、その昔はその半島も島だったのでかなり手前の方まで海だったに違いないと言う事を考えればもうひとつの朝鮮半島の白村江の戦いに敗れた倭国・百済遺民の連合軍を唐・新羅連合軍が追って来た時の為の山城防衛説もまんざらではなさそうだ。 -
屏風折れの石垣(遠望)
近くに行ってみましょう〜♪ -
屏風折れの石垣
鬼ノ城では最も著名な高石垣です。 -
高石垣の上の部分
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●岩屋寺
鬼ノ城から約3Km北方の岩屋にある真言宗の寺院。
奈良時代以前、孝徳天皇の時代の開山で、古代山岳仏教の一大根拠地であったと見られる。現在は無人だが、多くの僧侶がいたとも伝えられる。 -
鬼の差し上げ岩
岩屋寺のすぐそばにはこちらの大きな岩(鬼の棲家)が・・
この他、この岩屋には鬼の餅つき岩や鯉岩と言った伝説にちなんだ大きな岩が点在しています。 -
鬼の差し上げ岩
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●矢喰宮
吉備津神社と鬼ノ城の直線距離は約10Kmで矢喰宮はそのほぼ中間点に位置することから、吉備津彦命の放った矢と温羅が投げた岩とが落ちた場所といわれている。
矢喰岩(郷土記念物) -
血吸川(矢喰宮沿いに流れる)
温羅伝説では命が2本の矢を同時に放ち、1本は温羅の投げた岩とぶつかり、1本は温羅の目に命中した。温羅の目から吹き出した血は血吸川(ちすいかわ)に流れ、下流にある浜を真っ赤に染めたといい、現在の赤浜(あかはま)という地名で残っている。
赤浜と言えばあの雪舟誕生の地ですが、その誕生以前からこのような伝説があったんですね。
実際は鉄の産地でもあったのでこれは赤い鉄サビが流れてきたと言う事かも知れません。(急に現実的になってしまいましたが^_^;) -
●鯉喰神社
伝説では、鯉に化けて血吸川に逃げる温羅を、吉備津彦命は鵜となって追いかけ、捕食した場所と言われる。
それを村人たちが祭る為にこの神社を建立したと言われている。 -
屋根瓦には鯉が・・
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こちらにも
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●吉備津神社 HP
http://kibitujinja.com/index.html
○鬼退治神話
http://kibitujinja.com/onitaijishinwa.html
温羅退治を朝廷より命じられた吉備津彦命が陣を構えた場所とされる。
左の柵の中の大きな岩が吉備津彦命が矢を射る時に置いたとされる「矢置き岩」
階段を上がってみましょう〜
階段上部に見える門が北随神門(国指定重文) -
本殿・拝殿(国宝)
室町時代(1425年)に再建され、本殿80坪(260?)、拝殿24坪(80?)は国内屈指の規模。 -
比翼入母屋(ひよくいりもや)造りの優美な建築様式は「吉備津造り」とも言われています。
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当日は神前結婚式が行われていました。
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左から春日宮、大神宮、八幡宮
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廻廊(全長398M)
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御釜殿
温羅の首を埋めたとされる場所です。
※鳴釜神事(なるかまのしんじ)
釜の上に蒸篭(せいろ)を置いてその中にお米を入れ、蓋を乗せた状態で釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事。吉備津の釜 、御釜祓い、釜占い、等ともいう。 -
●吉備津彦神社 HP
http://www.kibitsuhiko.or.jp/index.htm
吉備津神社とは2キロ程の距離ですが、あちらが備中の一宮ならばこちらは備前の一宮で一方の神社だけにお参りするのは「かた参り」として、両宮にお参りする習わしがあったとも言われています。 -
安政の大石灯篭
六段造り、高さ11M、笠石は8畳敷きの広さで日本一と言われています。 -
吉備津彦神社 拝殿
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本殿
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さざれ石
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下には吉備団子(箱)が置かれてました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2010/03/21 22:21:40
- 吉備津神社 さざれ石
- comevaさま、こんばんは。
旅行記に掲載された写真の「さざれ石」に就いて、小生の旅行記でも紹介しておりますが、別の会員の方から、「あれはさざれ石に非ず」との指摘を受け驚愕しておりました。
実は、例の旅行記の写真は、小生が吉備津神社参拝の際に吉備津神社の権禰宜職の方がつきっきりで境内を案内して戴き、神職の方から直接説明されたものだった為に、指摘された際は少なからずうろたえたものでした。
然も、昨年の小生の入院中だった事でもあり返事を差し上げる事も叶わず、そのままになっておりました。
今回のcomevaさまの旅行記で、あれが、さざれ石であった事が隔年がとれ溜飲を下げる想いです。
横浜臨海公園
- comevaさん からの返信 2010/03/22 07:34:06
- RE: 吉備津神社 さざれ石
- > comevaさま、こんばんは。
> 旅行記に掲載された写真の「さざれ石」に就いて、小生の旅行記でも紹介しておりますが、別の会員の方から、「あれはさざれ石に非ず」との指摘を受け驚愕しておりました。
> 実は、例の旅行記の写真は、小生が吉備津神社参拝の際に吉備津神社の権禰宜職の方がつきっきりで境内を案内して戴き、神職の方から直接説明されたものだった為に、指摘された際は少なからずうろたえたものでした。
> 然も、昨年の小生の入院中だった事でもあり返事を差し上げる事も叶わず、そのままになっておりました。
> 今回のcomevaさまの旅行記で、あれが、さざれ石であった事が隔年がとれ溜飲を下げる想いです。
> 横浜臨海公園
横浜臨海公園さん
おはようございます。
吉備津彦神社のさざれ石ですが、石の横にあった札には確かそのように書かれていて念の為、他のブログ等でもチェックしてみましたが間違いないと思います。
再度、吉備津神社に訪問させて頂きましたが、横浜臨海公園さんの吉備津神社のさざれ石と書かれた大きな岩に記載されている写真は私の写真では「矢置き岩」と記載している岩ではないかと思います。
再チェックしてみて下さい。
気候が良くなりいよいよ桜の時期到来ですね。
横浜臨海公園さんの桜だより楽しみにしてますよ。
では・・
C
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