
2010/02/03 - 2010/02
52位(同エリア176件中)
ゲストさん
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=GnjYYHwd26g
副題 「燃えよウボン人」
初日から、これぞイサ−ンという光景に遭遇しました。
ウボン庶民の村祭のようなものです。
ウボンは「蝋燭祭り」が有名ですが所詮は作られたパレ−ドのようなもの。
庶民の村祭には住民達の飾らぬ生の姿があります。
イサ−ンの祭囃子で狂喜乱舞する熱いウボンの人々。
その面白さは比べるまでもないでしょう。
ノンビリしている感じのウボンの人々。
しかし、その魂にはイサ−ンの熱い情熱が秘められていました。
祭の熱狂が更に情熱的な展開をみせました。
祭の神様が粋な計らいをしてくれたのです。
これは仏陀の引き合わせでしょうか?
出会いは突然でした・・・
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
-
涼しくなったウボンの町を徘徊し面白そうな店を探していると奇妙な集団に遭遇しました。
大音量のイサ−ン音楽にのって50人位の老若男女が踊りながら練り歩いて来るではありませんか。
ほとんど公道における盆踊りです。 -
集団には大型スピ−カ−を備えた専属楽団がついていてイサ−ンの祭囃子を大音量で演奏しています。
イサ−ンの祭囃子はアップテンポでノリが良く確実にテンションの上がる調べです。
音声をお伝えできないのが残念です。 -
兎に角、超ハイテンションで演奏しています。
祭囃子のアップテンポな調べは参加者達のテンションを更にヒ−トアップさせていきます。
思わず飛び入り参加し踊りだしたくなる・・・
そんな衝動にかられる曲です。
私も自然にリズムをとっていました。 -
参加者達も道路上を占拠し狂喜乱舞しています。
兎に角、凄まじい熱気です。ディスコで踊っているタイ人達とは比べ物にならないほどの熱狂ぶりです。
トランス状態で踊り狂っている人もいます。
イサ−ンの祭囃子がウボン人達の魂に火をつけ燃え上がらせています。 -
熱狂集団は寺を目指して踊り歩いていきます。
寺には他の集団も続々とやってきました。
集団は各集落ごとに構成されているようです。
寺付近は祭囃子の大騒音と踊り狂う人波で大騒乱の様相を呈しています。
集団は踊りながら寺の山門に入っていきます。 -
集団は山門から本堂へと進みます。
この女性はかなり暴走気味で集団から先行し仲間を煽動するように踊り狂っていました。 -
集団は踊りながら本堂へと向かいます。
寺に到着しライバル集団と邂逅したことで各集団とも更にヒ−トアップしてきたようです。 -
専属楽団も演奏しながら続きます。
楽団は集団単位で同色の上衣を着て演奏しています。
黄・赤・青・緑まで確認できました。
楽団の上衣の色で集団の識別ができます。
黄色集団が一番盛り上がっていました。 -
中央の女性が持っているのは喜捨された札です。
棒の枝状に分かれた細い部分に札を挿めます。
だいだい、集団の先頭付近にいます。
その集団の象徴で御輿のようなものみたいです。 -
集団は本堂の周囲を踊りながら回り続けます。
各集団とも3周位していたようです。
テンションに衰えはありません。
ちなみに本堂は30平米位です。 -
黄色組に楽しそうに踊っている二人を発見。
突撃インタビュ−を試みました。
二人は親戚のようです。
青いシャツのオバサンは実に踊り上手です。
踊りを褒めるとオバサンは大喜びでした。
少し話しをしていると隣のピンクのブラウスのお姉さんに腕を引っ張られ黄色組に参加させられました。
まあ、同じ阿呆なら踊らにゃ損です。
ちなみに踊りは阿波踊りに似ています。
お姉さんの名はKAR。
こんな所で出会いが待っていたとは・・・
出会いは突然でした。 -
集団は本堂を何周かすると周回コ−スから外れ、境内の一角に陣取り今までにないくらいのテンションで狂喜乱舞の大熱狂です。
一段落すると休憩に入りました。
休憩というより宴会ですが・・・ -
黄色組の休憩中、赤色軍団がやってきました。
遠くの集落からの遠征らしく遅れてきたみたいです。 -
大トリの赤色軍団。
こちらは黄色組を凌ぐ盛り上がりです。
特に専属楽団のテンションが他集団と段違いです。
前面に出て集団を牽引していました。 -
兎に角、凄いテンションです。
将に情熱が爆裂しています。
いつもノンビリしている印象が強いウボンの人々でしたがこんな凄い情熱が秘められていたんですね。 -
赤色軍団を見ていたらKARが来て腕を引っ張られて黄色組の宴席に連れていかれました。
既に親爺達は出来上がっていて上機嫌です。
ウイスキ−をラッパ飲みしながら踊っていました。
私が日本から黄色組の助っ人にきたと伝えると大喜びしていました。 -
この三人はKARの友達だそうです。
KARは会ったばかりの私を次々と親類や友人達に紹介してくれました。 -
お祭り大好き小僧の三人組です。
後日、他地区の祭会場でも三人に会いました。
ウボン市内の祭に出没しているようです。
左端の青シャツの子はKARの甥っ子です。 -
踊り名人のオバサン一家。
私が大汗をかいて暑がっているとオバサンはコップを差し出してくました。
無色透明だったので水だと思って飲みましたが喉から食道にかけて火がついたような感じです。
タイの焼酎でしょうか。何とか堪えて吐き出しませんでしたが実に不味かった。まさか密造酒????
オバサンは次から次と料理を持ってきて私に食べさせようとします。
饗応夫人と名づけました。 -
更に食べさせられたのがソムタムです。
パパイヤの辛し和えサラダです。
将にイサ−ンを代表する料理です。
これまで敬遠してきた激辛料理の代表格。
初めて食べました。
確かに辛いのですがアロイです。癖になる味です。
以後、唐辛子を地雷撤去するようにしてパパイヤ部分だけを食べるようにしました。
ウボン滞在中は随分食べましたね。
ウボンの人と食事すると必ずソムタムが出てきます。 -
次に食べさせられたのが虫です。
左は何かの幼虫の炒め物。
ブヨブヨした食感が気持ち悪いです。
右はコオロギみたいなやつの揚げ物。
香ばしくカリカリに揚がっています。
どちらも酒の肴に合いそうな甘辛い味付けです。
まあ、食べられないこともありませんが決して美味しいとは言えませんね・・・ -
私が饗応夫人の接待に苦戦している間も祭は延々続いています。
各集団は休憩中に飲み食いしているので酔いも手伝って益々盛り上がっています。
いったい何時まで続くのでしょうか・・・ -
黄色組復活です。
休憩で英気を養ったのか踊りのテンションは更に上がっています。
疲れたので黄色組を離脱し見学していると饗応夫人に見つかってしまいました。 -
饗応婦人の通報で駆けつけたKARに再び捕まってしまいました。
最前列の女性はKARの姉です。
子供達は娘でKARの姪達ですね。
可愛い三人姉妹でした。
この子達とはすっかり友達になりました。 -
KARに連れて行かれた場所は本堂の中です。
僧の前に膝まずかされタンブンさせられました。
その後、僧に三回拝礼させられ頭に水を掛けられました。
そして、僧の手で右手に腕輪をつけてもらいました。
まさか、このまま剃髪されるんじゃないよな・・・
坊主頭になるのは構わないけど出家は勘弁してくれ・・・
良く判りませんが祈祷か厄払いをしてくれたようです。 -
僧につけてもらった腕輪です。
御守だと思いますがアクセサリ−としても通用しますね。
なかなかオシャレな御守です。 -
お坊さん達は眼前に展開される狂喜乱舞に惑わされることなく実に冷静でした。
立場上、参加できないのは分りますが・・・
これも修行の賜物でしょうか? -
祭も終りのようです。
人々が櫛を引くように帰り始めました。
来た時は集団でしたが帰りは各自バラバラです。
好き勝手に楽しみ飽きたら勝手に帰ってしまう・・・
タイ人らしいと言えばタイ人らしいですね。
青チ−ムもフィナ−レを飾るべく最後の演奏に熱が入っています。
既に泥酔状態。ヘベレケで頑張っています。 -
その後、KARの家に連れて行かれました。
彼女の家は祭会場の寺の近くです。
私が滞在するホテルからバイクで5分位の所でした。
饗応夫人に色々と御馳走になったのですが軽い物ばかりだったので腹が減ってきました。
その旨をKARに言うと彼女が食事に付き合ってくれることになりました。
それで、KARの着替えのため彼女の家に寄ったのです。
私が近所のチビッ子達に揉みくちゃにされている間にKARはシャワ−を浴び着替えています。
子供達も順次シャワ−を浴びさせられています。
小さい子達はもうお休みです。
私もシャワ−を浴びて休みたい・・・ -
彼女が推薦するレストランに行き本場のチィムチュム鍋を堪能しました。
一緒に写っている女性は彼女の友達の店員です。
兎に角、KARは知人に私を紹介してくれます。
どうも、新しい知り合いができたことが嬉しく知人達に自慢したいような感じです。
後日の再会を約し、電話番号を教えあったのは言うまでもありません。
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ウボン・ラチャタニ(タイ) の旅行記
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