2009/09/17 - 2009/09/20
122位(同エリア305件中)
Sammさん
第2日目
6時30分起床。
一服しながら、NHKワールドニュースを確認する。
洗顔を済ませ、3階に移動しバイキングにて朝食。ボリュームは満点だが味はいまいちだ。試しに本場の御粥を食すも、もすごく薄くまるで重湯を飲んでいる様。
8時30分迎えのバスにて出発。中山広場に向かい遼寧賓館( 旧奉天ヤマトホテル )を再度昼間訪問。昨夜見学しているのでさほど興味もわかない。
バス移動し、今度は昭陵( 北陵 )へ。またもや世界遺産との事。正門を入ると電動カートにて1.5キロ先の墳墓まで移動する。その広いこと( 全面積330万?だそうだ。 )
途中に初期清朝の第2代太宗ホンタイジ( 愛新覚羅大極 )の像が、道の真ん中に堂々と立っておりその先に大きな湖が見えてきた。この湖は人造湖で、掘り起こした土を使ってホンタイジの墳墓を築き上げたそうな。中国人のやることは果てしが無い。1時間半ほどかけてゆっくり見物した。
その後、午後一番で大連に移動の為早々と昼食( 瀋陽の郷土料理 )との事。
ここでもボリュウム満点の12皿も並んだ。食事時間は1時間15分も掛け大幅な手抜きの感もする。
食後はゆっくりと瀋陽駅( 駅前は工事中で駅舎が東京駅に模したらしいが、余り良く見えなかった。 )前を通りすごし、始発の瀋陽北駅へ向かう。途中からものすごい工事渋滞が始まり、のろのろ状態が続く。
ようやく駅前広場に到着し、人で溢れかえる入り口に向かうも入場者チェックの為、バリケードが設けられており身分を確認してからでなければ、入場させて貰えないらしい。
やれやれ通り抜けたと思ったら、今度は空港と同じセキュリーティー・チェックを受けさせられた。覚悟をしていなかった為、ライター、コイン、カメラ等ブザーの鳴りっぱなしで、小姐の警備員?に今度はボディーチェックで触られっぱなしとなる。
通り抜けたと思ったら、メンバーの1人の小母さんが、男子鉄道員数名に囲まれて怒鳴られている感じ。ツアコンが通訳したところ、「バッゲージの中に何か水溶液の缶が有るので、それを見せろ。」との事。しかし本人は、「そんなものは入っていない。」との一点張りでオープン・バゲージに応じない。その内、「別室で確認する。」と連行されそうになって荷物を開け確認作業に応じスプレー缶である事を確認され、開放された。
散々なめいで、待合室に移動。しかしその待合室の大きい事。
しかも其処には既に、大勢の乗客が大混雑の中で、改札開始を待っている。出発時間まで後10分のギリギリに着いた事になる。兎に角此方の人間は、「整列乗車」の習慣がないとは聞いていたが、そのマナーの無さにはビックリ。誰もが「我先に」と前へ前へと割り込んで来る。
だが、出発時間に成っても、改札の兆しが無い。我々も人ごみに揉まれながら立ち続ける。
定刻より30分も過ぎた頃、電光掲示板に1時間遅れの表示が付く。
何処からとも無く、「ウオー」との合唱が始まると同時に中国語独特の甲高い罵声が飛び交う。それから待つこと40分罵声の中やっと改札が始まった。此処も我先。押し合いへしあいしながらホームへ。
やっとのことで指定の一等車に辿り着き、入り口に小姐の乗務員が出迎えているが何の挨拶も無く、荷物を引き摺りながら二階建ての車両に乗り込む。指定座席に落ち着きしばらくしてあちらこちらで、罵声が飛び交って居るので見渡すと、指定席券を持たない人たちが、ちゃっかり座っており後から来た指定券を持った人に追い立てられて居るのだった。
さすが中国だ。 1時間20分遅れで動き出した列車は、少しずつスピートを増しながら、中国原野に向かって走り始めた。さて4時間半の列車の旅が始まった。
しかし、期待した割には普通の特急列車で日本となんら遜色は無く物抜けた感じである。
遠く近くにハルピンから瀋陽を経由して大連までの新幹線工事の橋脚塔を垣間見ながら走り続ける。その内車内探索したくて席を離れ2〜3車両を歩くも、既に車内には所狭しと食い散らかした色々な残がいばら撒かれ、また通路にまで人が溢れており酷い状態に気後れし早々に席に戻る羽目になった。
やがて入日と併走しはじめ、遥か彼方に沈み掛けてきた。夕闇が少しずつ広がり始めると急速に夜と向かい始めた。
7時過ぎ、ネオンサインが溢れる大連に到着。此処まで同行してくれたツアコンの王先生は折り返す同じ列車で瀋陽へ引き返すとの事。大連現地ツアコンの宇先生に引率されてバスに移動することに。ホームもコンコースも大勢の人並みでごった返す中を、各人大きな荷物を引き摺りながら牛歩にて一列行進。
やっと改札口を抜け出し今度はスムースにバスに乗車できる。駅前広場の対面に今夜の宿泊先である「渤海明珠酒店」が、夜空に大きく聳えていた。
それを左手に見ながら、バスはゆっくりとロータリーの渋滞を抜け出し、遅くなった夕食を食すべくレストランへ走り始めた。やがて時節柄「月餅」の大廉売の電飾を大々的に掲げたレストランに到着し、各人、ビールと共に中国の東北料理をすきっ腹に猛烈な勢いで満たし始める。
此処でも料理は一汁12菜で少々余しぎみにて食事を終える。
その後中山広場へ移動し大連賓館( 旧大連ヤマトホテル )の中を見学。労働公園に鎮座まします、大型電飾飾りのサッカーボールの歓迎を受けながらホテルにチェックイン。
今夜もツインルームのシングル使用で、早速シャワーを浴びた後、NHKワールドニュースを確認しながらナイトキャップを楽しむ。
やがて、ベットヘ移動し文庫本を読みながら眠りに付く。本土2日目は終わった。
3日目へ
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
瀋陽金都飯店のバイキング朝食。
御粥は薄すぎて重湯を飲んでいる様だった。 -
駅前が大規模整理工事中の瀋陽駅。
-
瀋陽旧大和ホテル前から見た中山広場の毛沢東像。
-
瀋陽旧大和ホテル内に掲示されている歴代宿泊の共産党首脳名簿。
ここで林彪の名前を発見した。 -
世界遺産の昭陵内の移動手段の電動バス。
此れで1.5キロ先の墳墓まで移動した。 -
昭陵にある人造湖。
此の掘った土で墳墓を積み上げたそうな。 -
本殿前にある狛犬( 獅子 )
子供に乳を与えている珍しいものだそうだ。 -
拝殿の後ろに巨大な城壁に守られた墳墓。
城壁に登らなければ、見ることが出来なかった。 -
遥かなる参道。
此の地点で道のりの半分。
真正面にある小さな建物が墳墓の前の拝殿。 -
瀋陽市内を走り回った赤色の観光バス。
真っ先に中国を実感させられた。 -
大連行きの始発駅、瀋陽北駅。
此の後、思わぬことが・・・・・。 -
瀋陽北駅構内入り口にあるセキュリテーチェック。
此処へ来るまでに、デフェンスされた駅入場の為の身柄チェックが有った。 -
3階ホーム待合室へ果てしなく続く人の波。
-
やっと特急列車に乗り込むことに。
しかし、乗車車両は遥か彼方の二階建て車両。 -
遠くにハルピン始発、瀋陽経由、大連までの新幹線の橋脚工事が行われていた。
大連まで遠く、近く、時には平行して続いていた。 -
沈み行く夕日。
-
私たちの乗った車両内部。
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大幅に遅れてやっと夕闇の大連着。
-
早速夕食に。
中節の月餅が・・・・・。 -
本日の夕食。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- pomomiさん 2013/03/22 00:04:45
- ありがとうございます。
- Sammさん
フォローありがとうございます。
鉄道で旅されたんですね。
山崎豊子の小説「大地の子」を思い出しました。
旧満州鉄道本社ビルや路面電車など
まるでタイムスリップしたような、素敵な場所ですね。
私は2005年に北京に行きましたが
中国のほんの一部しか見ていないような気がします。
またお写真で色々教えてください。
pomomi
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