2010年　お正月は戸隠で

2009/12/31 - 2010/01/02

戸隠神社へお参りをすべく、２泊３日で戸隠へ。
思いのほか荒れた天気でしたが
東京ではなかなかお目にかかれない雪景色を
満喫することができました。

エリア 戸隠・鬼無里(長野)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線

宿が宝光社の裏だったので、荷物を置いてさっそく参拝。
270段の石段は雪に埋もれてしまっていました。

宝光社 寺・神社・教会

人の気配はなくひっそりとしていました。

どなたかの置き土産。
このあと私たちも雪だるま作りに挑戦しましたが
パウダースノーはさらさらすぎて
上手くできませんでした。

境内から。
ときどき吹雪くと視界が真っ白になります。

この日の宿は宿坊山本館さん。
入り口にこんな雪だるま？を置いたのは私達です。
顔だけやけにリアルになってしまいました。

山本館＜長野県＞ 宿・ホテル

さて元旦です。

昨日の夜はまたさらに降ったらしく
積雪量が明らかに増していました。
レンタルスキーの日の出屋さんによると
戸隠神社奥社の途中までは行けるだろうとの事。

スノーシューを借りて行ってみました。
これは中社から奥社参道入り口への道。
すでに吹雪。

戸隠神社 奥社 寺・神社・教会

休憩を入れつつ２キロ歩いて
やっと参道の入り口に到着です。
ここで、借りたスノーシューを装着。
初めて履くので、ぎゅっと締めるのがなかなか難しくて。

池はカチコチに凍っていました。
夏にはさらさらと涼しげに流れているんだろうなあ。

こんな感じです。
慣れないと自分で自分の足を踏んでしまいます。

いざ行かん。
お邪魔いたします。

雪の重みで枝ごと折れて落ちてしまう木もありました。
落雷のような音でした。

随神門の狛犬たちも雪を負っています。
リーゼントっぽい。

杉並木の道も真っ白の絨毯に覆われていました。
人との比較で、木の大きさがわかります。
このあたりから風も強まって視界不良気味。

なんとか辿り着いた奥社は雪山の向こう。
苦労して来たわりに小ぢんまりとしていたので
拍子抜けしてしまいましたが
かえって荘厳な雰囲気も感じられました。

ここから山道に入る予定でしたが
予想外に時間も体力も使ってしまったので断念。
来た道を戻ることにしました。

普段なら往復1時間という道のりを約２時間かけて
歩いたのでした。
日ごろの運動不足もさることながら
雪の厳しさを身をもって実感しました。

十輪でコーヒーブレイク。
100年以上も前の酒蔵を改築したという店内は
香ばしいコーヒーと石油ストーブの匂いで温か。

翌朝。
立派なつらら。

午前中、中社で神事とお神楽が行われるときいたので
行ってみました。

こちらの狛犬は白頭巾。
もはや鼻しか出ていません。

手口を清めるのにも勇気がいります。

三本杉の「いろは」のうちの「い」。
鳥居を中心に三角形に植えられた杉の木には
人魚になった子供達を救うべく出家した漁師の言い伝え
があるのです。

昼過ぎのバスに乗って長野市内へ。
さようなら雪の戸隠。
なんだかちょっと名残惜しい。