ポルトガル街歩き（１１）　リスボン ?２

2010/01 - 2010/01

翌日は朝から外出が嫌になるような大雨　　
おまけに強風つき　　

スーツケースに入れてきたビニール傘は活躍したけれど　　
観光にはバッドコンディション　　
カメラを片手に傘を持ちつつ　　
雨にあたらないように　　
自分でもそんな器用な状態に少しビックリしつつ　　

午後は降ったり止んだりのお天気だったけれど　　
１日めーいっぱい歩きました　　

再訪を願って！　　

エリア リスボン(ポルトガル)

最初に向かったのはベレン地区

ベレンの塔

　正式には「サン・ヴィセンテの砦」
　司馬遼太郎氏が「テージョ川の公女」と呼んだ
　マヌエル様式の優雅なテラスを持つ要塞
　
　台風中継のような強風大雨の中　
　できるだけ近くまで行ってみたけれど
　途中風で進むことが出来ず
　立ち尽くして凌ぐ状態でした　

発見のモニュメント

　１９６０年にエンリケ航海王子の５００回忌を
　記念して造られた
　高さ５２ｍ
　

カラベル船を手に先頭に立つエンリケ王子

強風で
前にまっすぐ歩けず
当然傘は使えず
顔に当たる雨粒が痛かった

お天気がよければ
テージョ川を進むヨットの姿が見られたのでしょうか

ポルトガル船が豊後に漂着した年

ジェロニモス修道院

　エンリケ航海王子の偉業
　ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念して
　建てられた大航海時代の栄華を反映させた修道院
　

ヴァスコ・ダ・ガマの棺

　

中庭をかこむ５５ｍ四方の回廊

サン・ロケ教会
　
　天正遣欧少年使節が１ヶ月ほど滞在した
　イエズス会の教会

写真では分かりませんが
モザイクで作られているそうです

アルファマ地区を歩きます

　中世の面影を残し
　アラブの言葉で「水の沸く所」というアルファマ
　イスラム支配下のリスボンの中心地だった場所

　　狭い横道と階段　
　　小さな広場
　　気ままに歩きつつ。。。

どの小道から入るか。。。

アーチのある小道で
おじさんが半分に切ったドラム缶で
何かを焼いているのだろう
一度は通り過ぎ
結局その道に戻って歩くことにした

ドラム缶から立ち上る煙に呼ばれた気がして。。。
でも通り過ぎた時には何も焼いていなかった
寒かったから温まっていたのかな

写真を撮っておけばよかった

ふと視線を感じる
地元の人が窓からのぞいている
笑いかけてみると答えてくれる
道を聞くと首をかしげられてしまう
「ま、登ればどこかに出るでしょう」と思い
歩いてみる

「ファティマの手」のドア

　街の作りも建物にもイスラム文化が。。。

テージョ川が見えました

　だいぶ登ったかな

細い階段を登ってきたら

ポルタス・ド・ソル広場に出ました

　雨が降り続いていましたが
　景色が一望できました

装飾美術館のそばの教会

　カテドラルへ向かいます

路面電車が来た！

街のちょっとしたところにもアズレージョがありました

カテドラルに到着


　
　　カテドラルと路面電車
　　なかなか思うような写真は撮れないまま。。。

路面電車に乗ってみました

とりあえず乗ってみたので
適当なところでブザーを押して下車
再び反対側の路線に乗って戻ってみる

歩道の石畳を見ているだけでも楽しい

バイシャ地区へ

サンタ・ジェスタのエレベーター

乗ってみました

床まで木製でした

エレベーターの上からの眺め

展望台があるようでしたが閉鎖されていました

シアード地区で

　ア・ブラジレイラで
　カフェタイム

狭く隙間のない椅子と椅子に腰掛けて
ガラオン（ミルクコーヒー）をいただく

壁にあった鏡越しに

お隣に座っていた紳士
「何か聞きたいことはないか」と話しかけられ
日本の「屏風」があると嬉しそうに話してくれた。
お互いそれぞれ独自の英語の発音で。。。

向かいの青年を待っていたようで
古い本を見ながら、何かを真剣に話されていた。

ガラオンで温まり
再び街歩きに出発
ケーブルカー（ビッカ線）を目指す

後ろからガタゴトと音が響いて
振り向くと路面電車

ケーブルカー（ビッカ線）

　黄色い塗装はなく
　銀色に光っていた

　う〜む、イメージとは違うけれど
　でもビッカ線

動き出すまで、どのくらいの時間が経ったのかな
しばらく待っていました

まだかな〜
早く動かないかなあ〜　と待っていたら
どこからともなくワンちゃん

ケーブルカー乗り場

　こちら側から見ると
　とてもこの建物の向こう側に急な坂があって
　ケーブルカーが走っているとは思えない

登りはもちろん乗車します

時刻表があるのか分かりませんでしたが
乗車してしばらく待っていました。
女性の運転手さんがハンドル？を持って来て
準備が整ったのか動き出しました。

すれ違うのを見るのも楽しい！

そして再び同じ場所

ケーブルカーを楽しんだので
シアード地区方面へ戻ります

このポール、タクシーが来ると自動的に下がるのです。
運転手さんがあえて見せてくれたのでしょうか。
私が通れないんじゃないの？と言う顔をしていたのか
ま、見てて！と言う感じでニコッと笑って
通り過ぎたのを思い出しました

カモンイス広場

　ここで強風にあおられ
　ビニール傘が負傷

広場のモザイク

雨が上がり
青空が見えたので
サン・ペドロ・アルカンタラ展望台へ行ってみました

サンタ・ジェスターのエレベーターに乗って
シアードとバイシャ地区を行ったり来たり

再び雨に降られ
夜の帳がおりてきて
雨粒が光に反射して綺麗でした

カルサダ・ド・ドゥケ通りにて

遠くにサン・ジョルジェ城

夕食をブエノス・アイレスで

　少し早かったのか
　従業員の方が夕食をとっているところでしたが
　お店を開けてくれました

　ボリューム満点
　おいしくいただきました

レスタウラドーレス広場から地下鉄に乗って
ホテルへ戻りました

１日時間いっぱいリスボンの街を歩きました
あいにくの雨だったけれど
それもまた素敵な要素でもありました

今度は晴れた碧い空の時に来たいな
ポルトガル街歩き　楽しかった

この旅行記へのコメント （2）

• 鹿野健太郎さん 2012/04/26 03:55:53

  夜の雰囲気がいいですね

  piquetさんへ
  はじめまして。リスボンに興味があり、旅行記を拝見させていただきました。
  雨の夜の石畳の街の雰囲気がいいですね。暗い中で路面電車や人がとてもくっきり写っていますが、どのようにしてお写真をお撮りになったのか、よろしければ教えてください。実は先日プラハに行ったのですが、同じような夜の雰囲気を写真に残すのに大変苦心しました。

  piquetさん からの返信 2012/05/05 01:39:44

  RE: 夜の雰囲気がいいですね

  　　鹿野健太郎さま
  
  はじめまして
  私のつたない旅行記においでくださり
  コメントを寄せていただいて　ありがとうございます。
  数日出掛けておりまして
  返事が遅くなり　申し訳ありませんでした。
  
  リスボン、あいにくのお天気で
  あの時は、写真を撮るのも躊躇う強風と雨でした。
  街を歩くころには、その雨もあがって
  ホッとしたのを思い出しました。
  
  > 雨の夜の石畳の街の雰囲気がいいですね。
  　暗い中で路面電車や人がとてもくっきり写っていますが、
  　どのようにしてお写真をお撮りになったのか、
  　よろしければ教えてください。
  このようなお言葉をいただいてありがとうございます。
  写真はなかなか技術が伴わず
  ISOとシャッタースピードを何とかという程度なんです。
  （すみません）
  その場で実際と写真を見比べて
  何枚も何枚も撮ったりもしていますけど。
  なので、コメントをいただけて
  本当に嬉しかったですし、逆になんだか申し訳ない気持ちも。。。
  
  鹿野健太郎さまの旅行記　拝見させていただきました。
  ウィーン、プラハ、懐かしかったです。
  マジックアワーのお写真をはじめ、とても素敵です。
  どのお写真も構図が、魅力的ですね。
  街灯とお城のお写真。。。　お気に入りになりました。
  
  鹿野健太郎さま、ハリネズミを飼っていらっしゃるんですね。
  多分全然違うとは思うのですが
  私は以前、ハリモグラにハマったことがありました。
  
  またお邪魔させていただきますね。
  よろしくお願いいたします。
  ありがとうございました。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　piquet