2009/07/04 - 2009/07/04
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murenekoさん
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青森一人旅2日目。
十和田市現代美術館を見ているうちに、雨もやんだので、「奥入瀬渓流」に向かって車を走らせる。
伊坂幸太郎の短編『旅路を死神』(『死神の精度』収録)には、別の長編小説『重力ピエロ』の登場人物ハルが登場し、
「十和田湖からの川の渓流で、美しいよ。俺は一度だけ、観に行ったけど。とても良かった。十和田湖や奥入瀬は安心する」というセリフを言うシーンが出てくる。
そんな、十和田湖や奥入瀬を一度見てみたかったのだ。
奥入瀬で、旅路を死神の旅。
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「奥入瀬渓流」の散策コースは、主に、十和田湖川にある「子ノ口」と、下流にある「焼山」の約14kmを結んでおり、車でも見て回ることができるが、駐車スペースがあまりない。メインは「歩き」だけれど、往復しようと思ったら、丸一日かかってしまう。
それなので、「焼山」に車を置いて、レンタサイクルを借りることにする。2時間630円、延長30分ごとに210円。「子ノ口」にも乗り捨て可能(420円)。 -
「焼山」から「子ノ口」までは登り坂になっており、「子ノ口」までバスで行って、「焼山」まで降りてくると、ずっと下り坂になっているので推奨ルートとのことだったが、せっかくなので、車道を自転車で往復することにする。
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出発点の焼山から5.2kmほどで「石ヶ戸」に到着。ここにはトイレや売店もあります。
2本のカツラの木に一枚岩が寄りかかり、岩屋になっている。
昔、この岩屋に「鬼神のお松」という美女の盗賊が隠れ住み、旅人から金品を奪っていたという伝説が残っているそうな。 -
石ヶ戸から、約1.3kmで、馬門岩(まかどいわ)。
・・って、写ってないし(笑)
川ばかり見ていて、見逃してしまいましたが、川の上にある巨岩です。 -
もう午後だからなのか、自転車に乗っている人はほとんどいない・・。
ほどなく、「阿修羅の流れ」に到着。 -
阿修羅の流れ。
「奥入瀬」を紹介する際によく写真で見る景色。コケと水のコントラストが素晴らしい。 -
流れの右が男で、左が女です。それはあしゅら男爵(マジンガーZ)です。
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下流から歩いて行くと、自分の目の前を川が流れていくような感じもする。
「逆向きだけどよ。でもこんなに近くを、同じ高さで流れられると、一緒に歩いてるみてえじゃんか。」
〜伊坂幸太郎『旅路を死神』〜 -
千筋の滝。
幾重にも白糸を垂らしたように見える。 -
千筋の滝、雲井の滝、白糸の滝、不老の滝、九段の滝、ピエール瀧など、道路の沿いの滝を見ていく。
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雲井の滝。
馬門岩から約1.3km。 -
雲井の滝。
2段に屈折して流れ落ちる落差約25mの滝。 -
たまに自転車を降りて、散策路を少し歩かないと、見ることのできない滝もある。これが結構めんどくさく、どうせなら、散策路をずっと歩いて行った方がいいような気がしてきた。
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白糸の滝。
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白糸の滝。
落差約30m。 -
双白髪(ともしらが)の滝。
白糸、白絹、不老の滝と向かい合うような場所にありる。 -
姉妹の滝。
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不老の滝。
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白布の滝。
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九段の滝(くだんのたき)。
九×一が九、九×二=十八、九×三=二十七・・ -
しばらく行くと、でっかい滝が見えてきて、「銚子大滝」に到着。写真を撮っている人がたくさんいる。
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幅約15m、落差7mの奥入瀬渓流の本流唯一の滝。
この銚子大滝も、伊坂幸太郎の『旅路を死神』に登場する。
「大きな滝が視界に入り、私たちはまた、立ち止った。二十メートルほどの幅、高さは10m弱の、横広の滝だ。白い絹の布が、激しい音とともに震えながら、流れ落ちてくるようでもある。カメラを持った人間が集まり、ひときわ賑わっている。銚子大滝と書かれた看板の前で、何人かがカメラ撮影を行っていた。」
〜伊坂幸太郎『旅路を死神』〜 -
『旅路を死神』の主人公・森岡のセリフが印象的だった。
「これってよ。人の一生みてえだな。ここはよ、滝の上流、スタート地点だろ。それがこの滝だ。ここは派手だし、人も多いじゃねえか。それってよ、俺たちが生まれた時と似てねえか?俺たちも生まれた時はよ、こんなんだったんだろ?お祭り騒ぎでさ、人にも注目されてよ。みんなに喜ばれて。でも、それがどんどん流れていくうちに、今見てきたみてえな、地味で、ゆらゆら流れているだけになっちまう。何か、似てねえか」
〜伊坂幸太郎『旅路を死神』〜 -
途中で、自転車を乗り降りして来たため、たっぷり1時間30分かけて、子ノ口に到着。十和田湖が見える。
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十和田湖を見ながら休憩。
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子ノ口でソフトクリーム♪
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売店で、「きりたんぽ」を買って食べる(200円くらいだったかな?)。人生初きりたんぽ。
この売店のおじさん、良く見ると、ネクタイにルパン3世のマスコットが付いている?どうも、名物おじさんらしい。店の中で、きりたんぽを食べていると、ルパンおじさんの前で、観光バスが一時停止して、バスガイドが、乗客に「ルパンおじさんですー」ってな感じで案内していてビビった。あんたは観光名所か!(笑) -
行きに見逃した滝を見ながら、戻っていく。帰りは下りで楽だ。
五両の滝。 -
佐藤春夫の詩碑。
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自転車は車と同じ車道を走らないといけないので、遊歩道沿いにある名所を見るためには、その度に降りて歩いて、戻る・・を繰り返さなければならないので大変。
車は駐車スペースがあまりないため、推奨できないとのことだったが、この日は、特に観光シーズンでもなく、すいていたので車でも十分行けた気がする。阿修羅の流れの当たりは、路駐の車が観光バスを邪魔していて迷惑そうだったけど・・。やはり、「奥入瀬」は歩いてゆっくり見るのが良いと思う。 -
帰りは、途中の歩きを入れて、1時間。ほとんど下り坂なので、もし、レンタサイクルならば、「子ノ口」から「焼山」への片道だけにした方が良いかなぁ。
「下流の方も悪くなかったと俺は思う」
〜伊坂幸太郎『旅路を死神』〜
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