夢・希望・幻・そして現実　憧れのスペイン紀行　：　ゲルニカを訪ねてソフィア王妃芸術センター編

2009/12/25 - 2010/01/01

スペイン北部・バスク州の小都市ゲルニカ。

その町はスペイン内戦の最中の1937年4月26日フランコ将軍を支援するナチスによって史上初めての都市無差別空爆を受けた。

滞在中のパリでこの報を聞いたピカソは、同年のパリ万国博覧会スペイン館の壁画として急遽ゲルニカを主題にこの作品に取り組み、6月4日には完成させる。

正直絵には全然興味のないオイラですが、こんなエピソードのある、高名な絵画をせっかく生で見られるチャンスはめったにないので是非行ってみることにしました。

では、ホントにおヒマな方だけ覗いてね。

エリア マドリード(スペイン)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

ソフィア王妃芸術センターはアトーチャ駅から通りを渡ってすぐのところにあり、観光客にもとっても分かりやすいです。

プラド美術館の別館的存在のソフィア王妃芸術センターですが、もともとこの建物は１８世紀に病院として建築中に放置されたままの建物を美術館に転用したんだって。

こんなオブジェもいかにも美術館て感じ。

入口は２ケ所

正面側は小雨降っている上に結構並んでいたので、こちら側に移動。雨がしのげる上に、並んでる人数もたいしたことなかったのでラッキー。

入場料は確か６ユーロ。館内に入る際に手荷物検査があります。

ゲルニカのある２Ｆへ真っ先に向かいますが、気になった絵を一枚。

作者は分かりません.....

こんな風刺画も展示してありました。

こっちはヒトラーの風刺かな？ファシズム全体を批判してるみたいね。

全館撮影可なんですが、さすがにゲルニカだけは撮っちゃだめ。

展示スペースの外側からこっそり撮っている輩もいましたが、管理員にしっかり注意されてました。

ゲルニカ本体は撮影禁止ですが、別室で展示してあるスケッチ画は撮影可能です。

スケッチを時系列に並べて完成までの足取りも展示してあり、なかなか面白かったよ。(^O^)／

薄暗い室内のため、測光用のライトがどうしても点灯してしまい、フラッシュと間違えた管理員に「No Flash」と注意されたけど、英語で反論できなかった...
トホホ(-_-メ)

こちらは、「泣く女」シリーズ

『泣く女』は、1937年に描いた愛人ドラ・マールをモデルにした、有名な作品の一つ。「泣く女」をモチーフとした作品には100種類以上のバリエーションがあるといわれる。

その作風は極めていろいろある。

嘆き悲しむ泣く女。

目玉が飛び出るほど泣く女。

ハンカチを食いしばって泣く女。

ここまで行くともう芸術なのか何なのかさっぱりわかりませんねぇ......

キャパの写真も展示してあったので、思わずパチリ

こんな躍動感のある写真が何気なく撮れるようになりたいニャァ。

でもって、他の階には目もくれず、ホテルにチェックインする為に一旦荷物を取りにアトーチャ駅に戻ります。

ホテルはメトロのセビーリャ駅前ですので、アトーチャレンフェ駅から１号線に乗り込みます。

メトロブスを購入。7.4ユーロで10回までメトロ乗り放題です。

この旅行記へのコメント （4）

• Anonymous Travellerさん 2010/03/31 12:43:12

  撮影禁止…

  ストラトラージヘッドさん
  
  こんにちは〜。旅行記拝見させて頂きました！
  
  ゲルニカ、興味があって楽しみに旅行記を見ていたら無念の撮影禁止ですか…。バチカンのシスティーナ礼拝堂も撮影禁止だし、世界的な大作って撮影禁止の場所がたまにありますよね。
  
  やはりフラッシュが影響したりするんでしょうか？気になりますね…。
  
  それにしてもスペイン旅行、かなり見どころが多いのに気付かされました。今までノーマークだったスペインですが、これは検討してみようか…。
  
  また訪問させて頂きますね。
  
  フルヲ

  ストラトラージヘッドさん からの返信 2010/04/01 06:27:39

  RE: 撮影禁止…

  フルヲ さま
  
  おはようございます。毎度ご訪問＆コメントどうもありがとうございます。
  
  > ゲルニカ、興味があって楽しみに旅行記を見ていたら無念の撮影禁止ですか…。バチカンのシスティーナ礼拝堂も撮影禁止だし、世界的な大作って撮影禁止の場所がたまにありますよね。
  
  そおなんですよね。フィラッシュの影響や、人並みが渋滞するのを避けるために禁止にしてるんでしょうが、写真好きにとっては残念至極です。
  ゲルニカについて言うと、過去の他のトラベラーさんの旅行記には撮影okだったとのカキコミもあったりして、実際のところはよくわかんないです。なんせスペインですから....
  
  > それにしてもスペイン旅行、かなり見どころが多いのに気付かされました。今までノーマークだったスペインですが、これは検討してみようか…。
  
  私の訪れたのはバルセロナ・マドリッドおよびその近郊だけですので、アンダルシアやラ・マンチャ訪問など見どころいっぱいですので、是非是非訪問をご検討下さい(^O^)／
  
  それでは、またのお越しをお待ちしております。m(__)m
  
  では

• しょうちゃんさん 2010/01/24 11:11:09

  RE: コメント

  ストラトラージ・ヘッドさん　今日は
  過去３回マドリに立ち寄りましたが、このようなセンターがあるのを知りませんでした。
  風刺画の下の画、ナチス式敬礼の人たちはフランコ支持の人たち、
  写真、右手の拳を握っている人たちは共和国支持の人たち、です。

  ストラトラージヘッドさん からの返信 2010/01/24 19:08:03

  RE: RE: コメント

  しょうちゃんさま
  
  拙い旅行記訪問＆コメントありがとうございました。
  
  風刺画はてっきりナチスを皮肉っていたものだと思ってました。
  （太ってるのはムッソリーニ？髭男はヒトラー？）
  ナチスとフランコって繋がりがあったんですね(*_*)
  新しい知識が増えました！ありがとうございますm(__)m
  
  ソフィア王妃芸術センターはアトーチャ駅
  のすぐ前にありますので、今度マドリッドにお立ち寄りの際はぜひ
  ご訪問してみてはいかがでしょうか？？？？
  
  では、今後ともよろしくお願いします。
  
  
  
  > ストラトラージ・ヘッドさん　今日は
  > 過去３回マドリに立ち寄りましたが、このようなセンターがあるのを知りませんでした。
  > 風刺画の下の画、ナチス式敬礼の人たちはフランコ支持の人たち、
  > 写真、右手の拳を握っている人たちは共和国支持の人たち、です。