2009.10クロアチア・スロヴェニアツアー（その10”アドリア海の真珠・ドブロヴニク”を満喫する城壁ツアー）

2009/10/10 - 2009/10/18

2009年10月、「クロアチア・スロヴェニア　ハイライト９日間」というツアーに娘と一緒に参加しました。

旅の後半のハイライトは、クロアチアの南端、アドリア海に面したドブロヴニクです。
古くから「ラグーサ共和国」という海洋国家として栄え、小国ながら自治を貫いてきた歴史のある町です。

堅牢な城壁に囲まれたドブロヴニクの旧市街観光のオススメはなんと言っても”アドリア海の真珠を満喫する”城壁からの眺めです。

真夏は、汗だくになる城壁ツアーですが、私たちは秋の午後の暖かい日差しの中、快適なウォーキングを楽しみました。


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ツアーの日程は、
①午前成田発→ウイーン乗り継ぎでクラーゲンフルト着。バスでスロヴェニアのブレッドへ（ブレッド泊）
②ブレッド湖観光（ブレッド島の聖母被昇天教会、ブレッド城見学）→（専用バス）ポストイナ鍾乳洞見学→リエカへ（リエカ泊）
③（専用バス）→プリトヴィッツェ湖畔国立公園ハイキング（プリトヴィッツェ泊）
④（専用バス）→シベニク観光（聖ヤコブ大聖堂）→城塞都市トロギール観光→スプリットへ（スプリット泊）
⑤スプリット観光（ディオクレティアヌス宮殿）→（専用バス）ドブロヴニクへ（ドブロヴニク泊）
⑥ドブロヴニク観光（世界遺産の旧市街）（ドブロヴニク泊）
⑦午後、航空機でドブロヴニクからザグレブへ。着後市内観光（大聖堂、ミロゴイ墓地）（ザグレブ泊）
⑧朝ザグレブ発→ウイーン乗り継ぎ
⑨朝成田着

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

←ドブロヴニク旧市街マップ
（「地球の歩き方　クロアチア　スロヴェニア」より）

城壁の上に張り巡らされた1周約2キロの遊歩道への入口は3カ所あります。一部のみの通行も可能ですが、一方通行なので要注意です。

入場できる時間は季節により異なりますが、10月は10時から15時でした。

←ピレ門脇のチケット売場

午前中、ツアーの観光時に、入場希望者のチケットをまとめて団体割引価格で購入しました。
どこからでも入場できるチケットはこの売場で発売。

←ピレ門横の「城壁入場口」

隣の建物は、フランシスコ会修道院。
修道院内にある世界で3番目に古い薬局のオリジナル化粧品は女性に大人気。私たちももちろん購入しました。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道

遊歩道は一方通行です。
私たちは、ピレ門から入場したので、背後にある「ミンチェタ要塞」をめざして約2キロの遊歩道を歩くことになります。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道

午後1時半過ぎ、ピレ門入場口からスタートです。

城壁は、街が誕生した8世紀頃からありましたが、現在の姿になったのは16世紀ごろ。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

ピレ門前の「オノフリオの大噴水」。
ナポリのオノフリオ・デッラ・カヴァが1438年に造った大きな噴水は、12キロ離れた源泉から水を引いているそうです。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

メインストリート、プラツァ通りから旧港の方角。
正面に見えるルジャ広場の鐘楼は毎時鐘が鳴ります。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

メインストリート、プラツァ通り。
左側に見える塔は、フランシスコ修道会の鐘楼。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

右端の方には、バロック様式の「聖イグナチオ教会」が見えます。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

後ろを振り返ると、ゴールの「ミンチェタ要塞」とスルジ山が見えます。
スルジ山は、標高412メートルですが、旧市街を一望できる観光スポット。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

海に突き出すように立っている「ボカール要塞」

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

ピレ門の外側にある旧市街と新市街を結ぶ橋が見えます。
観光客はピレ門の外でバスを降り、この橋を渡って旧市街を観光します。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

スルジ山の麓に広がる住宅街

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

左手は「ボカール要塞」、海を挟んで対峙するように「ロヴリイェナツ要塞」があります。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

対岸の「ロヴリイェナツ要塞」は、海面37メートルの岩山に築かれており、海と陸の両方から街を守っていました。

紺碧のアドリア海を見ていると平和そのものに見えますが、手前には、海に向かった砲台が見えます。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

城壁は、切り立った岩の上に立っていることがわかります。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

1991年12月6日、この地域は、旧ユーゴ連邦軍による砲弾を浴びました。
旧市街の多くの建物が破壊され、多数の市民が犠牲になりました。

砲撃後、数年がかりで街は修復されましたが、爆撃の跡がそのままになっているところもあります。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

城壁に隣接する旧市街の住宅地。

屋根の色が違うのは、爆撃で破壊されたものを修復した建物と古い建物が混在しているから。
色鮮やかな瓦は砲撃後に修復されたものです。

←ドブロヴニクの城壁遊歩道からの眺め

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

結構狭い通路もありますが、写真撮影スポットがたくさんあります。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

「聖ピーターの砦」
城壁上には聖人の名前が付けられた小さな砦がたくさんあります。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

民家の入り口につながっている所もあります。
アクセサリーなどが並んでいました。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

遊歩道には所々に階段があります。
この時期、外国人観光客もシニア層が目立ちます。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

クラシックな帆船スタイルの観光船が白波をたてながら航行。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

遠くには、沖合に停泊する大型船の姿も見えます。
ドブロヴニクには二つの港があり、大型のクルーズ船は旧港ではなく、もうひとつのグルージュ港から発着します。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

旧港からは、旧市街の沖合約700メートルにあるルクルム島行きのボートなどが発着しています。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

城壁の南面は絶壁になっていますが、わずかなスペースにへばりつくように2カ所の公共ビーチがあるそうです。
この休憩所には、海からしかアプローチできないようです。

私たちが旅行した頃、ドブロヴニクも思いがけず急に寒くなったとききましたが、海の中で泳ぐ人の姿も見えました。

←ドブロヴニク城壁遊歩道からの眺め

旧市街のレストランのテラス席を上から失礼・・・

←ドブロヴニク城壁遊歩道らの眺め

遊歩道の途中には、飲み物などの売店やカフェなどもあります。
数は少ないけれどトイレもあります。

（旅行記は後編に続きます）