2010/01/11 - 2010/01/11
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Krisflyerさん
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栄えあるエジプトの訪問地第一弾はあのアブシンベル神殿群。初日カイロ空港で国内線乗継、ほぼ日付が変わる前にようやくアスワンの町に到着。そして休むことなく早朝の飛行機に飛び乗り、30分のフライトでアブシンベル空港へ。
ちなみに本来は日の出前のフライトを予約していたのだが、何の理由か分からずキャンセルになり、ほかのフライトに振り替えられた。そしてその振り替えられたフライトはカイロから来るらしく物の見事に遅れてやって来た。次の便も遅れたらしいから先が思いやられる。
因みに帰りの便もしっかり遅れてくれました。
さて、アブシンベル神殿であるが、かなり余裕を見たスケジュール選択をしたのだが、なんと1時間30分ですべての観光を終えてしまった。しかも神殿の中に腰かけてボケーーっと眺めていた無駄な時間を含めても。
どんな遺跡マニアでも2時間もあれば観光は終わると思うので、フライト30分前にバスが出発することより計算して予定を組んだ方が良い。さもなければビジターセンターの後に続く土産物屋のおっさんを冷やかして時間をつぶすことになってしまう。
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- エジプト航空
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アスワンからアブシンベルまで飛ぶエジプト航空のA320型。実はカイロから飛んできました。おかげでいきなりディレイです。やってくれました。
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そしていよいよ離陸。アスワン空港周辺は見渡す限り砂漠です。ナイルからちょっと離れるとこんな感じなんですね。
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眼下にナセール湖が広がります。アスワンハイダムの建設によって出来た湖です。高度が下がってきたのでいよいよ着陸ですね。
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着陸直前、飛び込んできたのは空から見るアブシンベル神殿。機体左側の窓側に席を取っているとこんな風景に出会えます。
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そしてアブシンベル空港着です。
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アブ・シンベルの町並み。神殿観光の為に発達した町とは言え、道路もしっかり整備されており、また遺跡近くの集落にはホテルやちょっとした軽食レストランも出来ている。
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こちらが空港から遺跡まで運んでくれるエジプト航空の旅行会社Karnak Tourのバス。遺跡までは往復無料で運んでくれます。
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チケットを買って神殿敷地内に入ると、目の前にこんな小山が見えてきます。実はこれ人造の山。神殿を移築した際、元あった環境と合わせるためにこんな山をコンクリートで作ってしまったらしい。
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そして小山の正面に回るといよいよ神殿が見えてきました。手前にあるのがアブシンベル大神殿、そして向こう側はネフェルタリ神殿(小神殿)。山はコンクリで作ったとは言え、神殿と色も合わせてある。
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●アブシンベル大神殿
こちらが大神殿の正面入り口部分。4体の巨像が並んで座っているこの風景はあまりにも有名。そしてヘヴィメタファンにはエディーが封印された「Powerslave」のアルバムジャケで有名。
この神殿を建てたのはファラオの中のファラオと呼ばれたラムセス2世で、紀元前1250年頃に作られたらしい。パワーショベルも無い古代にどんな労力を費やしてこんな神殿を作ったのかと思うと、気が遠くなる。 -
入口左側の巨像。2体ともラムセス2世であるが、右側は残念ながら上半身が崩れ落ちてしまっている。左手の像は頭に王冠を抱いている。
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その足元に有る小動物(鳥?)の像達。
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さらに足元の下にはヒエログリフの碑文が彫られている。もちろん読むこと出来ないので何て書いてあるかは全然わからない。
そして足の右手に見える小さな銅像はこちらはラムセス2世最愛の妻と言われたネフェルタリの像。すごい髪型だな・・・。 -
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そして神殿入口へと続く通路のレリーフ。戦場で捕らえられた捕虜の様子を彫刻しているが、チリチリの頭からはヌピア人であることがわかる。やはりエジプト人から見てもチリ毛はチリ毛なんでしょう。
各人の首は何かの蔓と思われるものから作った縄でつながれている。同様のレリーフが両脇に有る。 -
入口上部に彫られている「ラーホルアクティ」と呼ばれる神様の像。太陽神らしく、頭の上には日輪の様な輪っかが付いている。
男か女かはわからないが、たぶん男だろう。 -
ここが神殿内部への入り口部分。両サイドのレリーフも見逃せない。
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これが向かい合う2人のハピ神の像。上エジプトと下エジプトを象徴しているらしい。
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★大列柱室
入口から入ってすぐ。内部は写真撮影だめらしいが、入口からなら警備員の横でも堂々と写真が撮れる。で入口から見える様子がこんな感じ。
両脇にはオシリス神(冥界の神)の格好をしたラムセス2世の立像が柱の前に並んでいる。この像は高さ10メートルもあるらしい。
この部屋に続いて全室があり、そして至聖所へと至る。入口からすべてが見渡せる。天井の壁画も必見。
この列柱の後ろ側には通路が有り、その壁にもラムセス2世の活躍を伝えるレリーフがみられる。 -
天井の画も見逃せない。ネクベド女神の像。
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こちらが大神殿の至聖所。入口からカメラのズームを最大にして撮った写真。本来4体の神像が並んでいるが、両脇の2体は壁の影になってて映らなかった・・しかも中央部分に他の観光客が・・・・でも
日本製の高性能カメラをなめるな!!!
ちなみに後ろに見えている神像は左がアムン・ラー神、右が神格化したラムセス2世、だそうだ。 -
こちらは神殿入って右手の壁のレリーフ。カディーシュの戦いの様子が描かれている。写真左側は見にくいが、カディーシュの戦いに際しての作戦会議らしい。しかもスパイが紛れ込んでいて苦境に立たされた場面が書いてある・・・。
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こちらは神殿入って左側の壁面のレリーフ。ラムセス2世の戦いのシーンを描いている。が、これはカディーシュの戦いでは無い。ただ彼の活躍を伝えるレリーフである。
写真はラムセス2世がリビア人の捕虜を踏みつけ、もう1人の敵を打とうとしているところ。 -
入って右手にある小部屋。倉庫として使われていたらしい。壁面には色つきのレリーフが入っている。何のレリーフかはよく分からない。
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●アブシンベル小神殿(ネフェルタリ神殿)
こちらはラムセス2世がその愛妻ネフェルタリの為に建てた小神殿。入口には全部で6体の巨像が並んでおり、ネフェルトアリとラムセス2世が並んでいる。
大神殿に比べて規模が小さいので、入口から入ると回廊なくすぐに大列柱室になっている。 -
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神殿内部のレリーフ。柱の裏手の壁の部分。こちらは必見、ネフェルタリ王妃の戴冠式の様子。
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★大列柱室
写真でわかるように、入口からの外の光がしっかり差し込めるような距離。柱の上部にはハトホル神の顔が彫刻されているのが面白い。
なんとも笑える顔をしている神様だ。
柱の後ろ側の壁にはレリーフが有るのも見逃せない。 -
来たときと逆サイドから見た2つの神殿。
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神殿のすぐ近くまでこうしてナセール湖が来てます。水位が上がる前もだいたい神殿近くまで水が有ったんでしょうね。
ここの湖の水って青いんですよ。ほかの国では泥色の湖が多いけども。 -
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さて間もなくアブシンベルの観光も終了です。入口部分近くから大神殿があるであろう後部分を見たら、不思議な穴が・・・。
通気口かな?
ちなみにこの山小石で覆われて入るが、実はコンクリらしい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ricardoさん 2010/01/24 11:28:40
- アブ・シンベル神殿の場所がやっと分かった
- こんにちは、
グーグル・アースでアブ・シンベル神殿の場所を探したのですが、違う所に写真が貼って有りました。
Krisflyerさんの写真を見ると湖が見えるので、それを手掛かりに探してようやく見付けました。
グーグル・アースでは写真が多過ぎて、良く見えません。グーグル・マップにしたら様子が良く分かりました。
残念ながらグーグル・マップでは、地上からの写真は有りませんでした。
あまり見所が無く2時間も有れば足りると言うのは意外ですね。
町中でも見てくれば良かったのに。
- Krisflyerさん からの返信 2010/01/24 23:32:18
- RE: アブ・シンベル神殿の場所がやっと分かった
- ricardoさんこんばんは。
グーグルではアブシンベルは探しにくいですよね。僕は写真モードにして湖の位置を頼りに何とか発見しました。グーグルマップでは実際の位置とずれている事も多いので。
> あまり見所が無く2時間も有れば足りると言うのは意外ですね。
> 町中でも見てくれば良かったのに。
アブシンベルは大小合わせて2つの神殿ありますが、これでも神殿の柱の土台に腰かけて30分は壁画を眺めて過ごしてしまいました。
往復を飛行機にしてしまったので、できれば早めにアスワンに戻ってもよかったのですが、それも出来ず結局土産物屋を冷やかすに至ってしまいました。
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