2009年9月ヘルシンキとタリン①

2009/09/24 - 2009/09/29

以前から一度行きたかった北欧。
遅めの夏休みを利用して（でも現地で1件仕事も入れる）
行ってきました。
過去15，6カ国行った中では、一番ストレスを感じない街でした。
旅立つ前、4travelさんでかなり情報収集させてもらったので、
お礼に少しでも情報UPします。
フィンランド、超おススメですね。
また行きたいところです。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: フィンランド航空

宿泊先はHotel Arthur
中央駅から徒歩5分くらい、地下鉄、トラムの駅も
すぐそこなので、とても便利です。
次回もぜひここに泊まりたいと思いますねー。
フロントも小さく、アットホームです。

お部屋です。
シングルなので狭い！
でも、何気にファブリックが可愛く機能的で、木枠の
窓からの風景はヨーロッパっぽい感じ。
バスルームは、トイレとシャワーのみ。
以前、ヨーロッパのホテルではもっとびっくりなホテル
も経験あるので、清潔でお湯がちゃんと出て毎日お掃除
してくれるだけで十分！

ルームキーは、栓抜き仕様。
毎日瓶ビールを買ってきてもOKです。
ただし、部屋に冷蔵庫がなかったので（わたしの部屋だけ？）
夏場はビールが冷やせないのがネックかな。

ホテルでびっくりしたのはこれ。
実はエレベーター。
ヘルシンキはこの形が多いみたいでした。
ステンレスのドアは、自分で開ける。
その向こうにもう1枚自動で開くドアが。
一人しか入れない？トイレより狭い感じ。
おりるとき、ちょっとパニックに。自分でドアを押さないと出られない。
狭所恐怖症のわたくしは、５階の部屋からは階段を使いました。

携帯（docomo PRADA phone）が、自動でデュアル表示に
これはびっくりしました。
前の携帯も自動ローミングしてましたが、この機能
すぐれもの。
目覚ましも調整不要で現地時間であわせてOKです。

大聖堂は改修中でした。
到着翌日、9/25の朝9時頃。寒いです。
エスプラナーディ公園の温度計は6℃くらいでした。
夏服で出たものの、ホテルに戻ってフリースの上着を
持ってきました。

中央駅には、H&Mのでっかい広告が。
ピーポーピーポーと、救急車がやってきたので
思わず撮影。なぜか、逆方向に止まる救急車たち。

地下鉄は外も中も衝撃的なオレンジ。
シンプルできれいです。
地下鉄は1本（途中郊外から2本にわかれる）なので
すごくわかりやすい。
駅は総武線東京駅のように奥深いです。

ハカニエミ市場。（地下鉄・トラムで街中から10分程度？）
港のほうの市場よりこちらのほうが安いし楽しい。
ウワサの２階のマリメッコ・アウトレットはかなり充実。
売れ筋定番はないですが、ちょっと型落ちやシーズン柄
ものなど、50％オフ程度のようでした。
ここで、女子用お土産を大量ゲット。

マリメッコ戦利品。
結局３回くらい行ってしまいました。

行きの飛行機の中で食事のとき
「何かお飲み物は？」
「ビールは何がありますか？」
「フィニッシュビール」
＜えっ？　乗ってまだ１時間なのにもうビールないの？！＞
と、思ったらビールを出してくれるでないか。
「Finish beer」ではなく「Finnish beer」でした。
このとき洗礼を受けていてよかった。
この後、Finnishの単語は多々出てくるのです。
いくつかフィンランドビールのある中、わたしが一番
好きなのはこれです。
お店では生ビールも飲めます。
それと、悪評高い（観光局でさえ世界で一番マズイお菓子
とPRしてるくらいだし）サルミアッキもゲット。
日本に戻り会う人みなに味見してもらったけど、
「意外と好きかも」という人は皆無で全員吐き出しました。

ホテルの朝ごはん（ビュッフェ）。
ほとんど毎日同じメニューながら、品数は多いです。
左お皿の左上、レバーパテとニシンのオイル漬けは
絶品！　生野菜はあまり味なく美味しくないです。
カメリアパイ？　もわたしには口に合わず。
北欧旅行経験者はよく物価高いので、ホテルの朝ごはんを
こっそりバッグに入れてランチに、というので見習う。
パンにハムチーズレタスをはさんでサンドイッチにし、
バナナ、りんご、みかんなと一緒にバッグへ。
しかし、寒くて１日目でやめる。
ホットミールが食べたいです〜

ハカニエミ市場の１階のスープ屋さん。
口コミでは評判いいですね。
夕方はもう売り切れだったので、翌日に再トライ。

上のスープ屋さん。翌日の12時前に到着して
シーフードスープ（8.5ユーロ）をオーダー。
ボルシチっぽい味でまあまあです。
パンは食べ放題。一緒についてくるグリーンのオイルは
何なのかわからなかった。
量は結構たっぷりなので、男性でも十分かも。
わたくし大食いなので当然完食（しかもパンをかなり食べる）

晩御飯は疲れていたので中央駅の中で人気のサンドイッチ屋さんで。
ツナサンド（フランスパンにツナや野菜いろいろ）
4.9ユーロ。日本円に換算したら高いけど外食よりは
ずいぶん安い。
ちなみに、ビールが安いんです！
330ml瓶で1ユーロ程度。
毎日２，３本飲む。
（日本からバーボン、焼酎を小瓶に入れて持参中）

2日目の午後はちょこっと仕事でした。
現地の高齢者福祉施設に、行く前にアポイントを取ったので
地下鉄に乗って郊外へ。
グーグルマップの威力を実感しました。
初めての土地なのに地図を片手にちゃんと到着。
一応事前に観光案内所で行き方と時間の目安を聞いておきましたが。

北欧といえば福祉先進国なので日本の制度もいろいろと
取り入れているものが多いです。
日本国内もだいぶ整備され良くなってきたなぁと思うものの
やはり何十年と工夫を重ねてきているシステムは面白い
ものがたくさんありました。
海外出張（およびプライベートでも）の折はできるだけ現地の
高齢者施設関係を視察していますが、
やはりヨーロッパ系はwelfareとしての意識が高い。
アメリカ系はprofit追求型ですね。サービスという観点では
どちらがどちらとも言えないが・・・
日本はいずれのよいところと、欠陥をもっているような。

介護施設の中もオシャレな家具です。
しかも広〜い！

そして、入居者の平均年齢が84歳とフィン人の平均寿命を
超えているにもかかわらず、
サウナが！！！
「高齢なのに大丈夫なの？」
とお聞きすると
「サウナはフィン人の生活の一部なのでNo problem」だそうで。
どうも、サウナに入れなくなったら天国へ戻るとき
という言われがあるとか、でした。

スーパーやマーケット、船の中にまでこのスロットマシーンが
多くみられ、しかも必ず誰かとやってる姿あり。
この収益のほとんどは社会福祉財源になっているそうで、
15歳以上ならだれでもスロットで現金をかけられるとのこと。
コインだけなのでベガスのように大当たり！というのは
ないのかもですが、当たったらラッキー、はずれても自分たちの
福祉財源となると思うとなんだかいいですよね。
日本もこれくらいしたらどうか、と思うが〜〜

フィンラド旅で一番よかったところは、このキアズマ美術館。
本当に感動しました。
かなり前衛的なのでダメな人にはダメかも。
ちなみにここの1階のカフェはステキです。
7ユーロという入場料が申し訳ないくらい堪能しました。

これも衝撃なもののひとつ。
英語（読みづらい）で描かれた壁の解説はちょっと
メンタル的に、ううっときます・・・
壊れてるなぁ・・・

もし12月6日まで行かれる方がいればこの最上階の
エキジビションはぜひ！
靴脱いで入る部屋ですが、説明不能ななんというか
トランスルームという感じでしょうか。
（本当は写真ダメだと思うのだけど・・・）
これは体験するしかわからないですが、気持ち悪いのに
目も体も釘付けという感じです。
ショック体験でした・・・
（子供さんはやめたほうがいいですね）

その他、前衛すぎて意味不明なオブジェも多いのですが、
美しいです。
動線が凝っている建物で、建築家の方なども興味深い構造
ではないでしょうか。
時間があえば滞在中もう1回行きたかったですが、時間なく・・・

キアズマ外観。
中央駅から歩いてすぐのわりには、なぜか入口が見つけづらい・・・
カフェやショップは、入場料なしでも入れます。

この旅行記へのコメント （2）

• たぬしゃむさん 2009/10/21 22:03:48

  無駄の無いシステム。

  福祉施設の様子や、キアズマの内部などなど、とても興味深く楽しく拝見させて頂きました。
  「スロットの収益が福祉財源」は、さすがフィンランド！と感心しました。
  今すぐ日本のパチンコもそうなったらいいのに・・・。
  キアズマの、枯れ木が浮遊している空間は面白そうですね(・∀・）
  それと、ドナルドがどうして首を吊っているのかかなり気になります・・・（；^ω^）

  うさぎさん からの返信 2009/10/22 21:10:15

  RE: 無駄の無いシステム。

  ヨーロッパ諸国の福祉制度はとても興味深いですね。
  以前、オランダの施設もいくつか行きましたが、合理的かつ生活に
  溶け込んだ制度にとても好感を持ちました。
  高齢者だけでなく、子供への教育制度なども大変ユニークです。
  
  キアズマは素晴らしかったです！
  ドナルドはウツだったみたいですね（苦笑）
  ドクターにかかって相談したら「マクドナルドに行ってドナルドに
  会ったらきっと元気になるよ」と言われたのですが、彼は
  「それは無理だよ」
  「だって、ボクがドナルドなんだから・・・」
  というオチでした（泣）
  
  アメリカへのアイロニーでしょうかね。ちょっとキツイものがありました・・・