2008/10/28 - 2008/10/28
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amefuriさん
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ヘリフォードでサイダー祭り。
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今日Herefordのサイダーミュージアムでリンゴのイベントがあると聞いていたので行ってきました!
Hereford(カタカナ読みではヘリフォードが一番英語読みに近いでしょうか…)はリンゴが取れるのでサイダーの特産地なんです。
サイダーというのは日本にある炭酸飲料じゃなく、れっきとしたお酒。リンゴ酒です。
フランス語の『シードル』という言い方の方が日本では通じるかもしれませんね。
とにもかくにもせっかくリンゴ祭があるんだから、行ってみよう!ということで、電車で1時間半かけてヘリフォードへ。
サイダーミュージアムまでは駅から歩いて20分くらいです。
地図を見ながらゆっくり歩いても20分なので結構近い!
パッと見、「え、ここ…?」っていう感じの場所で、なんだか文化祭ちっくなテントが外にいくつも出てて、しょぼそうな空気がプンプン漂う場所(…)なんですが、お金を払って中に入ってみると意外に広いです。
どんなふうにサイダーが作られるのか、昔の方法と今の方法を説明したフィルムが上映されてたり、使ってた道具が実際に見れたり、展示としても面白かったです。
いろんな種類のリンゴも置いてありましたよ!
この部屋はリンゴの香りが充満しててすごかった!
こんなにリンゴがいっぱい並んでるの、初めて見ましたよ。
サイダーはだいたい何種類ものリンゴを混ぜて使うらしいので、これだけリンゴ自体に種類があれば、味も無限大ですね。 -
博物館内を見て回った後は、外のテントでやっていたイベントを見学。
館内のフィルムで見た昔のサイダーの作り方を再現したり、鉄を打って葉っぱの形にしたりという技術もみれました。
一応写真の説明をすると、ゴロゴロとローラーで潰されたリンゴを何重にも重ねて、上から押して、汁を絞り出しているところです。
フィルムの中ではすごい重労働みたいでしたよ…きつそうだった。
リンゴは馬が石臼みたいなのを挽いて潰すんですが、馬も大変そうでした…こんなことまでして作る必要あるのか?と思っちゃいました…なんか馬が可哀想で…。 -
外を見たあとはもう一度中に戻ってお店を覗いたりしました。
そしたら試飲のおじさんが話しかけてきて、いきなり3種類のサイダーを使ったお酒を試すことに。
最初はApple Aperitif。いきなりアルコール度18%。
朝から何も食べてないのにすきっ腹にお酒行きまーす!(笑)
これが結構おいしかったんですよ。買おうかどうか最後まで迷いました。
次はCider Brandy。40%。これはきつい…喉が熱い!!!
最後はCider Liqueur。25%。ブランデーのせいであんまり味がわからなかったです。笑
結局何も買わずに飲むだけ飲んでしまいましたが、気さくなおじさんが説明しながら飲ませてくれたので良い経験になったと思います。
12時からは何種類もあるサイダーのテイスティング講座があったので、50pで参加してきました。飲んでばっかりだなオイ…
ちゃんと先生が来て、味やサイダーの歴史について説明してくれて興味深かったです。
今回テイスティングしたのは4種類。
全部教わったことをメモしてたんですが、その紙をなくしてしまいました_| ̄|○ 立ち直れない…
こうなったら記憶とカンで書きます。(ヤケ)
名前とか全くわからなくなってしまったのですいません…もうホント立ち直れない…
1は一番オーソドックスなタイプのサイダー。色がクリアで味もスッキリ。さっぱり系。アルコール度数もそんなに高くなかったと思います。
多くの人はこれを飲んだら「medium dry」と位置づけるみたいですが、先生によるとこれは「dry」に入るらしいです。
2は1に比べると色が濁ってます。味も1に比べたら甘め。カテゴリとしては「medium dry」。
3も色が濁り気味。これは口に含んだ瞬間は「甘い…!」と思ったんですが、後味は苦かったです。
4は今までのサイダーの概念を覆そうとして、新しいサイダーを考案した結果生まれたもの。リンゴとfruit concentration(濃縮)を混ぜて作ります。主なフルーツはクランベリー、ブルーベリーなどのベリー類。だから色が赤いんですね。運ばれてきたときびっくりしました。
味は4つの中では一番マズイです。
先生も「I really hate it. It's really awful.」とものすごく正直に意見を言ってました。笑
すっごい薄い、質の悪いベリージュースにちょっとアルコールが加わってシュワシュワ炭酸、って感じ。
運よくこの4つ目のだけ携帯に名前をメモってたのが残ってたので紹介。マズいのを紹介するのも気が引けますが(笑)「Jacques」です。
試した4つの中ではやっぱりオーソドックスなのが一番飲みやすかった気がします。
そんなに甘くないですが、飲み口も後味もサッパリしてて、ゴクゴクいけちゃう。
スーパーに行ってもいつもアルコールのコーナーには全く近づかないんですが、今度行ったらサイダーを物色したいと思ってます。 -
サイダーミュージアムにはなんだかんだで3時間も居座ってしまい…他に行く場所いっぱいあるのに〜〜!!!ということで急いで移動。
ヘリフォードもまだよく見てませんが、2駅隣のLeominster駅でもリンゴのイベントがあるということでそちらへ移動。
Leominsterには1時間に1本か2本しかHerefordと繋がっている電車がなくてバッタバタしました…。
時間がなくて走ったりして…別にアルコールを回したいわけじゃないんですが。(笑)
着いてもいきなり駅の前は住宅地っぽいし、人もまばらだし、ホントにこんなところでイベントやってるの???
不安になりつつとりあえずインフォに行って場所を聞くと、何やらアーケードの片隅でやっているとのこと。
ようやく賑やかな雰囲気がしてきたと思いきや、部屋はめちゃくちゃ狭い!!!!!
狭くてもお金はバッチリ取ります。£1.50。
部屋の真ん中の長机に横たわる何種類ものリンゴが圧巻。色とりどりで目を奪われます。 -
日本のリンゴも並んでましたよ!
写真の真ん中に写ってる、長机の先端にいる緑の服のおばあさんはスタッフの方で、興味のあるリンゴがあれば持っていくと小さく切って試食させてくれます。
私も2種類食べさせてもらいました。
リンゴのくせにorangeなんて名前のリンゴもあって、気になったので食べたんですが、味はやっぱりリンゴでした。(笑)
周りの机では小さなお店が石鹸とかジャムとかいろんなものを売ってました。
果樹園の写真をたくさん並べているお店があって、写真がなかなか素敵だったのと、サイダーミュージアムで見た写真が混じってたこともあって、オーナーのおじさんと話が弾んて30分近く話し込んでしまったり。
果樹園の1年間を追った写真を春〜冬まで全部説明しながら見せてくれて、本当に良い方でした。楽しい時間をありがとう!!
予想してたのよりものすごく小さなイベントでしたが、地元の人との交流が持てて、行って良かったです。
電車の時間までまだ40分くらいあったので、街並みを眺めたり、気になったお店をちょこちょこ覗いてみたり、公園を歩いてみたり、教会に顔だしてみたり、ぶらぶらと散歩を満喫しました。
歩いたことのない街をどこに行くでもなく歩くのってなんか好きです。
1時間半という短い滞在時間でしたが、LeominsterからHerefordへトンボ帰り。
まだまだ見てない場所がいっぱいあるので、いろいろ閉まってしまう前にダッシュで観光します。 -
ヘリフォードに戻ってからまず最初に行ったのはThe Old House。
「ブラック&ホワイト」の家として有名です。
黒い柱構造と白壁を特徴とした建物はヘリフォードの近くにたくさん残っていて、多くは中世に建てられたものらしいです。
Black and White Villagesというバスツアーもあって、すんごく参加したかったんですが今回は時間がなくて断念。
いろんな地域を回ってブラック&ホワイトの建物を見まくるので1日かかりそうなんですよね。
いつか機会があれば参加したいなぁとは思ってます。
で、このヘリフォードにあるThe Old Houseは昔の人が使ってたチェストとかベッドとか部屋の構造がわかるようになっていました。
名前の通り、すっごく古いので上る時、階段もギシギシ。
展示してある品にも「fragileなので触らないで!」と全部に注意書きが貼ってありました。 -
「触っちゃダメ」っていう白い紙が貼ってあるのがわかりますか?
大切なものならガラスケースにでも入れればいいんでしょうけど、そうせずむき出しのまま置いているっていうのは観光する者にとっては嬉しいです。
全員がマナーを守ればいつまでもきちんと保存されるはずですし、ね! -
あんまりゆっくりしてる時間もないので、一通り見たらHereford Cathedralに向かいました。インフォの目の前に聳え立ってます。
行った時ちょうど鐘が鳴りだしたんですが、建物の中に入ると聞こえなくなるって不思議ですね。
中ではパイプオルガンが鳴ってました。 -
ここの大聖堂はステンドグラスがものすごい。すごいとしか言いようがないです。
巨大なのに1枚1枚が美しい。
ずっと口をぽかーんと開けて仰ぎ見てしまいました。
容量の関係でちょっとしか載せられませんが、雰囲気だけでもどうぞ。
写真は大聖堂内部の様子。 -
ステンドグラスの模様が細かいです。
-
私はキリスト教の信者でも何でもありませんが、教会にいるとなんとなく敬虔な気持ちになるのはすごいですね。
ステンドグラスとかきれいなものが好きだし、立派な建築物にも惹かれます。
さすが神を奉るところは違うなといつも思います。 -
大聖堂の隣にはMappa Mundi&Chained Library Exhibitionという展示場があるんですが、残念ながら閉まった後でした…(;_;)
また来ることがあればリベンジしたい!!!
大聖堂を見たあとは川沿いを歩いたり、街の中央の広場でご飯食べたり、ショッピングモールに入ったり、また好き勝手に散策しました。
アジアの食料品店みたいなのを発見して、うどんを見つけてしまった時には買いたい衝動と必死で戦いました…。
手元にめんつゆがあると今まで我慢してた食べ物も欲しくなるから危険ですね。
これは広場で撮った写真です。
ヘリフォードはLeominsterに比べたら数倍賑やかで大きな街で、わりと都会好きな私には過ごしやすかったです。
広場にはカフェとかスープ屋さんとか小さなお店が軒を連ねていて、眺めているだけでも楽しかったです。
帰りの電車では2日連続で歩きまわった疲れが出たのか爆睡で、半分記憶がないままふらふらと家までもどりました。
これを教訓にして、2日連続外出は控えようと思います。
できるだけいっぱい見て回りたいけど、1日は間を空けないと体力が持たない…!
…そんな自分の限界を知ったHerefordへの旅でした。(…) -
オマケ。自分へのお土産の写真。
サイダーミュージアムで購入した、リンゴソース。
サイダーが混じってるのでちょっとお酒っぽいのかな?
ヨーグルトかパンに塗って食べようと思ってるんですが、なんとなくもったいなくてまだ開けてません。笑
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