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京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。<br />「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。<br /> →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/<br /><br />今回は、京都屈指と言われる「もみじの永観堂」から、南禅寺界隈の「疎水仲間庭園」です。<br />京都の紅葉スポットは、数々あれど、規模と華やかさでの双璧は、この「永観堂」と「東福寺」でしょう。<br />東福寺2,000本、永観堂3,000本と言われますが、まさに極楽のように美しい(と思われる)秋景色です。<br />岡崎方面に歩くと、このあたり一帯の南禅寺界隈は高級住宅地で、個人が所有する立派な庭園が数多くあります。<br />これはよくよく調べると、この一帯の広大な旧南禅寺境内の別荘地開発を進めた「塚本与三次」という実業家と、東山を背景に豊富な水の流れを用いた庭園を手がけたいという構想を持っていた「小川治兵衛」の出会いから実現したことだそうです。<br />それが、山県有朋別荘の「無鄰菴」(むりんあん)、三菱・岩崎小弥太邸の「織寶苑」(しょくほうえん)、住友家別邸の「有芳園」(ゆうほうえん)、野村徳七別邸の「碧雲荘」(へきうんそう)、京都呉服業・下村忠兵衛邸の「白河院」(しらかわいん)、薩摩・伊集院兼常別荘の「對龍山荘」(たいりゅうさんそう)、藤田小太郎邸の「洛翠」(らくすい)、近江商人・下郷伝平邸の「清流亭」(せいりゅうてい)、松下幸之助別邸の「真々庵」(しんしんあん)など、いくつもの「植治の庭」と呼ばれる名園を生み出しました。<br />それにしても、昔の大金持ちは凄い。<br /><br />「永観堂」(えいかんどう)は、平安時代の住職・永観(ようかん)さんから通称このように呼ばれるようになったそうですが、何度も前を通りながら、人の多さと入場料の高さでいつも敬遠してしまっていた所です。<br />今でこそライトアップとかコンサートとかイベントに力をいれているお寺は多いですが、多分ここは早くからやっており、去年はいち早くLEDライトを採用したり、「永観堂の七不思議」というビューポイントを作ったり、1,000円という強気の値段付けをしたりで、商魂逞しいマーケティングに長けたお坊さんがいるのかもしれません。<br />それはともかく、紅葉に包まれた臥龍廊や多宝塔、そこから見下ろした真っ赤に染まる境内、阿弥陀堂から見る散り紅葉、黄色に染まったイチョウとのコントラストが美しい放生池周辺など、見所満載です。<br />庭園は、放生池を囲んで全域に渡り紅葉が生い茂っている境内全体が「もみじの庭園」になっていますが、釈迦堂前の禅寺らしい、白砂が美しい枯山水は、勅使門越えに鮮やかな紅葉が背景となって、特に唐門から透けて見える真っ赤な紅葉は目に焼きつきます。<br />ライトアップは1時間待ちでも行列ができるそうですが、与謝野晶子が鉄幹とデートしたということも納得する人気スポットです。<br /><br />

京都名庭100選(46) 京都紅葉フラッシュ2009第二弾(前編)「永観堂」

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2009/11/18 - 2009/11/18

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Bach

Bachさん

京都の名庭園といわれる100寺院の写真集です。
「京都名庭100選」の一覧リストはコチラをご覧下さい。
 →http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/

今回は、京都屈指と言われる「もみじの永観堂」から、南禅寺界隈の「疎水仲間庭園」です。
京都の紅葉スポットは、数々あれど、規模と華やかさでの双璧は、この「永観堂」と「東福寺」でしょう。
東福寺2,000本、永観堂3,000本と言われますが、まさに極楽のように美しい(と思われる)秋景色です。
岡崎方面に歩くと、このあたり一帯の南禅寺界隈は高級住宅地で、個人が所有する立派な庭園が数多くあります。
これはよくよく調べると、この一帯の広大な旧南禅寺境内の別荘地開発を進めた「塚本与三次」という実業家と、東山を背景に豊富な水の流れを用いた庭園を手がけたいという構想を持っていた「小川治兵衛」の出会いから実現したことだそうです。
それが、山県有朋別荘の「無鄰菴」(むりんあん)、三菱・岩崎小弥太邸の「織寶苑」(しょくほうえん)、住友家別邸の「有芳園」(ゆうほうえん)、野村徳七別邸の「碧雲荘」(へきうんそう)、京都呉服業・下村忠兵衛邸の「白河院」(しらかわいん)、薩摩・伊集院兼常別荘の「對龍山荘」(たいりゅうさんそう)、藤田小太郎邸の「洛翠」(らくすい)、近江商人・下郷伝平邸の「清流亭」(せいりゅうてい)、松下幸之助別邸の「真々庵」(しんしんあん)など、いくつもの「植治の庭」と呼ばれる名園を生み出しました。
それにしても、昔の大金持ちは凄い。

「永観堂」(えいかんどう)は、平安時代の住職・永観(ようかん)さんから通称このように呼ばれるようになったそうですが、何度も前を通りながら、人の多さと入場料の高さでいつも敬遠してしまっていた所です。
今でこそライトアップとかコンサートとかイベントに力をいれているお寺は多いですが、多分ここは早くからやっており、去年はいち早くLEDライトを採用したり、「永観堂の七不思議」というビューポイントを作ったり、1,000円という強気の値段付けをしたりで、商魂逞しいマーケティングに長けたお坊さんがいるのかもしれません。
それはともかく、紅葉に包まれた臥龍廊や多宝塔、そこから見下ろした真っ赤に染まる境内、阿弥陀堂から見る散り紅葉、黄色に染まったイチョウとのコントラストが美しい放生池周辺など、見所満載です。
庭園は、放生池を囲んで全域に渡り紅葉が生い茂っている境内全体が「もみじの庭園」になっていますが、釈迦堂前の禅寺らしい、白砂が美しい枯山水は、勅使門越えに鮮やかな紅葉が背景となって、特に唐門から透けて見える真っ赤な紅葉は目に焼きつきます。
ライトアップは1時間待ちでも行列ができるそうですが、与謝野晶子が鉄幹とデートしたということも納得する人気スポットです。

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  • 「永観堂」

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