2009/08/29 - 2009/08/29
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murenekoさん
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日本最高峰・富士山。7〜8月の登山シーズンに日本一の登山客が集まる山であり、いつか登りたいと思っていた。
昨年、6月頃に富士山登山を思い立ち、仕事を休まずに行ける週末の山小屋を予約しようとするも、その時点で7〜8月の金・土の山小屋は全滅。今年リベンジをすることになり、5月に予約を入れる。しかし、この時点でも希望の山小屋は取れなかった。 なんとか別の山小屋の予約を取れたとはいえ、週末はダダ混みが予想され、登山環境はよろしくないだろう。それでも、僕は登らなければならなかった。そこに富士山があるから。
『「別に富士山なんて、今登りたいわけじゃないんだけどさ」
と、大野君は言う。
「でもあの人に誘われたら、俺は行かなきゃならなんないんだよ。」
「うん」と、私は言った。「言っといでよ、富士山」』
〜中村航『絶対最強の恋のうた』〜
昨年買った『富士山ブック』で予習。7月に日本百名山の一つ「八甲田山」に登るなど、ここ数年は毎年百名山を2〜3座ずつ登っており、登山の予行演習はOK。そういや一週間前に屋久島のモッチョム岳にも登っていた。
山小屋泊まりも、3日間分の食料と寝袋を抱えて屋久島の宮之浦岳縦走を行っており、布団も夕食も出る富士山の山小屋はたぶんクリアできるだろう。心配だったのは高山病。基本的に「ヘナチョコ」なので、高さに順応できるかどうか。
登山口は、関西方面から行く定番の「富士宮口」ではなく、「須走口」にした。富士宮口は、行きと帰りが同じらしく、行き・帰りが別で、富士山名物の「砂走り」も体験できる「須走口」の方が面白そうだと思ったのだ。遠いのは我慢できるが、B級グルメの「富士宮焼きそば」が食べられないのは無念・・。
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土曜日の朝から新幹線で移動する予定だったが、思い立って、金曜日の夕方から移動。御殿場駅近くのビジネスホテルに宿泊。高山病対策のため、早めに寝る予定だったが、テレビを見ていたら寝不足になった・・。
翌朝、御殿場駅前のバス停へ。駅前の係員さんの誘導につられて、人の波に続いて行ったら、何かのセミナーの会場行きのバスに乗らされかけた(笑)
危ない、危ない。 -
バス停から「須走口登山口」に向かう。9時10分発で、1時間かけて登山口へ。登山口が近付くと、路駐が延々と続いており、片側の車線しか車が通れない。車で来た人は、下の方に止めないといけないので大変だろうなぁ・・。
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10時10分過ぎに新五合目登山口到着。ここは標高2000mくらい。高山病対策で1時間ほどは留まった方が聞いていたので、土産物屋を見学。
昔、ここにはのりぴーハウスがあったそうだけれど、時節がらか(?)写真等は飾られていなかった。 -
ここから、いきなりトイレ200円の洗礼。係員が立っていて、500円玉を渡すと、ご丁寧に釣銭までくれた。
ウロウロしてお腹を減らせてから、お昼御飯に「キノコチャーハン」を食べる。 -
11:10、1時間たったので、古御岳神社にお参りして登山開始!
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登山開始。
15分ほどかけて林の中を抜けていく。 -
開けた所に出たが、いきなりガスが出てきた。というか、この時、太平洋上には台風が近づいてきていて、あまりよろしくない天候だったのだ。
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六合目。
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50分ほど(12:03)で、新六合目「長田山荘」に到着(2,450m)。
※なお、所要時間・時刻は、デジカメの写真データから。休憩時間(5〜10分)を含んでいます。 -
いきなり500mリットルペットボトルが400円に値上がり。重いので、足りなくなったら途中で買えばいいか、と3本しか持ってこなかったが、この時点で1本空けてしまっており、どう考えても足りなそう・・
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大失敗。夜ご飯も寝袋も持ってきてないのだから、1リットル程度のペットボトルなんか訳はないはずなのだけど、ズボラして損した・・。
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40分ほどで(12:40)、本六合目「瀬戸館」に到着(2,700m)。
「新」とか「本」とか、もうわけが分かりません。 そのうち、偽六合目、超六合目、再六合目、御飯六合目なんかもできると思われる。 -
50分ほどで(13:30)、七合目「大陽館」に到着(2960m)。
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「ここは須走口だ。」
ゴルゴがお迎え。 -
この辺で、500ミリリットルペットボトルが500円に値上がり。もっとも、こんな山の上までブルドーザーで持ち上げており、この値段にも理屈はあるのだから、ブーブー言わずに、下界にいる時にいっぱい用意して行くとよろし(重いけど)。
この辺りから、ガスがさらに広まっていき、ポツポツ雨が降り出したので、レインウェア着用。 -
1時間ほどで(14:34)、本七合目「見晴館」に到着(3200m)。
ペットボトル(500ミリ)2本を飲んでしまったので、ここで2本購入(450円×2本)。山小屋のお姉さんは、夏限定のバイトだと言ってました。 -
この辺から、ズルズルスベる砂道で、歩きにくい。所々の登山・下山共用部分では、降りる人を交わしながら登っていく。
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30分ほどで(15:07)、八合目「江戸屋」(下)に到着(3350m)。
猫八。 -
この辺から、上の方に太陽出現。小雨もやんできた。
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だいぶ標高も高くなってきたので、ゆっくり登っていく。
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30分ほどで(15:44)、本八合目「胸突江戸屋」「トモエ館」に到着(3400m)。
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吉田口登山道と合流し、登山者も倍増。この辺に泊まりたかったのだけど、5月の時点で希望日は満室。残念でした。トイレに立ち寄り(200円)、10分くらい休憩。
景色良し。 -
本八合目の辺りから浅間神社の境内に入る(といっても、ただの山道)。
16:14、本日の山小屋(八号合五勺)に到着(3450m)。
休憩込みでたっぷり5時間。かなりゆっくりペース。ま、今日は下山しなくていいので、慌てる必要はなかったのだけど。 -
17時から夕食だと言うので、それまで外で体を慣らす。登っている時は、高山病は大丈夫そうだ・・と思ったが、なんか頭がぼーっとする気がする。
17時から夕食のカレーライス。レトルトカレーでも、山の上で食べたらさぞかし美味しいだろうと思っていたが、全然美味しくない。
流れ作業で作って、心をこめてないと(僕が勝手に)感じたのもあるし、バイトと思われるスタッフのよろしくない態度もあって、ダメダメだった。これは大いに受け手側の自分の問題でもあり、こんな山の上までブルドーザー食材を持ち上げているのだから、ブーブー言わずに、下界から自分用の夕食を持っていくとよろし(重いけど)。 -
食後、外に出る。雲の浮かぶ景色が素晴らしい!飛行機の窓越しでなく、生でこんな景色を見ることができるなんて素晴らしい!
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外に出ていて寒くなって来たので、さっさと寝る(これは間違いの始まり)。一枚の布団に3つも枕が置いてあり、フルで詰まったら寝返りもうてないのでは・・。右隣はカップル(の男性)だったが、左隣は誰もおらず、なんとかゆったり寝転ぶ。
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なんか頭が重いな〜と思いながらも、ウトウト眠りに付いていると、突然、枕をおもいっきり叩かれ、山小屋のスタッフに、ずれるよう強い口調で言われる(態度悪すぎ)。
1枚の布団に後から来た5人組の客の2人を入れるためで、端っこにずれる。枕三つと言っても男性が2人寝るのがやっとのスペースに3人が寝ようとするため、キツキツ。こちらは寝てるところを起こされて詰めているのに、後から来た客の真ん中の男が、「俺、スペースないから、寝ずに居間にいる」と居間に行ってしまい、それを残り4人が心配するという、「え、僕が悪いの?」的な展開。こちらは体を横にしておもいっきり端に寄っているのに・・。 -
しばらくして、居間から追い出された男性が、横にならずに布団のたもとに座って夜を超すと言いだしたので、居心地が悪くなり、「トイレ行ってきます・・」とヘッドランプを付けてトイレへ。
高山病と、山小屋の居心地の悪さで、トイレでボーっとしていたが、ここで、一気にお昼御飯がこみ上げて来て、昼間のキノコチャーハンを●×▼△*※
・・ちょっとスッキリした。 -
部屋に戻ると、寝ないとすねていた男性もこのタイミングで布団にもぐりこんでいた。
お、自分がオトナな対応をした気分(というか、悪いのはオーバーブッキング気味に予約を取った山小屋なのでは)。
なんとか浅い眠り。午前2時過ぎ、周りが起き出すガサガサ音で目を覚ます。こめかみが痛い・・。やはり高山病は治ってないようだ。
トイレに行った後、1時間ほど布団で横になる。周りはほとんど出て行ってしまった。まだ寝てる人がいるのに、山小屋のスタッフは蒲団を直している。自分たちのことしか考えていないのか。もう二度とここの山小屋には泊まらない!
もっとも、これは大いに受け手側の自分の問題でもあり、こんな山の上で、客を受け入れてくれているのだから、ブーブー言わずに、盆や週末を外してから登るとよろし。
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