カンボジア周遊旅行 ［09/12/26−10/1/3］【2】 −シアヌークビル−

2009/12/26 - 2010/01/03

2009-2010年末年始に、カンボジア人の友人の結婚式へ参加する為、旅行をかねて、福岡、名古屋の友人達と一緒にカンボジアへ行ってきました。

今回は出発日の26日中にプノンペンへ到着出来ること、経由地で福岡発・名古屋発の友人達と合流出来ることが条件だったので、タイ国際航空を選択したのですが、成田発のチケットは8月初めにはもう既に高いチケットしか残っていなかったので、比較的料金の安かった名古屋発着の便を利用しました。

旅のスケジュールは、プノンペンで友人の結婚式に参加したあと、プノンペンを起点にシアヌークビル、コンポンチャム、モンドルキリ、シェムリアップを駆け足で巡る少しハードなスケジュールです。特に一番楽しみにしていたモンドルキリは、標高800mの丘陵地帯に広がる豊かな大自然とその壮大なスケールは想像以上で、また是非ここを訪れたいと思わせてくれる素晴らしい場所でした。

●ルート
名古屋＞(バンコク)＞プノンペン→シアヌークビル→プノンペン→(コンポンチャム)→モンドルキリ→(コンポンチャム)→プノンペン＞シェムリアップ＞（プノンペン）＞(バンコク)＞名古屋

●日程
12/26：名古屋 TG645＞バンコク
12/27：バンコク TG584＞プノンペン
12/28：プノンペン BUS−シアヌークビル
12/29：シアヌークビル BUS−プノンペン
12/30：プノンペン CAR−(コンポンチャム) CAR−モンドルキリ
12/31：モンドルキリ
1/ 1：モンドルキリ CAR−(コンポンチャム) CAR−プノンペン
1/ 2：プノンペン VN9859＞シェムリアップ＞(プノンペン) TG585＞(バンコク)
1/ 3：TG644＞名古屋

●主な費用
【交通費】
タイ国際航空(名古屋＞プノンペン＞名古屋≪往復≫,税込)：88,540円
ベトナム航空(プノンペ＞ンシェムリアップ≪往復≫,税込)：117USD
キャピトルバス(プノンペン−シアヌークビル≪往復≫)：7.5USD

【宿泊費】
ナイスＧＨ（プノンペン，トリプル1室×3泊)：42＄
オーチティールＧＨ(シアヌークビル，ツイン1室×1泊)：20＄
ネイチャーロッジ(モンドルキリ，テント2人用、バンガロー2人用×1泊)：10＄

【観光費】
レンタルバイク(YAMAHA 110cc，24時間)：5＄/1台
象トレッキング(8時間,2人乗り)：25$/1人
トゥクトゥク(ﾎﾃﾙ→ﾊﾞﾙｰﾝ→ﾄﾝﾚｻｯﾌﾟ湖→ﾎﾃﾙ→ﾊﾞﾙｰﾝ→空港 [3人,9時間])：23＄/1台
トンレサップ湖クルーズ：15＄/1人
アンコールバルーン：15＄/1人

【食費・交際費】
焼肉屋(プノンペン，料理・ビール等)：60＄/12人

【その他】
カンボジアVISA(観光VISA)：20＄
プノンペン国際空港使用料：25＄

エリア シアヌークビル(カンボジア)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー タクシー
• 航空会社: タイ国際航空

プノンペンの中心部キャピトルレストランからの風景です。このレストランは、東南アジア特有の"人･バイク･車"が行き交う混沌とした街の様子と喧騒さを肌で感じることができる場所です。レストランの隣はキャピトルバスの発着場で、ここからカンボジア国内の各都市やベトナムやラオスといった隣国の主要都市を結んでいます。私たちも朝食を取ったあと、早朝のバスでプノンペンから約230キロの距離にある南部の都市シアヌークビル(コンポンソム)を目指します。約4時間半のバスの旅です。

バスはココン州の手前(2時間半ほど走った辺り)で約20分間の休憩を取ります。ここから先はダムレイ(エレファント)山脈と呼ばれる大きな山を越える為、しばらく長い山道が続きます。このダムレイ山脈を越えるとコンポンソム州に入ります。ここまでの道は、きれいに舗装されていて道幅も広いので、高速道路のように快適に走れますが、ここからは先は山道に入る為、道幅もかなり狭くなり、荷物をたくさん積んだトラックが自転車より遅いスピードで走っていたりするので、かなりスローダウンしてしまいます。山道と言っても日本のようにクネクネ曲がった峠道ではなく、緩やかな坂道をを時間をかけてゆっくり上っていく感覚です。

シアヌークビルで宿泊した"オーチティールＧＨ"です。ここはたくさんの外国人で賑わう"オーチティールビーチ"まで歩いてすぐの場所にあり、全室バンガロータイプ(１つのバンガローに各２部屋ずつ)の部屋になっています。料金はツイン1室20USDと、お手頃な価格でちょっとしたリゾート気分を味わえます。写真にはありませんが、オープンテラスのレストラン＆バーが併設されていて、海鮮料理や西洋料理といった外国人向けの料理やカクテルを楽しむことができます。料理や飲み物は外国人価格ですが、それほど高くはありません。ビーチ周辺の外国人向けレストランやバーは、どこも同じような価格設定になっています。

ゲストハウスの室内です。部屋はツインルームで写真奥がセミダブル、手前はシングルベッドになっています。少し狭いですが２人で使うには十分な広さです。写真の奥には温水シャワー付きのトイレがあります。ゲストハウスなのでリゾートホテルのような豪華さはありませんが、清掃も行き届いており清潔な印象です。ただ一つ難点を言うと、部屋の壁が薄いので隣の声や物音が聞こえやすいことです。それ以外は特に問題はありませんでした。部屋は1室20USDで最大3人まで宿泊可能です。

オーチティールビーチです。オーチティールビーチは、数キロに亘って白い砂浜が続くシアヌークビルで一番賑わっているビーチです。写真のような休憩スペースを提供する屋台が１０軒以上並んでおり、地元の人たちや外国人観光客が多く訪れます。他の東南アジアの有名なビーチに比べ、海の透明度やリゾート性は低いですが、カンボジアらしい素朴でのんびりとした時間を過ごす事ができます。屋台はカンボジア人向け(写真奥)と外国人向け(写真手前)に分かれており、外国人向けの屋台ではビールやカクテルメニューが充実しています。また外国人向け屋台の多くは、日没までハッピーアワーを実施しているので、カクテルなどの飲み物を半額で楽しむことができます。

ビーチでは売り子さんがシャコやイカなどの魚介類を売っていて、その場で食べることができます。写真のシャコは昼間は1匹1000RIELほどで売っていますが、日没が近付くと余ったものの叩き売り状態で、10匹1USDくらいで売ってくれます。その他にもお菓子やデザート、おみやげ品なんかも売っています。またちょっと変わったサービスで、ネイルサービスなんかもやっていました。

シアヌークビルの海に沈む夕日です。この時期はちょうど乾季にあたり、連日のように晴天が続くので、写真のようなきれいな夕陽を見れる日が多いです。

オーチティールビーチから歩いて5分くらいの所にある有名なモニュメント"ゴールデンライオン"です。何故ラオインかと言うと、現地の人に聞いた話では、シアヌークビルという名前の由来は、ノロドム・シアヌーク前国王にあるそうで、"シアヌーク"はサンスクリット語で"ライオンの顎"という意味だそうです。ゴールデンライオンの周りは市民の憩いの場になっており、夕方になると家族や友達同士でおしゃべりをしたり、子供たちが楽しそうに遊ぶ姿が見られます。

オーチティールビーチ近くにあるバーストリートです。シェムリアップほどたくさんのお店はありませんが、外国人向けのオシャレなバーが数件並んでいます。

バーストリートにある"モンキー・リパブリック"という名前のバーです。とても人気があるお店で、いつも多くの外国人で賑わっています。アルコール類(特にカクテル類)のメニューも豊富で、カクテルは1杯3-5USDほどで楽しめます。店の奥にはバンガローが併設されており、宿泊も可能です。

モンキー・リパブリックの店内の様子です。1階と2階に分かれており、1階は人が多く、音楽もかかっているのでとても賑やかですが、2階は比較的静かでゆったりと過ごすことができます。

翌日はゲストハウスでバイクをレンタルして、シアヌークビル郊外(バイクで40分ほど)にある避暑地"クバールチャイ"へ行きました。

クバールチャイに行く途中に池のような広い水場がありました。カンボジアでは珍しくきれいな青い色の水溜りで、道を挟んで両サイドに広がっています。ここを抜けるとクバールチャイはもう目の前です。

"クバールチャイ"です。クバールチャイは褐色の川ときれいな透明の川が合流するポイントで、合流地点付近ではいくつかの滝が形勢されており、カンボジアでも有数の景勝地になっています。写真は褐色の川から流れる滝です。

私たちは午前中の早い時間に訪れたので、まだ人は少ないですが、午後になるとピクニックや水遊びを楽しむたくさんの家族連れで賑わうそうです。写真の橋は褐色の川に架かる橋で、写真のすぐ右側で滝(上の写真)になり、その先で透明の川と合流します。

褐色の川に架かる橋を越えて、さらに奥に進むときれいな透明の川に出ます。この川の周辺にはハンモックがぶら下がった休憩施設や屋台がたくさん並んでいます。この川は写真と反対側(後ろ側)で滝となり、その先で褐色の川と合流します。

クバールチャイから戻ってきて、ゲストハウスで昼食を取りました。写真はカルボナーラとフランスパンのセットです。生卵に少し躊躇しましたが、久しぶりの西洋料理だったのでおいしく頂きました。昼食を取ったあと再びキャピトルのバスに乗ってプノンペンへ戻ります。

プノンペンへ向う国道4号線の風景です。パームヤシのプランテーションが両サイドに広がる東南アジアらしい風景が続きます。

＞カンボジア周遊旅行 ［09/12/26−10/1/3］【3】 −コンポンチャム− へ続く…