北京滞在記053～司馬台長城初登城01・前編～晴天を狙って！

2009/04/27 - 2009/04/27

4月27日。
ここ３日間の晴天に触発され、以前から狙っていた「ブルースカイの長城撮影」に挑戦することに決めました。
車の予約があるので、昨日の劇的なブルースカイを見て、今日は晴れる！と決意！！（勝手に(^灬^；）

以前から考えていた通り、一昨日老舎茶館の小汪にも打電し、休みを取って貰いました。
で、２人だけで勝手に出掛けると、後々面倒な事になるのも嫌なので、鬼婆も一緒に出掛けました。

果たしてお天気や如何に！？
（心配なのはお天気だけッスかぁ～？）

エリア 万里の長城周辺(中国)

朝起きると・・・

おおお！！！
もしかしたら、長年の念願が叶うのか！？
メッチャエエ天気です！

朝日が昇る方向にはガスがひどいですが、朝のガスは大抵午後になくなります。

これは脈大有りと言うよりも、「確定」っちゅうヤツでしょうか！？

小汪と、8時半に勁松橋北で待ち合わせしています。
我々は、一昨日頼んでおいた「呂さん」のタクシーに合流すべく、部屋を出ることに。

果たして、長城のある河北省西部のお天気は同じなのでしょうか・・・？

小汪、ちょっと地理に疎くて、結果的には「勁松橋東」で待っていました。
こまが走って出迎えに向かったりしているウチに、出発時間は9時半になっちゃいました・・・(^灬^；

画像は、双井橋辺りから国貿の高層ビルを望む。

天気は上々ですが、少し気になる風の薫り。
しっとり潤い過ぎています。。。

国貿辺りから、中央電視台新社屋。
股の間から、ちょこっと見えてた燃えかすビル・・・

燃えかすビルのスグ近くを通過中ですが、逆光で様子が良く判りません。でも、悲惨さだけは十二分に伝わってきますね。
いつまで放置するのでしょう・・・

方向は、昨年２度出掛けた慕田峪長城と同じ懐柔方向です。

ただ、更にその先になるので、スグに別の道へと入り込みました。
流石にひたすら郊外を走るので、景色もすっかり変わって行きます。

国貿から２時間少々走って、見えてきました長城のある山脈。

路上で売られて居るメロンや西瓜。
まだ夏じゃないですが、中国では、季節感のないメロン類は結構出回っています。
価格も時期も、日本よりお手頃な感覚です。

司馬台の案内が出てきました！
兎に角、1993年から何度も北京に来て居るこまですが、５つ有る長城名所のウチ、司馬台だけは今日が初めてなんです！（まぁ、金山嶺も昨年の夏が初めてですけどね〜♪）

周りを山に包まれている感じがしています。

風が優しい・・・そんな感じです。

12時12分。
現着で〜す！
とうとう全部制覇しました！！（・・・ってね、アンタまだ登城してませんよ！）

・・・っと思ったら、まだ駐車場まで距離が有るようですね。早とちり・・・

こんな遠くに来て居ますが（北京から北東120km）、街頭には太陽電池が採用されています！

この、ちょっとしたガスが気に掛かります・・・

空ももやっとしていますし、、、

天気を気にしていたので、壮観な眺めに気付くのが遅れたこま！

目の前の山脈には、もう長城が見えて居るではありませんか！

12時30分頃現着しました。
チケットは入山料40元。
でも、有るはずのリフトが「メンテナンス中に付き利用停止」になっていました。
見渡せども見えないリフト、なんで乗れないのか問題です！ねじ込んでみたいですが、どんな様子なのでしょうか。。。

お土産屋も殆ど閉まっています。

左手にトイレがあったので、用を足してきましたが、結構清潔なトイレでした。

地図では、リフトは真ん中辺りに着くようですね。
歩くルートもあるようで、湖の上の方に行くようです。

でもって、その入り口なのか、索道（リフト）口なにか知りませんが、どこまで歩くのでしょう・・・

湖の南手に着きましたが、まだそれらしきものが見えてません・・・
ただ、長城の勇姿は、いつも視界に入っているのが素敵ですが。

空は雲の散らばる青空です。暑さもそこそこ上がっていますね。聞くと頃によると、今日は今年の最高気温だそうです！
なんか、昨日までは20℃前後でしたが、確か10日ほど前は連日27℃の夏日でした。何だか身体をこわしそうな、最近の気温変動です。
若い子汪は元気ですね〜・・・

地図にもあった湖の南端ですね。

観光地の記念石碑。
書は古建築保護専門家の羅哲文。
http://baike.baidu.com/view/261784.htm

中国では、珍しく分相応な方の手による書ですね。
老江や李鵬など、全く深くない言葉と書が多い中、長城研究者による書は、一段と輝いて見えます！

その石碑からも見えている司馬台長城。
ロケーションも良い所ですね！

でも、長城の登城口にはまだ着きません。。。

花壇があったので、かわいい花に釘付け。

小汪が、「明るすぎて撮りづらい！おせーて！」と叫んでいるので、小汪の撮影トレーニングコーチのこまが、早速お手本を（そんなエエもんか〜？）

アップと被写界深度の感覚をトレーニングしました。
背景のぼかし方は、望遠があれば簡単ですが、ちょっとした工夫で美味しい絵が撮れます。

蜂が飛んできたので、その画像もオマケに載せておきました！

登城口は、花壇のスグ先にありました。
リフトも有って動いていましたので、係員に尋ねると、「だってよ〜おめぇ、5月のGWに事故有ったら大変ダベェ、そいで点検してるダよ」

・・・終日でやるなよ！・・・って、関係者は使ってんじゃん！（売店などの人達）

でも、言ってもどうしようも無いので、サッサと登山路へ進みます（憂鬱ながら…）。

さっきの湖は、結構大きいんですね。

架け橋があって、橋で繋がれた途切れた長城になっているんですね。

わあ、綺麗な水！
うっすら波立っているのも良い感じでした。

長城までの距離はそんなには無いようです。
５つの長城の中では、登山部分が一番低めになっています。
場所自体、高めの標高にあるので。

雲が流れています。

このコラボも良いのですが、本当は、雲ひとつ無い長城の姿をカメラに納めたかったです。
今日もちょっと、その願いは叶わないみたいですね。

でも、初の司馬台登城なので、ナンとか頑張って写真を撮ってきます！！

さっきの橋で越えて行ける向こう側の頂上の端っこ。
向こうは金山嶺へ繋がる方向ですが、今日はどっちへ行くのかな？

でも、低いと言っても、ここを自力で登るのは、体力の消耗は否めません・・・(＠＠；

しんどいながらも、かなり上まで来ましたら、あの湖の全貌が見えてきました。
ミニカナス湖と呼ぼうかな。

湖は、司馬台長城とコラボしていました！

鬼婆も記念写真を撮って上げます。

あんまり嬉しそうな表情じゃないのが気になりますが・・・

頂上に到着すると、そこには観光地表示用の石碑がありました。

その後には、文字の彫刻された「万里長城」の石碑も。
ただ、漢字の細かいディテールが崩れちゃってましたが。

ここまで登ってくると、金山嶺方向へ向かわず、東へ続く方へと登って行くことにしました。

さて、みんなで張り切って登りましょう！！
と思ったら、鬼婆が停まって動きません！
「どうしたん！？」と尋ねると、「振り返ったらこんなに高い！アタシ、高所恐怖症なの〜」

なんですか〜？？？
アンタ爺ぃに、「北京に来て長城も行ってないなんて恥ずかしい！」って抗議してたヤン！

でも、動けない者は仕方がないので、長城本体での出入り口で待ってて戴くことに。
最初から言えよ！ってね。まあ、足手まといが居なくなったので良いのですが、入場料ムダになりました・・・(＠＠；
でも、証拠写真はあるからね。もう！

これでサクサク歩ける！と言う感じで嬉しそうな小王。

バッチリ記念撮影の連発です！

この階段を上るのかいな・・・

・・・と、悲観的になるものの、登ってからこの景色を見れば、価値観アップで報われますね〜♪

烽火台の中で、シンクロ撮影のイメージをレクチャーしていましたが、狭いところだったので、全体に光は届きません〜！
場所、エエとこ選んでやれば良かった！

あまり意図無しです。^^

烽火台の上からは、更に充実感溢れる画像が！

いつも言いますが、ホントこんなの作ったことが信じられません。
人間業じゃない気がします。

・・・と、感動に耽っていると、こんな所で落書き君。
今日は、登山コースでへばっているこまなので、注意する気が出ませんでした・・・（かなり足に来て居ます〜(＠＠；）

憧れと化してしまった「真っ青な空と長城」の画像ですが、取り敢えず今日の天気は晴天なので、贅沢はナシと言うことで〜！

でも、ナンで4月にもうトンボが飛んでるの〜？
（所々の黒い点々はトンボです）

今までの長城にはない角度が豊富です。

坂も長城の中では、金山嶺に並ぶ起伏の少なさなので、回りやすそうな感じですね（こまは足に来てますけど・・・(^^；）。

ゲート越しの景色も、ここならではのアングルがありました。

緩やかですが、３段攻撃の鬼の坂ですね・・・(^^；

上の画像右手に見えている、崩れた部分を登ります。

記念撮影も忘れずにパチリ！
実は小汪、長城に初めてきたんですって！
北京に来て2年少々、こま達より北京知らずです(^灬^

これも素敵です。
この旅行記の「とびら」にしようかなと思ったのですが、湖の見える途切れた長城も良かったので、先の画像にしました。

どこでもそうなのですが、景観を損ねるこの物売り達のビーチパラソル。

居ないと水の補給が出来ないという人も居ますが、湧きに降ろせば良いことだし、我々買ったこと無いですよ！常識的には、重くても自分でキチンと装備してきますからね。
湧き冷まし水の詰め替えも多いので、こいつら城壁上から排除して貰いたいです。

この不安定なところで、足を何回か取られちゃいました〜(^灬^；

ワタクシ、ちょっと座って休憩中です。
先に上がっちゃった小汪をパチリ！

その脇で見つけた変わった実のなる小木。

桃？
茱萸？
梅とは葉っぱが違うし。

この花も不思議でした。

もう高山植物系なのかな？

広範囲のも撮っておきます。
これ、何でしょうね〜・・・

などと、癒し系で体力回復を図ってみましたが、日頃の不摂生が祟ったようで、ここから先は断念しました・・・

ここで待ってるから、気にせず沢山見てきてね！！
って言っても、人が待ってると思ったら、そうも行かないですよね。ゴメンチャイね、小汪。。。

と言うことで、こまは遠くを行く小汪を、カメラとビデオで追いましたが、ビデオで360℃撮影している間に、3つ先の烽火台も越えて行ってしまいました！

早！
若！

へたれこまちゃん、ここに死す・・・ﾍﾛﾍﾛ〜・・・(Ｏ灬Ｏ;;


では、小汪を待つ間に撮った素敵な景色と帰宅の様子は、後編の旅行記で！！

この旅行記へのコメント （2）

• イーハンさん 2009/10/17 02:30:07

  頑張ってますね・・・感心しています

  いや〜！先越されましたね（笑）
  次回はぜひ金山〜司馬台ジョイント長城ですね・・・誰が行くねん？？
  私ももう寝ます。。。。

  こまちゃんさん からの返信 2009/10/17 02:53:59

  RE: 頑張ってますね・・・感心しています

  ははは。
  ホント、あと残すはそのジョイント走破ですね。
  夏の金山嶺では、何人も見ましたよ
  
  北京と湖北の５大長城は、居庸関，八達嶺，慕田峪，金山嶺，司馬台。
  その他にも、ローカルの人が入って行くような細かな場所もあるけど、
  取り敢えず大所は５つありますね。
  これで全部クリアしたのですが、ここは途中でへたったし、居庸関は
  行っただけで城壁には登ってないので、実質まだ３箇所制覇です・・・。
  
  ホントにリフトさえ動いてたら問題なかったのか・・・（自問自答）
  でも、爺ぃの息子と１１日間の旅をして、その時金山嶺の上まで攻められ
  たので、あんなに疲れていても出来たと言う事は、この日はかなりの寝不足と、
  ババア同伴と言うことで、気力体力共にヘロヘロだったと思います。
  もういっぺん行かんとあきませんね。
  
  こまも、今見ているテレビが終わったら寝ますよ！（深夜2:53）
  
  　こま