2009/12/17 - 2009/12/17
856位(同エリア1625件中)
がりさん
北海道で一番好きな場所、美瑛の丘を歩きます。
初めての冬の美瑛、吹雪の危険を感じながらの旅。
お気に入りの丘を目指して、ひたすら雪の中を進んで…。
気が付くと、真っ白な丘からは何もかもが消えていました。
広大な白い丘とそこに佇む一本の木、ただそれだけの冬の世界。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
冬の富良野線の車窓の景色は新鮮に感じました。
やっぱり夏とは受ける印象が全然違う。
冬の方がより美しさが際立ちます。 -
十勝岳のほうの山々。
夏だといつもくっきり見えないんだけど、冬の今日は綺麗です。 -
とりあえず今のところは天気の心配はいらなそう。
夕方までこんな天気だったらいいけれど…。 -
上富良野駅。
去年の夏にラベンダーを見に来たっけ。 -
美瑛駅のひとつ手前の駅で降りました。
下車したのは僕一人だけ。
夏だったらある程度の観光客がいるんだけど、さすがにこの12月にはいないようです。 -
その美馬牛駅です。
北海道には美しい名前の駅が多いけど、ここはとくに名前の美しい駅だと思います。
丘の町の小さな無人駅。 -
小さな駅舎内にはストーブがあって、おばあさんが一人で暖をとっていました。
-
駅の入り口にはリース。
別にクリスマスだから付いてるわけじゃなくて、なぜか一年中これは飾られてるんです。
でもこの時期に見ると、とっても似合います♪ -
美瑛は過去4回の北海道旅行すべてで訪れている、北海道で一番好きな場所。
もちろん冬の美瑛は初めてです。 -
ここから目指すは、僕が美瑛で一番好きな「お気に入りスポット」です。
これが夏ならレンタサイクルを利用するんだけど、冬なので無理!
かといって高額な観光タクシーを利用する気にもなれない。
ってことで、歩くしかない!
日没まで4時間あまり、無事に美馬牛駅に戻ってこられるかな…。 -
北海道ではおなじみのホクレン。
-
お気に入りスポットまでは歩いて往復3時間くらい。
休憩時間を含めるとなんとか日没までには戻れるかな…。
もし街灯もない丘の真ん中で日が暮れたら大変なことになるので時間には気を付けることにしました。 -
そしてもうひとつ心配なのが雪。
予報だともうすでに降り出してもおかしくない時間。
でも空は晴れ上がってました。
まあいい、もし吹雪に見舞われたらすぐに引き返そう。
もし引き返せない場所にまで行っていたら…、そのときに判断すればいい。 -
それにしても人がいない!
観光客ばかりか町の人まで誰もいない!
冬の美瑛を歩いてる人なんてあんまりいないだろうとは思ってたけど、これほどまったくいないとは…。 -
風はそんなに吹いてないけど、空気は冷たいです。
でも想像してたような寒さではなくて安心。 -
美馬牛小学校。
子供達はいないのか、静まり返ってました。 -
この三角屋根の塔で知られる小学校です。
美瑛の写真の被写体としてよく登場します。 -
一面に広がる雪の丘。
冬の丘も良い風景です。 -
さっきの小学校に通う子供の中には、この道を通学路にしてる子もいるかもしれない。
毎日こんなに雄大な風景を見ながら通ってるとしたら、そこからどんなものが育まれていくのだろう。 -
雪の中、丘の起伏を歩くのはけっこう大変。
でも夏のサイクリングよりは楽でした。
とにかく自転車で丘を巡るのはつらいのです。 -
美瑛のペンション、冬でも泊まる人いるのかな。
-
観光バスやタクシーで巡ってる人をちらほらと見かけました。
だけど丘を歩いてるなんて人は僕だけ。
観光バスに乗ってる人がみんな車内から僕のことを見てました。
「あの人なんでこんな所を歩いてるのかね〜?」
なんて会話が聞こえてきそうです(笑)。 -
でもよく足下を見ると、誰か別の人の足跡がつづいてる…。
観光客だか地元の人だか知らないけど、冬の丘を歩くのは僕だけじゃないんだと知って嬉しくなりました。 -
ようやく四季彩の丘に到着。
雪だるまがお出迎え。 -
夏には花畑が広がり、たくさんの観光客で賑わう場所。
冬はひたすら雪原で、観光客なんて誰もいませんでした。
土産屋もやってるんだかどうか謎。 -
やあ、僕はロール君だよ!
-
うふっ、私はロールちゃんよ!
-
こういうのがあるってことは、冬でもある程度の観光客は来るのかな。
-
ここからの丘の眺望は最高です。
冬の白い丘の連なりもまたいいですね。 -
しばらく一人で眺めてました。
-
横の家の犬に思いっきり吠えられました。
こんな誰もいない丘を歩いてたら警戒されても仕方ないか。 -
とりあえずまだ雪は降りそうもないので、さらに先へ進むことにしました。
-
3階建ての家。
ここにもけっこうな雪が積もるんですね〜。 -
車もめったに通らず静かな道です。
-
真っ白な丘に立つ名もない一本の木。
太陽の光で眩しく輝き、これは絶景でした。
冬の美瑛の美しさに感激。 -
夏に来たときもこの道は通ったはずなのに、この景色で足を止めることはなかったはず。
冬だからこそ美しくなる丘なのかもしれない。 -
白い丘と太陽の光。
-
なんだか変な雲が増えてきたけど、大丈夫だろうか…。
だけどここで引き返すのはかなり大変だ。
ここまできたら前へ進むしかない。 -
たぶんここは有名な赤い屋根の小屋。
冬なので白い屋根になっている。 -
前田真三氏のギャラリー、拓真館までやって来れました。
中へ入ると人がいて、やっと人の温もりを感じることができた〜。 -
拓真館に来ていたのは、観光タクシーで来ていた韓国からの男女でした。
観光客の少ない冬の美瑛に、外国からの旅人が訪れるというのは嬉しいことです。
僕も何度目かになる写真鑑賞。
けっこう冬に撮影した傑作もあり、楽しめました。
記念に16枚入りのネームカードを買いました。 -
拓真館横の白樺の道。
冬だとより幻想的…。 -
思わず見上げます。
-
夏にはラベンダーが咲くところ。
-
拓真館からお気に入りスポットまではもう一息です。
でもここからが大変でした!
遊歩道を歩くんですが、そこが全然除雪されてなくて20cmくらいの積雪。
もちろんズボズボと足が埋まってしまいます。
諦めるしかないかと挫けかけましたが、それじゃここまで歩いてきた意味がまったくない!
まさか凍傷になることもないだろうし、もう思い切って歩いていこう!と決断しました。
たぶんこんな酔狂な人は僕くらいでしょうね(笑)。 -
懸命に歩く、歩く。
何度も後悔したけど、もう今更引き返せない…。 -
丘の眺めは本当に見事でした。
たまに立ち止まって景色を眺めて、また歩きました。 -
冬の美しさと、冬の厳しさ…。
-
上り下りのつづく、夏に歩いても大変な道。
そこをこの積雪の中で歩くというんだから、これは過酷でした。
とにかくなかなか前へ進んで行けないのです。 -
はぁ〜、これはしんどい…。
-
太陽の光があるのがせめてもの救いでした。
天気はなんとか大丈夫そうです。 -
雪の上に点々とつづく動物の足跡。
なんの動物なのかな〜。
まるで冬の到来を喜ぶかのように、足跡は美しい曲線を描いていました。 -
上って、下って、上って…。
-
この坂を越えれば、やっと到着です。
-
お気に入りスポット、ついに辿り着けました!
-
お気に入りスポット、それは「絵本の木」という一本の白樺の木です。
10年近くも前の夏に家族と訪れ、その美しさに感動しました。
前田真三氏も写真の被写体にしている木ですが、なぜかガイドブックなどには掲載されない、美瑛の秘密スポットなのです。 -
雪の丘に佇む一本の木、美しくのびる影。
その名のとおり、絵本の世界に出てきそうな素敵な木です。
どうしても冬の姿を見てみたくてここまで歩いてきました。
見ることができてよかった。 -
いつもこの場所に来ると、木が、丘が語りかけてくるような、そんな気持ちになります。
空を見上げると、雪の心配が杞憂だったほどの青空。
そう、いつもここは青空な気がする。
美瑛の丘は、何度来てもその期待に応えてくれる。
自分にとって、この場所はひとつの運命の場所なのかもしれない…。 -
夏には気が付かなかったけど、ここから三愛の丘の展望台が見えました。
夏は木々で見えなかったんだね。 -
だんだんと光が夕方の気配になってきました。
-
真っ白な丘からは何もかもが消えていた…。
人も、動物も、そして音も。
足を止めると、どこまでも無音の世界。
雪に包まれた丘とそこに佇む木と、そして自分。
ここにあるのはただそれだけだった。 -
しかし、ここからも大変でした。
日没が近付く中、美馬牛駅まで戻らないといけません!
なんとかズボズボ雪道は抜け出ましたが、駅までの道が遠い、遠い…。 -
また犬に吠えられたり。
-
また坂を上ったり。
-
夏の石垣島でも同じように歩いてたなぁと思い出しました。
あのときも炎天下の中、颯爽と通り過ぎる車を恨みながら、ひたすら歩いていたのでした。
今回は冷たい空気の中、雪道を歩きました。 -
美馬牛小学校の塔が見えて、ホッとしました。
無事に日没までに戻ってこれました〜。 -
駅へ戻ってストーブへ、と思ったら点いてない〜(泣)。
-
駅舎から見上げると、雪が舞ってきそうな空になってました。
これは運が良かったと喜ぶべきかな。
ストーブは点いてなかったけど、気持ちは温かくなりました。
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この旅行記へのコメント (13)
-
- ゆういちろうさん 2010/03/27 22:52:42
- トラックバック
- がりさん、こんばんは〜!
前々からこの旅行記にトラックバックをしたいと思っていたのですが
今になってやっとやり方が分かり、早速やってみました。
もしご迷惑でしたらすぐに削除致しますので
遠慮せずにおっしゃって下さいね!
ゆういちろう
- がりさん からの返信 2010/03/28 23:52:21
- RE: トラックバック
- ゆういちろうさん、こんばんは!
> 前々からこの旅行記にトラックバックをしたいと思っていたのですが
> 今になってやっとやり方が分かり、早速やってみました。
トラックバック、確認しました〜。
冬の美瑛の雪中行軍旅つながり、ですね。
トラックバックの存在をすっかり忘れてました。
今調べたらフォートラ以外のブログの方からいくつかトラバってもらってたようですが、皆とくに連絡はくれないんですよね〜。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:32:25
- おかえり
- おかえりなさい。
って、初めてお邪魔してるくせに、ゴメンナサイ。
何度も何度もコメント、失礼しました。
美しい雪の美瑛、堪能しました。
ありがとうございました。
1票投じて失礼いたします。
- がりさん からの返信 2010/02/11 19:56:59
- ただいま!
- ゆうこママさん、こんばんは。
旅行記を読んで下さり、投票も!ありがとうございます。
素敵なコメントをいくつも下さり、とても嬉しいです。
ゆうこママさんは、豊かな感性の持ち主のようですね〜。
こんなふうに読んで頂けると、ほんとに旅行記を作った甲斐があったと感じます。
冬の美瑛の丘の幻想的な美しさ、伝えられたでしょうか!?
どこまでも連なる丘は純白の世界でした。
ぽつんと佇む一本の木、描かれる光と影、夕暮れに染まる丘…。
自分が雪を踏みしめる音しか聴こえない静寂の中を歩いてると、いろいろな想念が湧いてきます。
あちこちに動物の足跡があり、冬の丘の主役は動物達なんだと感じました。
残念ながらその動物達には出会えなかったのですが、どこかで動物達も僕の歩く姿をひそかに見ていてくれたかもしれません。
華やかな夏の美瑛も好きですが、美しさと厳しさを同時に感じる冬の美瑛も好きになりました。
でも人家の灯りもない丘なので、無事に駅へ戻れた時はホッとしました〜。
そして暮れゆく駅で列車が来るのを待つ…、旅っていいなと思うのはそういう時間ですね。
冬の美瑛の丘は、心をリセットさせてくれる場所…って感じです。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:28:57
- 天
- 天から何者かが降りてきそうな幻想的な風景。
自然に頭を垂れたくなります。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:25:02
- まあ、なんて
- まあ、なんてステキな写真でしょ。
冬の陽に触れたくて樹々が背伸びしている?
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:22:11
- よかった
- ああよかった。ほっとしました。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:21:05
- 日没
- 美瑛の日没は早そうですね。
早く帰らなきゃ。
読んでいる私が心配になってきます。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:19:50
- 絶景
- 歩いてきた甲斐がありましたね。
ステキなお写真。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:14:40
- リース
- 小さな駅舎に大きなリース。
ちょっと素朴な感じがいいですね。
-
- ゆうこママさん 2010/02/10 22:12:28
- 美しい駅名
- こんばんは。
美しい駅名ですね。
旅先の交差点やバス停、駅名で出会う地名って、とっても気になります。どんな由来があるのか、どんな歴史があるのか、地名から様々に想像が膨らみますよね。
美馬牛、確かに美しい。
-
- ゆういちろうさん 2010/01/19 21:16:34
- 冬の丘を歩く人
- がりさん、こんばんは!
ついに美馬牛の旅行記ですね。楽しみにしていました。
それにしてもかなり歩いたようですねぇ。
それも除雪されていない道までも歩いたとは驚きです。
凄い気力と体力だな〜〜〜。
そしてその苦労の甲斐があっての美しい風景! 感無量ですね。
絵本の木までは無理として、拓真館までは私も行きたかったなぁ。
ところで帰りの電車には間に合ったようですが
今回は時間ギリギリにならずに済んだのですか?
がりさんと言えば、電車の時間ギリギリになってしまい
駅まで走るっていうイメージなんですが・・・(笑)
ちなみに私は美馬牛駅までの途中、ちょっと走ってしまいました(^^;
そしてがりさんの時と同じく、ストーブには火は点いていなかった・・・。
あれは各自が点けたり消したりするのでしょうかね。不思議。
ゆういちろう
- がりさん からの返信 2010/01/20 20:39:37
- RE: 冬の丘を歩く人
- ゆういちろうさん、こんばんは!
> それにしてもかなり歩いたようですねぇ。
> それも除雪されていない道までも歩いたとは驚きです。
自分で思い出しても、よくあんな道を歩けたなぁと驚いてしまいます…。
まさにゆういちろうさんの旅行記の名のとおり雪中行軍!という感じでした
拓真館からの道は事前の情報では除雪されてるとのことだったので安心して行ったのですが、実際は雪がたっぷり積もってて唖然…。
でも思い切って歩いてしまいました(事前に除雪されてないことを知ってたら行かなかった)。
あの辺の動物達も、僕の足跡を見て「いったいこれは何者の足跡なんだろう?」と不思議に思ったことでしょうね〜。
ゆういちろうさんも、冬の美瑛を歩いた数少ない?旅人の一人ですよね!
雪の中の丘歩き、お互いにお疲れ様でした♪
> ところで帰りの電車には間に合ったようですが
> 今回は時間ギリギリにならずに済んだのですか?
今回はわりと余裕ありましたよ〜。
確かに駅まで走る頻度は高いですけど(笑)。
北海道は乗り遅れると次は1時間後、とかが多いのでどうしてもそうなっちゃいますね。
> そしてがりさんの時と同じく、ストーブには火は点いていなかった・・・。
昼には点いてたけど夕方には消えてた、って同じですね。
冷えた体にあのストーブの灯を期待していたのでちょっと残念でした。
でも利用客は本当に少ない駅だからなぁ。
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