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NOT TAKE PICTURES<br />心のアルバムを備忘記録とします。<br /><br /><br />ツーリング日程:<br />【5/1】<br />瀬戸内の家(兵庫県)~神戸~名神高速~北陸道~磐越道~東北道~八戸道~八戸港。(走行距離1,250キロ、所要時間約14時間)<br />午後10時頃発の東日本フェリーにて苫小牧へ<br />【5/2】<br />苫小牧~道央自動車道~風連町~サロベツ原野道~稚内~宗谷岬~宗谷丘陵~オホーツク国道~網走(走行距離900キロ)<br />【5/3】<br />網走~屈斜路湖~摩周湖~阿寒湖~道東道~日勝峠~日高~夕張~道央道~苫小牧<br />【5/4】<br />バイクは送ってもらい、私だけ千歳から飛行機で大阪へ<br /><br /><br />5月1日、2日とも移動距離こそあれ天気がよかったので、観光よりも運転が好きな私にとってはとても快適なツーリングになった。<br /><br />5月3日の昼過ぎから天気が崩れるとの予報。4日は雨。雨だとツーリングは面白くないから、予定を1日繰り上げることにした。<br /><br />5月4日昼頃の千歳発の飛行機を予約したので、<br />今日(5/3)中には苫小牧へ到着しなければならなかった。<br />地図を見ると、阿寒湖を経由して、道東自動車道、日勝峠、夕張を通るルートが最短距離。<br /><br />摩周湖畔の霧は晴れていて全景を見ることができた。<br />弟子屈で道を間違えて釧路の方面に、途中で気づいて弟子屈方面へ戻る、阿寒湖に向けて走行中にバックミラーを見ると左側のサイドバッグがないのに気づいた。しっかりとはめていなかったのが原因でどうやら弟子屈から標茶辺りで走行中に脱落したようだった。普通の速度なら気付きそうなものをハイスピード走行していたので全く脱落に気付かなかった。探しに戻るが結局見つけることができなかった。たいしたものは入ってなかったがバッグに愛着もあったので残念だった。<br /><br />そんなことがあったので阿寒湖に着いた時は気落ちしていた。<br />アイヌコタンは観光客はまばらだった。ホーミーのような伝統音楽が流れていた。土産物屋を通りかかった時に、ガラス戸を締め切った店の中からアイヌのおじさんとおばさんが外を凝視している様が、獲物を狙うハンター(鷹)に見えた。その鋭い目つきや風貌にギョッっとした。ここがどこか別世界のような感じを受けた。これ以上滞在する気が失せ、湖も見ずに阿寒湖をあとにした。<br /><br />帯広辺りで雨が降ってきた。<br />インターを降りて日勝峠に向かう。やけに道路がでこぼこだった。私のバイクは1,150ccのリッターバイクなので低速ではすごくハンドルを取られた。後で思うとチェーン車の影響でだいぶ道路が痛んでいたのでしょう。<br />峠を登るにつれ、雨が雪に変わってきた。まだ中腹なのに辺りはすっかり雪景色で、道路にも雪が積もってきた。私はあせった。ゴールデンウィークに雪が降るなんて予想しなかった。<br /><br />苫小牧に行くには日勝峠を越えなければ行けないのは頭に入っていた。富良野や旭川の方から行くにしても狩勝峠を越えなければいけないし、南は襟裳岬を回るルートもある。いずれにせよかなり遠回りなので選択肢ではない。かといって引き返して帯広で泊まるのも嫌だった。とにかく今日中に苫小牧まで行きたかった。<br /><br />道沿いに道路公団の詰所を見つけた。私は道路公団の車でバイクを運んでもらおうとまで考えて、わらをもつかむ思いで詰め所にづかづかと入っていった。公団の方も、ヘルメットを持っていて、私のただならぬ様子から雪が降ってきて困っているライダーと察したらしい。<br />まあ落ち着けと、お茶を入れてくれた。なんと呑気なと思ったが、このままノーマルタイヤの二輪車で峠を越えることができるのか尋ねた。<br />公団の方は、<br />「気温は低いけど路面温度は高いから大丈夫だよ。だけど気をつけてね。」と安全運転すれば峠越えは可能だという答えが返ってきた。つまりは道路は凍らないから問題ないということだ。ホンマかいなと思うが、繰り返し尋ねても同じ答えが返ってきそうなのでやめた。私は腹を据えてバイクにまたがった。<br /><br />頂上が近づくにつれて道路は完全に雪で覆われていた。吹雪くので視界も全くきかなかったので、フォグランプだけは全く意味がなく、ハザードランプを点滅させながら時速10キロにも満たないスピードで走行した。手袋はびちゃびちゃで手がカジかんでクラッチを握るのも辛かった。<br />私だけではなくて前後を走る車ももうノロノロでしか走行できず、気がつけば前も後ろも車の姿が見えなくなった。<br />一人雪道に集中していた。<br /><br />なんとか峠を越え、高度が下がってくると視界が開けてきた。前後を走る車がずいぶんと間隔をあけて走っていたのを確認できた。道もアスファルトの部分が見えるようになった。<br />夕張までには、まだもうひと山峠を越えなければならなかったが、日勝峠に比べると標高が低いので、雪も道路には積もってなく走行には問題はなかった。<br /><br />北海道を走るライダーはすれ違うライダーにお互いの幸運を祈る意味を込めて、すれ違いざまに手を振りあうライダー同士の合図がある。<br />余裕がでてきた私は、今から日高峠を越えようとするライダーに「気をつけてな!」と手を振った。<br /><br />夕張からは道央道を走ったが、ここでは横からの風がすごかった。車体がもろに風を受け、道路の端から中央まで車体が流されるほどだった。<br /><br />苫小牧のビジネスホテルですぐ風呂に浸かったが、どれだけ浸かっても冷えた体はなかなか温まらなかった。<br />翌日バイクを送る手続きを終え苫小牧の駅に向かうタクシーの中で、運転手さんに「北海道のゴールデンウィークはまだまだ寒いですよ。ライダーいませんよ。また夏に来てください。」と言われた。<br />北海道の自然の厳しさを体験した私はすぐには返事できなかった。

初めての北海道~雪の日勝峠~ 2004GWツーリング  

7いいね!

2004/05/01 - 2004/05/04

38457位(同エリア59817件中)

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さみー

さみーさん

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心のアルバムを備忘記録とします。


ツーリング日程:
【5/1】
瀬戸内の家(兵庫県)~神戸~名神高速~北陸道~磐越道~東北道~八戸道~八戸港。(走行距離1,250キロ、所要時間約14時間)
午後10時頃発の東日本フェリーにて苫小牧へ
【5/2】
苫小牧~道央自動車道~風連町~サロベツ原野道~稚内~宗谷岬~宗谷丘陵~オホーツク国道~網走(走行距離900キロ)
【5/3】
網走~屈斜路湖~摩周湖~阿寒湖~道東道~日勝峠~日高~夕張~道央道~苫小牧
【5/4】
バイクは送ってもらい、私だけ千歳から飛行機で大阪へ


5月1日、2日とも移動距離こそあれ天気がよかったので、観光よりも運転が好きな私にとってはとても快適なツーリングになった。

5月3日の昼過ぎから天気が崩れるとの予報。4日は雨。雨だとツーリングは面白くないから、予定を1日繰り上げることにした。

5月4日昼頃の千歳発の飛行機を予約したので、
今日(5/3)中には苫小牧へ到着しなければならなかった。
地図を見ると、阿寒湖を経由して、道東自動車道、日勝峠、夕張を通るルートが最短距離。

摩周湖畔の霧は晴れていて全景を見ることができた。
弟子屈で道を間違えて釧路の方面に、途中で気づいて弟子屈方面へ戻る、阿寒湖に向けて走行中にバックミラーを見ると左側のサイドバッグがないのに気づいた。しっかりとはめていなかったのが原因でどうやら弟子屈から標茶辺りで走行中に脱落したようだった。普通の速度なら気付きそうなものをハイスピード走行していたので全く脱落に気付かなかった。探しに戻るが結局見つけることができなかった。たいしたものは入ってなかったがバッグに愛着もあったので残念だった。

そんなことがあったので阿寒湖に着いた時は気落ちしていた。
アイヌコタンは観光客はまばらだった。ホーミーのような伝統音楽が流れていた。土産物屋を通りかかった時に、ガラス戸を締め切った店の中からアイヌのおじさんとおばさんが外を凝視している様が、獲物を狙うハンター(鷹)に見えた。その鋭い目つきや風貌にギョッっとした。ここがどこか別世界のような感じを受けた。これ以上滞在する気が失せ、湖も見ずに阿寒湖をあとにした。

帯広辺りで雨が降ってきた。
インターを降りて日勝峠に向かう。やけに道路がでこぼこだった。私のバイクは1,150ccのリッターバイクなので低速ではすごくハンドルを取られた。後で思うとチェーン車の影響でだいぶ道路が痛んでいたのでしょう。
峠を登るにつれ、雨が雪に変わってきた。まだ中腹なのに辺りはすっかり雪景色で、道路にも雪が積もってきた。私はあせった。ゴールデンウィークに雪が降るなんて予想しなかった。

苫小牧に行くには日勝峠を越えなければ行けないのは頭に入っていた。富良野や旭川の方から行くにしても狩勝峠を越えなければいけないし、南は襟裳岬を回るルートもある。いずれにせよかなり遠回りなので選択肢ではない。かといって引き返して帯広で泊まるのも嫌だった。とにかく今日中に苫小牧まで行きたかった。

道沿いに道路公団の詰所を見つけた。私は道路公団の車でバイクを運んでもらおうとまで考えて、わらをもつかむ思いで詰め所にづかづかと入っていった。公団の方も、ヘルメットを持っていて、私のただならぬ様子から雪が降ってきて困っているライダーと察したらしい。
まあ落ち着けと、お茶を入れてくれた。なんと呑気なと思ったが、このままノーマルタイヤの二輪車で峠を越えることができるのか尋ねた。
公団の方は、
「気温は低いけど路面温度は高いから大丈夫だよ。だけど気をつけてね。」と安全運転すれば峠越えは可能だという答えが返ってきた。つまりは道路は凍らないから問題ないということだ。ホンマかいなと思うが、繰り返し尋ねても同じ答えが返ってきそうなのでやめた。私は腹を据えてバイクにまたがった。

頂上が近づくにつれて道路は完全に雪で覆われていた。吹雪くので視界も全くきかなかったので、フォグランプだけは全く意味がなく、ハザードランプを点滅させながら時速10キロにも満たないスピードで走行した。手袋はびちゃびちゃで手がカジかんでクラッチを握るのも辛かった。
私だけではなくて前後を走る車ももうノロノロでしか走行できず、気がつけば前も後ろも車の姿が見えなくなった。
一人雪道に集中していた。

なんとか峠を越え、高度が下がってくると視界が開けてきた。前後を走る車がずいぶんと間隔をあけて走っていたのを確認できた。道もアスファルトの部分が見えるようになった。
夕張までには、まだもうひと山峠を越えなければならなかったが、日勝峠に比べると標高が低いので、雪も道路には積もってなく走行には問題はなかった。

北海道を走るライダーはすれ違うライダーにお互いの幸運を祈る意味を込めて、すれ違いざまに手を振りあうライダー同士の合図がある。
余裕がでてきた私は、今から日高峠を越えようとするライダーに「気をつけてな!」と手を振った。

夕張からは道央道を走ったが、ここでは横からの風がすごかった。車体がもろに風を受け、道路の端から中央まで車体が流されるほどだった。

苫小牧のビジネスホテルですぐ風呂に浸かったが、どれだけ浸かっても冷えた体はなかなか温まらなかった。
翌日バイクを送る手続きを終え苫小牧の駅に向かうタクシーの中で、運転手さんに「北海道のゴールデンウィークはまだまだ寒いですよ。ライダーいませんよ。また夏に来てください。」と言われた。
北海道の自然の厳しさを体験した私はすぐには返事できなかった。

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
バイク

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