![<br />フランスの鉄道月刊誌Ville Rail & Transports(都市・鉄道・輸送)誌9月9日、およびフランスの鉄道週刊誌La Vie du Rail (鉄道生活)誌9月30日号、同誌10月7日号に、次々に報道されている情報によれば、中国に2012年、営業列車としては世界で一番速い時速380キロの新幹線が誕生する見込みである。<br /><br />(写真は、La Vie du Rail (鉄道生活)誌10月7日号より転載)<br /><br /><br />この電車は中国Qingdao(チンタオだろう)にあるカナダ系の「ボンバルディアSilang社」により開発されたとされ、営業時の最高速度時速は380キロらしい。<br /><br />中国では新幹線建設が盛んで、計画線路延長17,500キロに及んでおり、特に今年の景気向上対策で加速されていると見る。<br /><br />世界最高速電車の走る区間は、北京・上海間(1381キロ)。<br /><br />これまでこの区間の運転時間は5時間と予定されていたが、この電車の登場により、4時間強が可能となる。<br /><br /><br />電車は「Zefiro 380」と命名され、80編成、1120両が発注された。<br /><br />内訳は、8両編成が20編成と、16両編成が60編成。<br /><br />2012年から2014年にかけて、順次完成する。<br /><br />契約額は274億人民元、うちボンバルディア社の持ち分は135億人民元と報じられている。<br /><br /><br />現在時点の、営業列車による世界最高速度は、中国(北京−天津間)330キロ、フランス、ドイツ、スペイン?等における時速320キロであり、次のステップとして330キロを狙っているところに、いきなり380キロという数字は驚くべきと考える。<br /><br /><br />また中国と言う大市場に、日本、ドイツ、フランスなど高速鉄道先進国が猛烈な売り込み合戦をしていたところ、横から現れたカナダ系のボンバルディアが勝利を勝ち取ったことにも、ショックを感じる。<br /><br /><br />北京・上海鉄道の試運転的区間、時速330キロ運転の北京・天津間には、ドイツ系のICE3型(CRH2)と、日本の新幹線(CRH2)が使われていたが、CRH2については日本より「安全走行可能な限界速度を超えた運行」が抗議され、2009年2月までにすべて他の路線に転属された。(ウィキペディア「北京・天津高速鉄道」)<br /><br /><br />なおほかの報道によれば、中国はロシアに高速鉄道技術指導を約束したとも伝えられている。<br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/38/90/650x_10389038.jpg?updated_at=1255653598)
2009/10/16 - 2009/10/16
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ソフィさん
フランスの鉄道月刊誌Ville Rail & Transports(都市・鉄道・輸送)誌9月9日、およびフランスの鉄道週刊誌La Vie du Rail (鉄道生活)誌9月30日号、同誌10月7日号に、次々に報道されている情報によれば、中国に2012年、営業列車としては世界で一番速い時速380キロの新幹線が誕生する見込みである。
(写真は、La Vie du Rail (鉄道生活)誌10月7日号より転載)
この電車は中国Qingdao(チンタオだろう)にあるカナダ系の「ボンバルディアSilang社」により開発されたとされ、営業時の最高速度時速は380キロらしい。
中国では新幹線建設が盛んで、計画線路延長17,500キロに及んでおり、特に今年の景気向上対策で加速されていると見る。
世界最高速電車の走る区間は、北京・上海間(1381キロ)。
これまでこの区間の運転時間は5時間と予定されていたが、この電車の登場により、4時間強が可能となる。
電車は「Zefiro 380」と命名され、80編成、1120両が発注された。
内訳は、8両編成が20編成と、16両編成が60編成。
2012年から2014年にかけて、順次完成する。
契約額は274億人民元、うちボンバルディア社の持ち分は135億人民元と報じられている。
現在時点の、営業列車による世界最高速度は、中国(北京−天津間)330キロ、フランス、ドイツ、スペイン?等における時速320キロであり、次のステップとして330キロを狙っているところに、いきなり380キロという数字は驚くべきと考える。
また中国と言う大市場に、日本、ドイツ、フランスなど高速鉄道先進国が猛烈な売り込み合戦をしていたところ、横から現れたカナダ系のボンバルディアが勝利を勝ち取ったことにも、ショックを感じる。
北京・上海鉄道の試運転的区間、時速330キロ運転の北京・天津間には、ドイツ系のICE3型(CRH2)と、日本の新幹線(CRH2)が使われていたが、CRH2については日本より「安全走行可能な限界速度を超えた運行」が抗議され、2009年2月までにすべて他の路線に転属された。(ウィキペディア「北京・天津高速鉄道」)
なおほかの報道によれば、中国はロシアに高速鉄道技術指導を約束したとも伝えられている。
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