砂漠の中の宝石・・？

2009/12/20 - 2009/12/28

ずっと憧れていた砂漠の中の宝石、ジャイサルメールの町。
観光資源は砂漠とフォートとハーべりというちょっと変わった建築物だけ。他には何もない。
ジャイサルメールという町の名前が持つ心地よい言葉の響きに吸い寄せられた感がある。
ま、いいか。とりあえず来たということで良しとしておこう。

エリア ジャイサルメール(インド)

• 同行者: その他
• 航空会社: JAL

表紙、いきなり牛です。
２０日デリー着、２１日ジョドプールへ飛びました。
６日間世話になった車アンバサダーと運転手君と牛。

左の写真、助手席には専属ガイドのラヴィ君。
水・ビール・おつまみ等を買い込んで、ジョドプールからジャイサルメールへ砂漠の道を５時間半のドライブ開始です。

同じ風景が続くうちに、日が暮れてきました。
道はよく整備されていて快適でした。
アンバサダーも初めて使いましたが、これまたよく整備されていて乗り心地も快適。
まずまずの旅の始まりです。

まったく同じ風景の中、夜の砂漠を突っ走って到着したのが１０時前です。
フォートの外に車を停めて、ホテル・パラダイスの迎えを待ちます。

ラヴィ君と妹のラシュミーちゃん２６歳。
会社を休ませたこともあり、席も一つ空いているということでついでに誘いました。

フォートの中、ホテルへ向かう広場に大きな黒い牛が寝ています。
インドへ来たんだと実感させられる光景です。

ホテル・パラダイス　１０５号室

何ともガッカリな部屋のデコレーションぶり！

まるでラブホテルじゃないですか。
ラブホテルがどんなかは知らんけど。

この部屋は、申し訳ないけど兄妹で使っていただくことになりました。
本来であれば、私めとラヴィがここに入らなければいけないのだけれど・・・。

デコぶりは大差ないけど、ベッドが大きいこととベランダがついているということで、隣の１０４に入りました。

２２日朝４時、胃の痛みと吐き気で目覚めました。
いやな予感。
昨夜１１時過ぎに食べたこのホテルの・・・
油断大敵。早々に体調を崩してしまいました。

体調不良をものともせず、６時ごろからベランダに出てサンライズ撮影。

朝焼けは始まっているものの、日が昇るには時間がかかりそうです。

寒い！

隣１０３号室の出窓。ベランダはない。

そのむこう１０２には１０４と同じベランダがある。

１０５にも出窓だけでベランダはない。ということは、ベランダと出窓の部屋が交互になっているのか？

ベランダから右側を見る。

眺めはいい！

ずいぶん明るくなってきましたが、朝靄でサンライズは望めそうもない。

寒いのは体調のせいかもしれない。

遠くに風力発電機が並んでいるのが見える。

持ってきた胃腸薬を大量に服用し、何とか動けるようになったのでフォートの中を散策。
泊まっているホテルが見えたので一応撮っておく。
扉は１０１号室。
その前がレストランの屋根。
屋上は展望台兼レストラン。

ジャイナ教の寺院

特徴ある柱

多分観光客たち

フォート内の３つのジャイナ教寺院を一応巡りました。
博物館もけっこう時間をかけて見て回りました。

外から見ると細かい彫刻で華やかなのに、内部はそれほど見るべきものもない。

どうにかしようという意図は感じられる。

ゴージャス・・・に見せる。

でも、もう内部に興味無し。
外を見よう。景色のほうに興味がある。

アレッ？菩提樹の下、昨夜の黒牛がそのままそこにいるじゃないか！
ナントナク、理由もなく、うれしいような懐かしいような気分です。

高い場所からの眺めはいいものです。
ゴールデン・シティなんてのはどうも似合わない。
『砂漠の中の宝石』がやはりピッタリとくる。

これをゴールドというのは無理！

やっぱり砂漠の色でしょう！

ここには欧米の観光客が多いみたいです。

きれいに手入れされた牛。
これなら触れられる。

おっ！

あれに見えるは我がアンバサダー君じゃないか。

違いない！
インド中で走っているのに、ここでは彼一人！
よく目立つ！

ではこれから市街にくり出そう。

おっと！　黒いアンバサダー君もいた。

しかもそこでは子供の大道芸人が綱渡りを披露してる。

遠いところから撮ったのでチップもやれなかった。

フォートから出て・・・

市街地のハーベリを見物に行きます。

到着

中へ入りましょう。

ペトラ遺跡を彷彿させる景色です。行ったことないけど・・！

せっかく来たのだから、一応中へも入りました。

まあ、こんなカンジで、

こんなんなってて、

こんなど派手な天井や

柱や壁

さんざ歩き回ったあげく、屋上へ出てフォートを眺めたり、

イタリアンな風景発見！

そのうちもう一つ面白いものを発見！

何と、豚の親子！

あたりまえみたいに歩いてます。

ほのぼの

やっぱりハーべりは外からの眺めがいい。

細かい！

ここまでやるか？

この圧倒的な意匠に絶句！

牛君、我が物顔。
おばさん、迷惑顔。

細かいところを撮っているので

何枚か

せっかくだから

披露

しときましょう。

ちょっと箸やすめ！

ジャイサルメールでの二泊目は、郊外にあるフォート・ラジワダというホテルです。
ホテルへ行く途中の風景。

黒いヤギ。
きれいで可愛い。
ペットにしたいくらいです。

さて・・と、今夜は何して遊ぼう・・。

えっ？デザート？
マンゴーの季節でもないし・・

えっ？砂漠＝デザート？
あんたエーゴのハチオンいいかげんでんなぁ！

というわけで、ジャンジャン♂お開きぃ！！！

この旅行記へのコメント （5）

• あんこう鍋さん 2010/01/11 09:56:31

  砂漠の町

  はじめまして、あんこう鍋と申します。
  ご訪問ありがとうございます。
  私も度々楽しく拝見していました。
  
  ジャイサルメールの建築物の写真に見とれてしまいました。
  懐かしく思いながら。
  
  私も２０代の頃に、行きました。
  ジャイサルメールから泊りがけのジープサファリに出かけたりしました。
  すごい乾燥した土地で、私は少しダウンしたりもしましたが。
  
  写真を拝見しながら、またジャイサルメールに行ってみたくなりました。
  
  
  
  あんこう鍋
  
  

  manihoujyuさん からの返信 2010/01/11 10:52:47

  RE: 砂漠の町

  あんこう鍋様
  
  書き込み有り難うございました。
  
  ジャイサルメール、２年も雨が降っていないそうです。
  砂漠というので、単純にサハラ砂漠をイメージしていたのですが、行ってみるとただの荒れ地のように見えて当初は少々ガッカリしました。
  しかし、よく観察すれば足元が砂・砂・砂、どこまでも砂なので、砂漠であることを実感できました。やはりすごい環境です。
  なんでこんな所で暮らしているのか、住めば都とは言えもっと生活しやすい所がいくらでもあるのにと他人事ながら考え込んでしまいました。
  
  もう行くこともないし、行きたくもないと今は思っていますが、時間が経過すればまた行きたくなってしまうような予感がします。不思議な魅力をもった町でしたね。
  
  ダラムサラも不思議な魅力を湛えた所でした。ジャイサルメールと対照的で1800メートルもの山の中の秘境、ジメジメとした環境で住みにくそうな所なのに、そこに住む人々の平和な表情に感動しました。
  
  インドは広い。まだまだ行きたい見たいところがいっぱいです。
  さて、今年は何処へ行こうかと思いを廻らせはじめています。
  
  今後ともよろしくお願いします。
  
  maniでした。

• ishicameraさん 2010/01/11 00:42:10

  同じホテル！！！

  manihoujyuさん　こんばんは。
  
  年末年始私もラジャスターンを旅してきました。
  ジャイサルメールで私もパラダイスホテルに泊まったので、思わずびっくり。
  私は１０１号室でした。
  
  パラダイスから見る夜景は本当に綺麗ですよね。
  なんだか、うれしくなって、書き込みしてしまいました。
  
  ishi

  ishicameraさん からの返信 2010/01/11 00:46:21

  追記

  そうそう、私もハーヴェリーの近くで豚ちゃんたちを目撃いたしました。
  
  そして、１０１号質はベランダ有りでしたぁ〜。
  
  

  manihoujyuさん からの返信 2010/01/11 13:12:04

  RE: 同じホテル！！！

  ishi様
  
  書き込み有り難うございました。
  
  私めは２８日帰国、あなたは２９日からということで、入れ違いのニアミスでしたね。
  
  そうですか・・・１０１にもベランダが・・。
  写真を確認して納得。１０１・１０２と続いてベランダがありますね。
  しかし、パラダイス、安物のデコぶりには再三ため息が出ました。いくらなんでもあんまりですよね！
  １０５などちょっと工夫すればいい部屋になるのに・・あれはない！絶対ない！！！
  
  ジャイサルメールは、
  12/21（22:00到着）・22・23・24（10:00出発）
  体調の悪い中とはいえ、十分にのんびりゆっくり堪能いたしました。
  
  野豚？やはり出没しておりましたか！食われたりすることなく・・・。
  これほどいろんな動物たちと人間たちが同列平等？に生活している町というのは他のインドの町と比較しても珍しいのではないでしょうか。
  
  高い位置からの眺めはやはりいいものですね。部屋がしっとりと落ち着いた雰囲気ならもっとよかったのに。それが悔やまれる。しつっこい・・か？
  
  砂丘のサンセットも行っておいて良かった。
  最初聞いた時には、そんなもんどうだっていいやって感じでいたんだけど、行ってみるとけっこう楽しかったし思い出にもなったようです。
  他人事みたいに言うなってつっこまれそうですね。
  
  ではでは今後ともよろしくお願いします。
  
  maniでした。