2000/08/12 - 2000/08/18
463位(同エリア508件中)
しゃーらさん
ちょっと前までは、敦煌というと、ろくなホテルもない田舎町だった。ホテルはお湯も出ず、クーラーもない。街は、土埃と、自転車と、動物が闊歩し、空港もなく、なんせ行くのは大変なとこだった。その昔は、蘭州まで飛行機で行って、そこからは44時間1分勝負の汽車の旅だったというから、驚きではないかっ!!ね、そういうことを本で読んで、ため息をついたものだ。
でも、そんな田舎町だった敦煌は、すっかり変わってしまった。外国人用にホテルが建ち、空港ができ、道路は舗装され、ビルが建ち並んでいる。車はビュンビュン、自転車はどこ?という世界なのだ。
街の中央には、敦煌のシンボル「反弾琵琶伎楽天」の像が立っている。立ってるのは知ってたけど、車が行き交うロータリーの中央にあるどでかい像だとは思わなかったなぁ。カッコイー像なのだ。欲しい・・・と、思いましたね。で、買っちゃった。屋台の土産物屋で、白い綺麗な石の像を、65元で購入。325敦煌パオズだ。325個も包子(パオズ)は食べらんないから、これは高価な宝である。
さて、ともかくミニ・バスに乗って、我々は莫高窟へと向かった。運転手のお兄さんの勧誘は、激しい。
「どう?玉門関行かない?玉門関、いいよぉ!」
「行かないの!」
「じゃ、陽関はどう?陽関と玉門関、いいよぉ!」
「いいのっ!莫高窟だけっ!」
「どう?ぐるっと!こうね、一回り。どう?」
「不要(プーヤオ)、不要(プーヤオ)!」
で、莫高窟についたら、「ここで待ってるからねー。」と健気なのだ。ワタシとしては、せっかくの莫高窟なんだから、ゆーっくり見たかった。それに暑いから、無理したくなかった。ワタシたちは、だらだら行くのさ。それがモットーよ。
残念ながら、莫高窟は自由に見学できない(2000年当時)。これは、敦煌市博物館もそうだった。中国人の日本語ガイドに付いていけと言われるんだ。でも、しかたない。ガイドさんが、石窟のドアの鍵を持っているんだ。
アタシたちのグループは、第96窟から始めて、第130窟−第148窟−第57窟−第61、62、63窟−第46窟−第45窟−第16、17窟−第23、24窟と見学した。
第96窟は、莫高窟のシンボルである九層楼だ。中には、中国で5番目に大きい弥勒大仏が座している。後世の補修で、価値が半減したんだって。
それに比べて、ちょっとだけ小さい、といっても、顔だけで7mもあるんだけどね、第130窟の弥勒大仏の方が価値があるらしい。右手以外は、ほぼ盛唐のままなんだって。
第57窟の菩薩図は、莫高窟随一の美形。第45窟の塑像群は、莫高窟塑像の精華っていわれてる。特に、菩薩立像と阿難像は、またまたスゴイ美形。この2窟は、とっても有名で、敦煌に興味のある人なら、必ず見たことがあるよ。とにかく、菩薩は美しいのだ。あーー、でも残念だなぁ。アジャンタと違って、莫高窟はカメラ取り上げなので、写真がないんだよ。
それから、20世紀最大の発見っていわれてる第17窟の「蔵経洞」を見た。今年はね、発見100年を記念して、特別公開されているんだ。
有名どころをまわって、見学は終了した。出口はあっちと、ガイドさんは言い、アタシたちは、うんうんと頷きつつ引き返したね。
「ここで帰ってたまるかっ! せっかく来たのだっ。もっと見るっ!」
こーゆー時、夫は、頼もしい。ワタシは、どっちかというと引っ込み思案な方だから(ホントだっ!)、行きたいのに遠慮したりするから。ワタシたちは、他の言語のグループに付いてったり、空いてるところ捜して、第427窟−第428窟−第323窟−第328窟を見たよ。
2時間半くらいの見学だった。短いようだけど、十分ゆっくり見学できた。ちょっと意外だったけど、外国人より中国人の団体さんの方が多いように見えた。観光ブームなのかしらん。でも、この方々、どこから来たのかな。敦煌で、こんなに中国人の団体さんは見かけなかったもん。不思議。
そして、駱駝。敦煌の砂漠で駱駝乗りました。鳴沙山っていう所だ。敦煌の街から、5kmほどの所にある砂丘で、月牙泉という泉もある。そこをね、夫と2人乗りで、月牙泉まで往復駱駝で行った。途中、砂滑りをして遊ぶ。砂丘を登って、上から竹のそりで滑るんだ。砂丘に階段が付いてるけど登るのはすごく大変で、おまけに砂まみれになったけど、面白かった。砂漠の日中の暑さは耐え難いっ!!だから、鳴沙山へは夜6時30分ころ出かけたんだ。すると、ちょうど帰りの駱駝は、月の登るころでね、月の砂漠を遙々とだよ。かっこいいねぇ。
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