2009/12 - 2009/12
793位(同エリア3278件中)
流れ木さん
年末にドバイへ行って、泊まったのが
砂漠のまっただ中にあるホテル、
アルマハ・デザート・リゾート・アンド・スパ。
アルマハは、食事の他にアクティビティも宿泊料に含まれているオールインクルーシブです。
アクティビティは次のようなものがあります。
★らくだツアー
★サンダウナー(こちらはラクダに乗らないバージョン)
★デザート・ドライブ(砂漠ドライブ)
★ネイチャー・ウォーク(自然観察ツアー)
★ワイルド・ライフ・ドライブ(サファリ・ドライブ)
★ファルコニー(鷹狩り)
★乗馬
乗馬以外はすべて試しましたが、どれも楽しかった。
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
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-
まずはラクダツアー。夕方5時に出発。
ラクダの世話をしているのは、パキスタン人のスタッフ。
アルマハは、これまで私が滞在したホテルやリゾートのなかで、スタッフの顔ぶれが一番インターナショナルでした。
アフリカのサファリ・リゾートを模しているためか、ケニヤなどアフリカから来たスタッフも多かった。日本人もひとりいました。
確か18カ国語対応って言ってたと思います。 -
でも見つけられなかったのが、地元、アラブの方。
市内でもそうだったけど、働いているのはみーんな外国人なのです。
そういえば私たちが香港から乗ったドバイ行きキャセイパシフィックは、エコノミー客の大半がフィリピンからの出稼ぎの人たちでした。
ネットで少し調べてみると次のような数字が見つかりました。
ドバイの総人口の9割が外国人
民間企業で働いている労働者の99%が外国人
街もリゾートも、インターナショナルなのは当然ですね。 -
ラクダは8頭ほど一列につながれています。
一番前のラクダがスタッフ用。
スタッフ用のは鞍が付けられていません。
毛布を重ねて掛けてあるだけのようです。
みんな行儀よく座って、出発を待っています。 -
乗る前に、簡単な説明がありました。
らくだは起き上がるときに、後ろ足から立つので、前のめりになります。
だから、それにあわせて乗り手は上半身をぐっと後ろにそらせないと落っこちそうになる。
座るときも、同じ。
実際やってみると、それほど難しくはなかった。 -
この日に参加したのは、6カップル。
ふたりで一頭のラクダに乗ります。
ゲストの体格などに合わせて、それぞれどのラクダに乗るかをスタッフが決めてくれます。
わたしたちのラクダさんは、小柄な、可愛いコ。
性格も穏やかです。
でも、スタッフの乗っていたラクダは、気が荒かった。
ちゃあんと選んでくれているようです。 -
乗り手のいないラクダもいます。
でも一緒に歩いてゆきます。
毎日のお仕事なのでしょうね。
さて、見えますでしょうか。
ラクダちゃん、とってもマツゲが長いんです。
瞬きするたびに、ばしゃ、ばしゃって感じです。 -
私たちの前を行くラクダです。
乗っているときの写真は殆どありません。
なかなかたいへんなのです。
特に下りでは歩調が速くなって、揺れも激しくて。
パキスタン人のスタッフが日本語で言ってました。
「ラクダは楽ダ」って。
でも、あれ、嘘です。
アラビアのロレンスがシナイ半島を横断するとき、何日も乗り続けたなんて信じられない!
20分ほど乗った後、砂漠でスパークリングワインと苺で一服。
その後、また20分かけてリゾートまで戻りました。
一緒に行ったひとのなかに、帰りはラクダに乗らずに、リゾートの車にピックアップしてもらっている人もいました。
往復とも車で行って、砂漠のなかでワインと苺を楽しむというのもオーケーだそうで、それだとアクティビティ名称が
「サンダウナー」になるようです。
夕暮れ時の一杯ということでしょうか。 -
フィールド・ガイドのネヴィルは、私たちの滞在中の予定をいつでもきちんと把握していました。
そして、大半のアクティビティはネヴィル自身が案内してくれました。
また、そうでない場合も、案内役のスタッフを連れてきて私たちに紹介してくれます。
とにかく、何をしたいかだけ伝えておけば、あとはすべて安心して任せておけるので、すごく居心地がよかった。
さてデザート・ドライブの始まりです。
朝早く、朝食抜きで出かけます。
朝食抜きというのは、車酔いしたときのため。
ネヴィルが運転する車に乗って、いざ出発! -
どんどん走るとゲートがあります。
-
さらに進んでゆきます。
砂漠の砂は場所によって微妙に色が違います。
このあたりは、鉄分を含んでいるので、赤っぽい。 -
空の青の濃淡、
砂漠の茶色の濃淡、
綺麗です。 -
ここらあたりで、もう一台の車がやってきました。
二台でさらに進んでゆきます。
車が砂にはまって動けなくなったりすると、
他の車に引っぱり出してもらうようです。 -
後ろの車です。
他にだーれもいない世界
これ以上の贅沢はないヨ、ホント。 -
車を降りて、ちょっと休憩。
車はトヨタの四輪駆動。 -
写真タイムです。
もう一台の車に乗ったゲストはフランス人でした。
ヨーロッパからのお客さんが多いみたい。
週末はドバイ在住の人も来るそうです。
さて、この景色を、前の写真のなかの車体側面に描かれている絵と見比べてください。
同じでしょ。 -
こういう場所でしばらく過ごすと、
自分の住む世界がとってもちっぽけに思え、
何というか、距離を置いて物事を眺めることができそう…。 -
こちらはネイチャー・ウォークです。
朝6時半、ネヴィルとリゾートを出発。
ゆっくり歩きながら、動植物の説明をしてくれます。 -
リザードや兎もいるそうですが、残念ながら遭遇せず。
歩きながら、いろんな話をしました。
このリゾートはドバイ市内から50分近くかかるので、スタッフはホテルのそばに住んでいます。
三ヶ月間、休み無しで働き続けたあと、一か月の休暇、といったパターン。 -
アルマハはエミレーツの傘下にあるリゾートなので、スタッフはエミレーツ航空を安価に使えるんですって。
これを利用して、特に若いスタッフなどは、休暇中、いろんなところを旅するようです。
お喋りしながらの早朝の散歩、いいですよ。 -
で、何を見つけたかというと、
植物。
名前は忘れてしまいました。
これを食べるとお腹をこわすそうです。
でも乾燥させたら、大丈夫だとか。
だから、ガゼルなんかはそれを知っていて、
枝を折って、地面に落とし、
それが乾燥した頃に戻ってきて食べるのだそうです。 -
木のそばに糞がたくさん落ちていました。
やっぱり食べにきているんですね。 -
こちらはサファリ・ドライブの写真です。
サファリ・ドライブは私たちと、イタリア人の親娘が一緒にネヴィルの車に乗って行きました。
午後3時半出発して、砂漠をあちこちして、
野生動物を観察します。
ここはラクダの墓場だそうです。 -
見づらいですが、わかりますでしょうか。
こちらは元気なラクダさんです。
車で近づくと逃げていってしまいました。 -
そしてオリックス。
アルマハというリゾート名は、アラビア語でオリックスのことだそう。
ここにたくさん集まっているのは、餌や水を置いてあるからだそうです。
餌場は時々位置を変えて、群れが動くようにしているとか。 -
このオリックスはアラビアン・オリックスという種類で、角がまっすぐなのが特徴です。
-
オリックスは、中世の寓話などに登場するユニコーン(一角獣)のモデルなんですって。 -
真っ白で、とても綺麗な動物です。 -
こちらは鷹狩り。
車で十分ほど行くと、すでに鷹が並んでいました。
みんな頭にフードをかぶっています。
眼が見えないようにしておくと、静かにしているからだそうです。 -
後ろにベンチが並んでいますね。
あそこにゲストが十名ぐらい集まりました。
膝掛けをかけてもらって、スパークリングワインをフルートグラスで飲みながら、優雅に見物。 -
鷹狩りと言っても、本当に狩りをするわけではありません。
疑似餌を細いロープの先につけて、それをフィールド・ガイドがぶんぶんと回します。 -
そうすると空を飛んでいる鷹が疑似餌めがけて飛んできます。
すごいスピード。 -
鷲が飛んできているところです。
鷲がうまく疑似餌をヒットしたら、ご褒美が貰えます。
ご褒美は生のウズラでした。 -
ガイドの手からウズラを貰って、食べているところです。
鷹はどれだけ世話をしてやっても懐かない動物ですって。
鷹を操ろうとすると、餌で釣るしかない、
餌が無くなったら、いくら声を掛けても、鷹は知らん顔だそうです。 -
鷹がとまっている背景に、白い建物がぽつんぽつんと見えますね。
あれがアルマハの本館と、その周りに点在するテントです。 -
このコが一番飛ぶのがはやいんですって。
-
鷹狩りを見たあと、鷹の小屋まで一緒に戻りました。
外は暗くなってきました。 -
鷹はみんな自分の止まり木に繋がれます。
アルマハのアクティビティはどれも朝早くか、夕方にあります。
だから日中はスパやプールでゆっくり過ごせます。 -
乗馬は諦めました。
ここにいる馬は、もとは競走馬やポロ競技の馬だったそうです。
かなり上手に乗れる人でないと危険だとか。 -
でも、馬を見たかったので、連れて行ってもらいました。
だから、ここからはアクティビティ番外編です。 -
リンゴを差し出すと、馬が近づいてきます。
-
そして手からリンゴを取って、がしがしと食べてくれます。
綺麗な白馬ですね。 -
馬を見に行った帰りに、もう一箇所寄ってくれました。
柵で囲まれたなかに、角が弓なりになったオリックスがいました。
確か、アラブの首長からのプレゼントって言っていたと思います。 -
アクティビティは一日にふたつ、選ぶことができます。
どれもよかったけれど、特に印象深かったのはラクダ・ツアーと砂漠ドライブでしょうか。
ネイチャー・ウィークとサファリ・ドライブは両方とも動植物観察ツアーですが、私たちの行った時期が悪かったのか、見ることのできた動物は少なかった。 -
アルマハでは4泊しましたが、その間ずっとリゾートに籠もりっきりでした。
全食ついているし、アクティビティも豊富だし、自分たちのテントでまったりしたり、プールやスパを使ったりで、外に出ることなんて考えませんでした。
もしドバイ見物をしたいのであれば、アルマハは街中まで距離もあるし、むしろ他のホテルに泊まった方が便利ではないでしょうか。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 一歩人さん 2010/04/18 04:30:59
- 鷹匠と知り合いですねん。
- 流れ木さんへ
アラビアのロレンスみたいですねええ。
でもラクダも鷹はいいですねええ。
あ!砂漠でしたよねお目当ては。
雄大で、ありがとうございました。
失礼しま〜す。
- 流れ木さん からの返信 2010/04/18 09:55:02
- RE: 鷹匠と知り合いですねん。
- 立ち寄ってくださり、投票もたくさんしていただき、大変有り難うございます。
はい、ちょびっとですがアラビアのロレンス気分を味わいました。
鷹が疑似餌を追い掛けるときに、見物している私たちの髪の毛に触れるほど近くを、すごいスピードで飛びぬけることもあって、迫力満点でした。
子供歌舞伎、かわいいですねぇ。
芸達者な子供たちの舞台、私も見たくなりました。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
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