2009/07/18 - 2009/07/23
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けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん
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今世紀最長の皆既日食を中国で見ようと、日食ハンターの方々に混じって旅立ちました。4回、5回はあたりまえ。中には25回も皆既日食を観察したという、日本でも指折りの日食ハンターのつわものもいらっしゃる。今回が初めての私と友人の期待は高まるばかり!
降り立った杭州は毎日気温40度を超す猛暑。ちなみに公式発表気温は39.7度とか39.5度とか。なんでもここでは気温40度超すと会社をお休みにしなければならないそうで、何が何でも40度とは言わないらしい(笑)
紹興の名物はもちろん紹興酒。この地の水で作ったものが本物の紹興酒・・・ですが現地ではそう呼ばないらしい(黄酒とか鑑湖名酒とか言うらしい)。
食べ物は揚げる時にえもいえずいや~な匂い(臭い鶏小屋みたいな)をさせる臭豆腐(しゅうどうふ)。とある方が臭豆腐が虫歯の穴につまったまますごし、他の食べ物まで臭豆腐の匂いがすると言い放った事件もありました・・。皮つきの豚バラ肉の煮込みも名物だそうで美味しかったです。
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杭州に到着するとバスで小一時間、紹興酒の故郷、紹興へやってきました。一歩外にでると想像の域を超えた暑さ!ううう、こんな中で観光できるのだろうか。まずは魯迅博物館へやってきました。「阿Q正伝」「狂人日記」で知られる小説家。
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仙台の医大で学んだこともある・・などの展示見つつ目にとまったのはこの看板。
安全に注意する
緊急で助けてくれと叫ぶ電話
!!!
なんじゃこりゃー?
そんな電話、怖いぞ! -
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魯迅博物館を出ると、そこには人力車(自転車引き)が待っていた。え、これに乗るの?
一行20台連なって、紹興の街中を駆け抜け、旧市街へ。 -
杭州は水郷の州。紹興にも運河とそれをとりまく古い家や橋が、依然生活の場として息づいています。
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水の色は、なんとも暑苦しい緑。
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暑いので窓も戸も開け放たれ、人々の生活を覗き見しながらの観光です。
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逆さの福の字が、あちらこちらの戸に飾られています。
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モップがほしてあったり。洗い物していたり。運河は生活の場。
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漢字の八の形をしている八の字橋。
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続いて蘭亭へ。書聖として名高い王義之(おうぎし)の縁の地。
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入っていくと鵞池が。鵞の字は王義之が、池の字は息子が書いたという。王義之は303〜361年、東晋の時代の人なので、真筆は残っておらず、後の時代の人が模写したものが残るのみ。
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鵞池にはもちろん鵞鳥がいる。
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進んで行くと屋根のかわいいお堂が。
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蘭亭の奥にある水が流れる庭で、王義之が名士を集め曲水の宴を催した。杯をのせた盆が自分の前でとまると一首詠まなければならない。詠めないと一気飲み。
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それでほとんど全員ゲロ酔い。
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その時の歌集の序文「蘭亭序」が稀代の名筆として後世に残った。王義之は酔った勢いで書いたため誤字がいっぱい。それを直そうと何度も後日書きなおしたものの、酔った時の筆を超えるものができなかった。「一」とか「之」とか複数出てくる漢字はひとつとして同じものがない・・と説明してくれている、ガイドさん♪
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強烈な日差しと、可憐な蓮・・・似合わない。
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王義之が没してから300年、唐の太宗は王義之の書を愛し収集したが、今に残るものはない。王義之の筆はすべての書家が今現在も手本とするそうで、かくいう私の母も彼の字が大好きで、実家の墓石の文字も母が王義之の一文字を倣って書いたもの。
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もちろん紹興酒工場も見学、試飲もさせて頂きました。ここで買った高級紹興酒18年物はとーってもまろやかで美味。街中で3リットル8元(でしたよね?100円くらい?)の紹興酒もピリッとね、まあ酔ってしまえば味なんて。
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