2007/05/02 - 2007/05/05
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katsu nagoyaさん
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ゴールデンウィークにエジプトに行ってきました。
古代文明発祥の地エジプトは歴史遺産に溢れていた。
ギザの大ピラミッドとスフィンクス、遺跡の宝庫・古都ルクソール、圧倒的なアブ・シンベルの大宮殿、ファラオの墓所の王家の谷など国中が屋外博物館といった趣でした。
CTスキャンやDNA鑑定でミイラが誰であるかが判明したり、新たな発掘から新しい発見、解釈が得られそれまでの定説が覆ることもあり、今でも考古学者の冒険心を駆り立てている。
6日間で18遺跡を観光する過酷なスケジュールながら、体調を崩すことなくエジプトを堪能しました。画像は旅行した日付順に表示しています。
2007年5月 エジプト旅行3-2(アスワン・ルクソール)に続きます。
表紙画像 : ムハンマド・アリ・モスク
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 飛行機
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
いざ出発
成田発 15:30 エジプト航空直行便でカイロへ
カイロ着 23:50 -
期待に胸膨らむ w(^o^)w
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噂には聞いていたけど不味かった。
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鮭のオニギリと大福。食い合わせが悪い (^_^;)
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深夜ホテルに到着
シェラトン・ヘリオポリスHOTEL -
二日目
エジプト考古学博物館
世界最大のエジプトの遺物を展示する博物館で、タハリール広場にあります。
目玉は1階の男装した「ハトシェプスト女王の像」や彼女のスフィンクス,「書記座像」。
2階のツタンカーメンの墓から出土された「黄金のマスク」、「黄金の棺」、「黄金の玉座」
「黄金のマスク」は今磨き上げられようにピカピカで、これは金の純度が高い故らしい。
歴代の王や王妃のミイラが納められているミイラ室は別途100ポンド必要なので中止した。この日はロシア人が多く混雑していた。 -
ツタンカーメンの「黄金のマスク」 : カメラ撮影禁止なので政府資料のコピ−です。
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サラーハ・アル・ディーンのシタデル(城塞)
1183年にサラーハ・アル・ディーンが築いた城塞。
壁内にムハンマド・アリ・モスク、ソリマン・パシャ・モスク、 ヨセフの井戸、軍事博物館などモスクやイスラム教のモニュメントなど多くの建物があります。 -
イチオシ
ムハンマド・アリ・モスク
城塞の北側頂上に対トルコ戦で勝利したムハンマド・アリが1847年に建設した壮麗なモスクがある。
モスクはお祈りや説教が響くよう音響効果を狙ってドーム型になっている。 -
中庭に面した柱廊下
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中庭
中庭には信者が礼拝前に体を清めるための場所があり、その奥にはフランスにルクソール神殿のオベリスクを送ったお礼の時計台が見える。 -
モスク内部
正面のへこんだ所がメッカの方向。
指導者が上から説教する為に、その右に階段が設けられた。 -
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ギザのピラミッド
左からクフ王のピラミッド、カウラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド。
ピラミッドは奴隷が集められて作ったと言いわれていたが、ファラオと労働者との4ヶ月間の契約書(命令書)が見つかったことから、ナイル川氾濫の時期(7月〜10月)に合わせて仕事を与えるという、失業対策のような役割を担った事業で、作業期間中の衣食住も保証されていたらしい。
ピラミッドへの入場は一時禁止する動きがあったが、日本政府が“そんなことすると日本人観光客が減りますよ”と圧力をかけ、1日300人限定になったとか。 -
いざクフ王のピラミッドの中に入る
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クフ王のピラミッドの入口
北側に入口がある
中央の三角の部分が本当の入口だが、現在はその下の盗掘口(人がいるところ)から入る。
クフ王のピラミッドの中に入る。入り口から43m進み少し下がり、その後狭い急傾斜を30m登り、大回廊(床2m、天井1m、高さ9m)を47m登るとクフ王が埋葬されていた王の間(高さ8.5m、幅2m、長さ47m)に出る。
ピラミッドの地下ではなく中央に、何千年も崩れることなく空間が存在していることが不思議だった。 -
スフィンクス(高さ20m、全長57m)
エジプトに来るまで「スフィンクスは顔が女性、身体がライオン、背中に鷲の大きな翼を生やしていて、王の墓を守っている」人面獅子身の怪物と思っていました。
ガイドさんの説明だとスフィンクスのある場所に硬い岩が有り、どうしても取り除けないので形にした。最初はファラオ(男)の顔だったらしい。
鼻はイギリス対フランスの戦いで大砲が当り取れ、顎は大英博物館に持ち去られた
この日は砂嵐を避けた鳩が顔に群がっていた。 -
駱駝に乗る
ピラミッドからバスで撮影ポイントに移動し、駱駝に乗り、廻りを歩く。
駱駝は一見おとなしい動物だと思われているが、執念深くて虐めるとそのことを覚えていて頃合を見計らって背中から振り落とし、前足で踏み殺すとか。
だから飼い主は言うことを聞かなくても絶対殴ったりしないそうだ。
そのことからエジプトでは執念深い人のことを“駱駝のような人”。
気のいい人の事を“ロバのような人”と言うそうだ。 -
レストランから撮影したピラミッド
ピラミッドが市街地に隣接しているのが不思議な気分だった。 -
太陽の船
太陽の船はクフ王のピラミッドの南東側の博物館にある。
この船は死後太陽神ラ−となった王が、空を航行するために必要と考えられていたもので、世界最古の木造船です。14年かけて復元された。
材料の木材はレバノン杉で、この頃すでにレバノンと交易があった。 -
夕食をナイル河に浮かぶ水上レストランで食べる。
コシャリ
レンズ豆、お米、パスタのエジプト流まぜご飯。これに濃いトマトソース(左のカップ)をかけて食べる。
最初に食べた人がスープだと思い、皆真似して濃いスープだと不満を言いながら飲んでしまった。残ったご飯が味気なかった。
右上のナンに見えるのはエジプトのパン、アエーシ。
きれいに真中から裂けるので、中に具をはさんで食べる。 -
コフタカバフ
コフタは「粉々」、カバフ「焼肉」のことだそうです。
ビール
エジプトのビールでステラ。20ポンド(400円)ちょっと水っぽい。 -
二日の夜
寝台特急ナイルエキスプレス
ギザ駅発 20:00
アスワン駅着 9:00
ギザ駅からの寝台特急ナイルエキスプレスに乗車。
一等寝台車は簡素な造りだが機能的で2つの座席、取外し可能なテーブルと洗面設備がある。又一車両がクラブになっている。
夕食後に車掌が座席を倒してベットメーキングしてくれる。意外と快適でグッスリ眠れた。
トイレ事情
一車両に1つトイレが有る。
用をたして便器の下のベダルを踏むと僅かの水が流れ、ブツが下の線路に落ちる。
右側にハンドルがあるので何かなと思って回すと、便器の後ろ下から前面にいきよいよく水が飛び出し水浸しになった。元祖ウォシュレット。
アラブ人が紙を使わないのがやっと理解できた。 -
汽内食
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車窓からの眺め
耕地は二毛作で丁度小麦の刈り入れ時期だった。 -
車窓からの眺め
上流(ナイル河)にいくと穀物畑からナツメヤシ畑に変わる。 -
三日目
2時間遅れでアスワンに到着 -
アスワン駅
アスワンはスーク(香辛料)、御影石、ヌビア民族の町。 -
未完のオベリスク
もし完成していたらエジプト最大と言われる、切りかけの花崗岩のオベリスクがある。
オベリスクは形から分かるようにギリシャ語で焼き串の意味で、ピラミッドに代わるファラオだけが建てることを許された1枚岩でできた記念碑です。
かつてオベリスクはエジプト国内に166本あったが、ほとんど国外に持ち出され国内には6本しか残っていない。 -
石切り場
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コンボイ(キャラバン)
アスワン〜アブシンベル=260kmの砂漠の中の道路を3時間ノンストップで走る。
1997年のルクソールでのイスラム過激派による乱射事件以後、観光地への移動は「コンボイ」と呼ばれる自動小銃をもった武装警察の護衛が観光バス列の先頭と後尾に付き、各バスにも護衛の警察官が1人乗り込む。
先頭を走る護衛の車はブッ飛ばす、一般道を軽く時速100キロを越えて走る。
コンボイは止まると危険なので、街中の交差点でも他の通行を止めて移動して行きます。
コンボイ集合場所に11時集合 -
セティ・ホテル
昼過ぎにホテルに到着。ラメセス2世(Ramesses ?)の父王の名が付いているセティ・ホテルに泊る。目の前にナセル湖が望めるリーゾート風のホテルでした。 -
アフリカらしい内装
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イチオシ
アブ・シンベル大神殿(岩窟寺院、幅38m、高さ33m奥行き63m 像の高さ21m )
新王国時代にラメセス2世によって建てられたアブ・シンベル大神殿は太陽の神ラーを奉ったものです。
建物の正面には高さ20メートルの4つの巨大なラメセス2世の座像が据えられています。
4つの像の顔は左から右に順番に年取っていて、一番右が老いた王の顔になっている。2番目の像は地震で壊れた。
ラメセス2世には100人の妻と186人の子供がいたといわれる【ガイドの説明】が読む資料によって人数が違う。NHKのエジプト特集では妻30人。子供100人だった。とにかくめっぽう強かったらしい(笑)
神殿内は撮影禁止 -
ハヤブサの顔を持つ太陽神ラー・ホルアクティー
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4体のラメセス2世の巨大な座像の足元に王妃、王子、王女の小さな立像が置かれています。
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こうやって撮ると像の大きさが分かって頂けると思います。
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アブ・シンベル小神殿(ネフェルタリ神殿)
大神殿の隣に位置するこの神殿はハトホル女神をまつったもので、これはファラオの妻ネフェルタリ王妃のために建立されました。
4体のフェラオ像と、2体の王妃の像が、この神殿の入口に据えられています。
若い王妃を左右のラメセス2世が守っています。
ネフェルタリ=美しきものと言う意味です。 -
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大神殿と小神殿
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アブ・シンベル大神殿 : 「音と光のショー」
この日は日本人が多かったので日本語のナレーションでした。あまり上手く撮れなかった -
夕方の礼拝
チケット売り場の隣にカーペットが敷いたスペ−スが有り、スピーカーからお祈りらしき音声が響くと、男たちが集まってくる。 -
四日目
ナセル湖からの朝日を拝む。 -
朝日を浴びるアブ・シンベル大神殿
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展示室
アスワンハイダムの完成により水没する神殿の解体作業のパネル。
2007年5月 エジプト旅行3-2(アスワン・ルクソール)に続く。
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この旅行記へのコメント (7)
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- ムーカコさん 2011/04/01 23:00:11
- はじめまして!!
- なぜかとてもエジプトには惹かれるものがあり、ぜひとも行ってみたいと思っているのですがなかなか思い切れず…
こちらの旅行記で楽しませていただきました♪
東北大震災の為暗く不安が続く今日この頃ですが、こうやって旅行記を拝見するにつれ、希望が見えて元気が出てくる気がします。
また訪問させて頂きます。よろしくお願い致します☆彡
- katsu nagoyaさん からの返信 2011/04/02 07:41:20
- RE: はじめまして!!
- ムーカコさん
訪問、コメント、投票有難う御座います。
> なぜかとてもエジプトには惹かれるものがあり、ぜひとも行ってみたいと思っているのですがなかなか思い切れず…こちらの旅行記で楽しませていただきました♪
エジプトは親日的なのと「おしん」が大ヒットしたので、怪しい日本語で話しかけられるので楽しいです。
> また訪問させて頂きます。よろしくお願い致します☆彡
こちらこそ宜しくお願いします。
-
- おもちさん 2007/06/11 12:26:12
- こんにちは♪
- はじめまして♪
6日間で18遺跡!!と、驚き3つのエジプト旅行記を拝見致しました。
とても効率的なツアーで、細かい見どころも全て押さえてますね!
私は真夏だったので無理がない11日間ツアーに参加しましたが、内容はほとんど一緒ですよ!
あとコメントも解り易くて勉強になりました。
エジプトは奥が深いですね。
- katsu nagoyaさん からの返信 2007/06/11 15:27:45
- RE: こんにちは♪
- 訪問有難うございます。
なんだか同じような国を同じようなツアーで回っていますね(笑)
エジプトに行ったけど、何か見残している気がするのはクレオパトラの遺跡を観ていないからかもしれません。
おもちさんのアレキサンドリアの旅行記にも出てきませんね。
今回初めて旅行記を書くことを意識して写真を撮りました。
コメントはその国の政府関係の資料で確認して書きます。
現地のガイドさんの説明は大げさですね。ラムセス2世の奥さんの人数は100人以上と言っていたが、先日のNHKのエジプト特集では30人だったので修正しようかな。
旅行記がバッティングしないアレキサンドリア旅行記に投票しておきます(笑)
-
- さすらいおじさんさん 2007/05/17 13:19:13
- エジプト
- katsu nagoyaさん
私もエジプトにはツアーで行きました。
ツアーは短時間で見所を効率よく回ってくれるのでとても良かったです。
katsu nagoyaさんが訪問されたところと大体同じところを回っています。
エジプト、世界遺産の宝庫、懐かしい思い出です。
*お気に入りに登録いただきありがとうございます。
私の旅行記は主観で好きなことを書いている旅日記ですが情報としてお役に立てればうれしいです。
- katsu nagoyaさん からの返信 2007/05/18 15:46:50
- RE: エジプト
- お気に入りに登録の申請の承認有難うございます。
今日はエルサレムの旅行記を拝見しました。
自分も一度は行きたいと思っているのですが、ちょっと勇気が足りません。
数多くの旅行記があるので読み終わりません(笑)
これからも宜しくお願いします。
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/05/18 20:08:52
- RE: エジプト
- katsu nagoyaさん
エルサレムをごらんいただきありがとうございます。
また、身に余る紹介文をUPしていただきありがとうございます。
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