ネパール

2010/02/22 - 2010/03/07

ヒマラヤと子犬達

エリア ネパール

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ジェットエアウェイズ (運航停止)

チェンナイからデリー経由でネパールのカトマンドゥにやって来ました。

ここは街の中心地、タメル地区です。

空港に着くと日本語ベラベラの自称旅行会社社員が、

ひたすらつきまとってきます。

ちょっとうざかったけど、久々にこんな奴に会ったので「やっぱ　こうじゃなきゃな！」

と　また旅を楽しむ気持ちが湧いてきます（笑）

タメルでは適当な安宿（一泊200ルピー、240円）に泊

まったのですが、裏の空き地に居た二匹の子犬と母犬

と出会いました。

自分が子供の頃は、こんな感じで空き地に住み着いてる犬を時々見かけてました。

とにかく可愛くて、すっかり彼らに夢中になってしまい、毎日一緒にビスケットを食べてました。

周りのネパール人もちょくちょく餌をあげてるみたいで、子犬達は丸々太ってます。

また、ネパールは日本食のレベルが半端じゃなく高い。

という話をあちこちで聞いていたのですが、ホントに

凄いです。

これは、「東京ラーメン」のチャーシュー麺。

久々の味で最高に美味かったです。（190ルピー、230円）

さらに、なんと！！

日本の本も売っています。

これはホントに嬉しかったです。

4冊も買ってしまい、荷物がまた重くなってしまいましたが、２〜３日は読書と犬に会う日々です。

楽しい＾＾）

いつもビスケットを買う店の人達。

ネパールの人の顔は日本人と変わりません。

ここで、ポカラが有名だよと聞いて行ってみる事に。

カトマンドゥからバスで7時間位。

静かな田舎町、ポカラに来ました。

遠くにヒマラヤが見えます。

しかし　ネパールは道がほとんど整備されていないので、バスの中で体が飛び跳ねて頭をぶつけてしまいます。

もし乗る事が有ったら、一番後ろの席は避けましょう。

行きのバスで知り合った韓国人のヒョンウーさん。

尼さんで、これから７日間山ごもりするそうです。

彼女は世界中を旅していて現在７３歳。

とてもエネルギッシュで明るい人でした。

俺の事をネパール人だと勘違いしてて、「あんた　買い物に付き合ってよ」

と　強引に連れ回されました（笑）

二人で値切り倒してたら「お前ら中国人だ！！」

と八百屋のおっさんに切れられました。

そういえば、エジプトでも土産物屋で何も買わずにい

たら「お前、日本人なのに何も買わない気か？！」

「うん、金持ってないから」。

「お前は日本人じゃない、フィリピン人だ！！」

なんて会話が有りました。ホントに現金を持って無かっただけなのですが、彼等には信じられないみたいです。

ポカラの山、サランコッタでパラグライダーをやってみました。

ヒマラヤを眺めながら空を飛ぶのは、とても気持ちが良かったです。

この日（２月２８日）はホーリーというお祭りで、皆

が体中に色粉を塗りあいます。

外国の観光客は朝からこうでした。

とにかく楽しむ。という事に彼等は全力です。

自分もこうなりました。楽しい！

ここで、ヒョンウーに出会った事は自分にとって、とても大きかったです。

晩御飯をご馳走になっている時に、色々な話をしました。

イエメンのムスリムと話した時もそうですが、彼等は

死後の世界を信じています。

自分の考えは、「死」は完全な終わりで、無常の世の生に対して唯一永遠の状態。

永遠に死に続ける。という事だと思っていました。

彼等のように「死んだ後にも希望を持って生きる」

という考えは、正直受け入れ難いのですが。

これだけ信じ、その為により良い生を努力する。という人を大勢見た以上、

人間にとってそういう考えも「有り」だという事は

さすがに分かります。

俺は、強い思い込みの中でしか物事を考えていない。

という事にも気づかされました。

やはり、「見聞」というのは大きいですね。

さて、また子犬達に会いたくなってカトマンに戻りました。

彼等は人間程複雑ではないかもしれないけど、心はちゃんと有ります。

とにかく可愛くて地元の人に「一匹日本に連れて帰ってやれ」と言われる始末。

もうメロメロです（笑）

そろそろ次へ行こう。タメルで聞いたジャナクプール

に行くルートを地元の酒場で聞きます。

次は　今回の旅の目的の一つ。「ミティラー画」を探しに行きます。