38 欧州の秋　2009 モルドバ5

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2009/11/04 - 2009/11/15

69位(同エリア108件中)

#その他

costinさん

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滞在もいよいよ佳境

エリア

キシニョウ(モルドバ)

中央市場から食材を買ってきて、自分で調理することが多くなる。これには家の猫が深く係わっている。
俺だけなら外食でも良いが、猫が腹空かしてるんじゃないかと思うともういけないw
猫用になるべく薄味で調理する。
鶏肉は鳥の骨が空洞であるため、犬猫には良くないと聞いていたが、こっちの人はお構いなしの様だw
実際猫の食いつきも鳥の方が牛・豚よりも良いみたいだ。

手羽　35-40lei/kg
スペアリブ用の豚バラ骨付き

60-70lei/kg
珍しいレバーパテソーセージ
グロい割においしい

41lei
街路樹の葉もすっかり落ちてしまった。
・・・冬の装い。
ギリシアレストランでランチしてみる。

ギリシアの何とかっていうパン。
生たこって書いてあったけど、生じゃないね。
まあ、この辺じゃたこ食う習慣などないだろうから流通もしてないだろう。だとすると冷凍と考えるのが妥当。
デザート
$〆て299lei<br />9円換算で2700\か・・$

〆て299lei
9円換算で2700\か・・
ある日すし屋で(キシナウはすし屋が知ってるだけで四軒ある)スイス人外交官に、
「本物の寿司が食いたいなら、これを使いたまえ」
などと偉そうに持参の刺身醤油を提供した。後日、夜半散歩していると黒塗りの高級車が俺の脇で止まる。乗れと言うので乗ると、例のスイス人外交官だ。
「あの時は世話になったね。今夜は君に時間があるなら特別な場所に招待しよう。」
勿論暇で散歩してた訳だから、即応じた。そして連れて行かれた処が・・・ここ。
入口は小さな扉だけだが、奥は階段から地下に広がっている。クロークでコートを預け、屈強な男ふたりからの厳重なボディーチェック。
バーカウンターを中心にしたシートにはその筋の女性と思われる美女達が思い思いに談笑したり、闊歩したりしている。そして臭う。
この匂いは・・・水パイプww
大家さんとふたりできれいに掃いた庭
集められた落ち葉は俺が道路に設置されている共同ごみ箱まで捨てに行く。
時折街中で見かける日本語
市場近くのトルコ料理店

安いのが良い。
コーヒー　10lei
スープ 15lei
ピラフ 20lei
アイスクリーム。12lei
かなり美味しかった。
裏通りにあるネットカフェ

なんと公園まるごとfree wifi
日比谷公園がfreeみたいなもの。
進んでますw
ミュンヘンまでの帰り方を模索

カラパチアエアーでキシナウーティミショアラーミュンヘンに決定。145euro

euro-busで102euro(28h)なのを考えるとお得な気がする。
この日英語の本を買う。50lei
英語勉強中のユリアのために。
チミシリアにバスで出かける。25lei/片道

結局、サンドとユリアに会えなかった。本だけ渡す。

冬枯れの並木道は中々寂しさを演出してくれる。
ギリシャ料理店ミコノスで食べたレモンのスープ

レモンのスープなんて発想がすばらしい。
もう一工夫すれば大化けしそうな料理だ。
カルシウム満点。
小魚のフリッター
猫目線で外を眺める。
アンとキシナウ最大の公園に出かける。
キシナウは公園が多く点在している。街の面積の1/4が公園で占められていると言っても過言ではない。

「ここは余り良い思い出がないけど、好きな場所なの」
「ここで失恋でもしたのかい?」
アンの顔がこの時ほど美しく見えた瞬間はなかった。感情の爆発を必死に耐えているのが見て取れた。
「冗談だよ。・・いや、本当にすまん。」
「いいのよ・・終わったことだし」
人の心理なんていかに不安定で当てにならないものか思い知る。
強く賢い女の内面を覗くと案外脆い女だったりする。これは良くあることだが、それを発見した方も著しい変化が起こる。
大家さんからの差し入れ

ミートパイ風だが中身の具は餃子みたいで好みだった。
お返しに作ったスペアリブ
orheiに行くことにする。
近場だし1時間もあれば行ける。
バスは中央市場から出ている。18lei
何故orheiなのか?

理由は無い。
強いて言えば、・・・
・日帰りでぶらっと出かけてみたかった。
・列車が好ましいが、中々お手軽に鉄道は使えない。
・再びモルドバに来るための強烈な理由が欲しかった。
Orheiのバスセンター裏には簡易遊園地が設置されていた。
綿菓子には行列が・・
バスセンターから市役所のあるセンター迄、坂道を歩いてみる。
並行してロシア系の顔立ちの美しい若い女性も一緒に緩やかな坂を登る。
立ち止る。
すると彼女も立ち止る。
数秒間、静かに見つめあう。(実際には僅か1秒位だったのかもしれない。)
彼女はスローモーションの様に、俺から視線をはずしまたゆっくりと坂を登り始める。
「・・Чекати!」
それは声にならない。
灰色がかった金髪だけが、背中で揺れていた。
"Dolce Vita"
「甘い生活ねぇ・・」
普通なら甘い人生と訳しそうだが、どうもフェリーニのDolce Vitaがちらつくw
市場はガランとしている。
もう何年も前から誰も居ないかのように。
市場を通り抜け裏通りを歩く。
長屋状の棟続きの小さな商店が並んでいる。
文具屋の前では、暇そうに二十歳前後の娘が往来を伺っている。
俺を視界に捕捉すると、まるで猫がコマネズミでも見つけた時の様に、ピタっと視線を据える。
俺もそんなに長く知らんぷりは出来ないw
目配せして軽く微笑む。
その若い娘、腕組みして足を交差させ突っ立ったまま入口のドアに凭れかかっていたので、てっきり俺を警戒しているものと感じていた。(腕組みは拒否のイメージw)
だが、それこそ俺の10倍くらい頬笑み返してくる。
「まずい。」
話かけられたりしたら面倒だw
4^5軒先の雑貨屋の前に十歳程の亜麻色の長いウェーブ髪の少女が、店内を向いて立っている。
母親らしき女性が、店からコートに袖を通しながら現れシャッターを下ろす。
どうやら、店じまいの様だ。
母親は身綺麗に思えた。タイトスカートにパンプスを履いている。
やや膝を曲げ、娘の髪にキスする。
『おまたせ』
そんな感じなのだろう。
二人仲良く家路を急ぐ。
「どんな母娘だろう?」
不謹慎にも想像を膨らませるw
「母子家庭かもしれない。」
大きなお世話だw
「泊めてもらえないかしら?」
もう犯罪者に近いw

肌寒い夕暮れの街角に消えていく母娘を見送りながら、ゆっくりと坂道を降りていく。
ウズベクレストランに寄る。

althaus 50
surpe din miel 55
saslik din miel 100
cartofi prajiti 30
ispita lui tamerl 70
turta uzbeka 13

total 318lei
日本茶発見・・・と思ったがそれにしては値段が安すぎる
中身は中国茶っぽかった。
15lei
風邪を引いたみたいだ。
レモンティーに蜂蜜入れて飲んでいた。
はちみつ　30lei

アンからメールが・・
「この単語、何の意味?」
「薬局で薬を買うんならこれが良いわよ」
お前って奴は・・・・
ペインティングパークを散歩
ある旅人によればここにはすばらしい出来のマトリョーシカが売っているそうだ。

http://4travel.jp/traveler/asaccho/album/10268986/
「アン、君には本当に世話になりっぱなしだったね。何から何まで」
「・・・・」
返事はない。聞こえたはずだ。絵を見る彼女の横顔は幽かに微笑んでいた。
終いには野良も大挙玄関口に入ってきた。

グレイ、ジャック、バットマン・・
さよなら猫達。
スタンド・・・役に立った。
市場で買った　50lei

さらばモルドバ
キシナウ空港の免税店

有名ワイナリーのビンテージが置いてある。
濃いガスがかかっていた。
離陸できないんじゃないかと思うくらい。
ティミショアラ到着

数年前の雪の降る日、来たことがある。
小奇麗な街だった。
ミュンヘン空港に到着
ミュンヘンはキシナウに比べると温暖な気がした。
ヤッケを脱ぐ。
サワークラフトをオーダーしたところ、御覧の通り。
なるほど・・とてもひとりで食い切れる量じゃない。
オランダのスキポールにもあったが、ここにもw

蠅のペイントを施した男性用便器。
男の習性を利用したものだと云う。
ファンタが2.5euroねぇ
地図右上を見て欲しい。北東方向だ。
OST SEE と表記されている。
これはドイツ国内地図だ。バルチック海がOST SEEの表記なのだ。つまり東の海、東海。
シナの国内地図でも、東シナ海に当たる部分は東海と記されている。
彼等は、これがあくまで国内用であり一般的呼称と違うことを認識している。国内用の呼称と通称の区別がつかないどこぞの国とは訳が違うw
ドーハ経由バンコク行き
ドーハでの待ち時間が8時間とシンドイ。
前　37 欧州の秋　2009 モルドバ4
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10421879/

後　39 タイ北部の田舎で農業体験
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10422346/