2000/08/12 - 2000/08/18
417位(同エリア508件中)
しゃーらさん
感動的な「餃子宴」の話をしよう。なんか、食べ物の話ばっかだ。
それは、西安でのことだった。実は、日本で餃子宴の情報をつかんでいた。だって、西安は餃子で有名で、餃子ばっかりのコースがあるって、いろんな本に書いてあったんだ。これは食べねばならんと、誰だって思うでしょ。そう、そしてワタシもそう思った。
「餃子宴、行かねばなるまい。死して屍拾う者なし!」(ワタシ)強い決意であった。
「徳発張ってとこと、解放路餃子館ってとこと、どっちが良い?」!」(ワタシ)
「解放路餃子館って店は、餃子宴の老舗で、ロープライスからある。」!」(ワタシ)
「徳発張って店は、千古風味(千年の味)、華夏美食(中華の美食)と 賞賛の嵐らしい。お値段もなかなかで、高級らしい。そしてそして、 鐘楼のそばで、街の中心にあって・・・。」!」(ワタシ)
「あー、わかった。わかった。どっち行きたいの?」(夫)
「徳発張!!」(ワタシ)
ということで、我々はタクシーで徳発張へ向かった。タクシーのお兄さんの指さす先に、煌々と輝くネオン。あれ、ガイドブックに載っている地図と違う。鐘楼のななめ向かいではないか。あそこは、昼間、あまりの暑さに冷房を求めてさすらった我々が発見したごく普通の喫茶店がある感涙ものの地下高級デパート「世紀金花」の上のあのばかでかい建物ではないかっ!!(一気に読むこと)
「中国には、冷房が効いた、ふつーの喫茶店はないんかいっ!」と文句言いながらも、野生の勘で見つけたのである。ここで我々は命拾いをしたものだ。
さて、徳発張は込んでいた。うーん、すごく人気ある店のようだ。一階はガラス張りで、中の喧噪が見て取れる。でもなんとなく庶民的。餃子宴と違うと判断した我々は、建物を半周。すると別の入り口を発見。一階は、庶民的な餃子レストランで、二階が大広間餃子宴、三・四階が個室餃子宴らしい。二階へ向かう。二階も凄く混んでいる。すごく広いのに、ほとんど満席状態。ラッキーなことに、窓側のテーブルが空いていた。
込んでいる店って、美味しいんだよね。しかも、周りは中国の人ばかりだし、期待は高まる。ただ、餃子宴2人というのは、いかがなものであろうか。宴を2人で制覇できるのか?今更ながら、不安がよぎる。だが、もう遅い。お姉さんが、オーダーを取りに来た。
「80、100、150、200元のコースがあるよ。どれがいい?」
弱気の2人は、
「80元でいいかな。それにして。」
「おやおや、餃子宴と対決するなら、お薦めは100元或150元也。」
お薦めと言われて、引き下がる我々ではない。
「よおし!100元のにしてっ!挑戦してやるっ!」
餃子宴との戦いは間近だよ。
「餃子ばっかで、あきないのかしらん?」
そうそう、誰しもそう思うもの。ところが、そこが中国の食文化の恐ろしいところ。・・・あきないんだよねぇ。最後まで美味しいの。
でも、我々が気になったのは、その値段。
「1人100元だってさ。」
「うーん。敦煌パオズにしていくらかな?」
「そうだね、敦煌パオズは10個で2元だから・・・。」
「500個だ・・・。」
「500敦煌パオズ・・・。」
「500敦煌パオズか・・・。」
誰も、そんなには食べられないのである。敦煌パオズにして、500個分の餃子。強敵である。闘志を秘めつつ、我々は青島ビールを飲んだ。周囲は、スゴイ宴会ムードである。
前菜が運ばれてきた。炒人参・炒えんどう・煮鶏肉・牛肉佃煮の4種である。結構、量があるのよ。ここで食べ過ぎてしまうと、負けだ。次に、薄味のスープもきたよ。そして、いよいよ餃子だ。お姉さんが説明してくれる。ちゃんと2個ずつだったので、安心したよ。
一蒸籠目。餃子5種。魚・レンコン・カエル・アワビ・肉。一口サイズのかわいい餃子で、形も色も様々だ。
二蒸籠目。5種。トマト・餡・セロリ・クルミ・肉。餡やクルミの甘い餃子が美味しい。
水餃子20個くらい。これがまた美味しい。ぷりぷりの皮で、タレに漬けて食べるの。でも、量が多いぞ。
三蒸籠目。5種。野菜・鶏・アワビ・豚・マッシュルーム。
四蒸籠目。5種。残念なことに、お姉さんはこの時忙しくって、説明してくれなかった。
焼餃子、2種。甘いのと、肉のだった。皮が、さっくりパイ状になってて、凄く美味しい。
真珠餃子のスープ。指の爪くらいの小さな真珠餃子。スープは鶏がらだった。
デザートの果物。スイカ・メロン・オレンジだったよ。
これが、100元コースの真実の記録である。我々は、果敢に挑戦し続けた。これはいける!圧勝できるかも・・・。しかし、水餃子が手強かった。数が多いうえ、蒸餃子より少し大きいのである。ボリュームがある。ああ、もうちょっとなのに・・・。残念ながら、我々は、餃子宴に僅差で敗れたのであった。
だけど、楽しいなぁ。外は、すっかり暗くなったけど、鐘楼がライトアップされて綺麗だ。相変わらず込んでいる店内も、賑やかで良いムードだ。ガラスで仕切られた厨房では、沢山の料理人が餃子を作っている。面白いなぁ。すっかり満腹になった我々は、夜の西安を見物しつつ、ホテルへと帰ったのであった。全然もたれなかったよ。
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