小型機で行く四国の旅　4/7

2008/12/28 - 2009/01/03

2008年の年越し旅行は四国へ。

夏に引き続き、飛行機を借りて行ってきました。

エリア 道後温泉(愛媛)

• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー 私鉄 徒歩

４日目は朝日に起こされました

前の日の移動に疲れていたのでもう少しゆっくりしたかったのですが、この日も前日と同じくらいのタイトスケジュールです（汗）

ホテルの朝食

真ん中の皿に盛られた色とりどりのおかずがかわいかったです♪

ホテルは海に面しているため、
全室から海を眺めることができます

ここの海もきれいでしたね
きっとたくさん魚釣れるんだろうな…

小豆島のねこです

島中にたくさんのねこがいました

地元の方々には欠かせないであろう路線バス

前日は小豆島の北側を通ってホテルに向かいましたが、
この日はダイヤの関係もあって南回りでフェリー乗り場へ向かいます

途中のオリーブ公園で下車し、
10分少々ですが、バスダイヤの隙をついて観光しました

小豆島２回目のねこ遭遇です

なんてガラの悪いねこなんでしょう

有名な風車ですね

小豆島のパンフレットとかには必ず載っているアレです

オリーブ公園は、小高い丘に位置しています

こういう小道ってなんかいいですね
個人的に好きです

帰りは往路とは違い、高速船を利用します

見るからに早そうな船体
見た感じでは乗っている飛行機よりも速そうな気もします

復路は往路の半分の30分で高松港へ到着

ここからは徒歩で中心部の商店街へ向います

香川に来てうどんは外せないでしょう

星の数程あるうどん店の中でも数少ない「セルフ式」のうどん店に行きました

セルフ式というのは、
お盆を持って並んでいる時に注文する
で、出来上がったものを受け取り、好きなトッピングをするというシステム

それにしても値段の安いこと安いこと！
種類も豊富でかなり迷いました

確か…温たまぶっかけうどんだったと思います
（なんせ、去年の記憶なので）

味の方は、
麺のコシといい出汁といいなかなか九州では食べれないものでした
値段もびっくりする程安いし、家の近くにもこんなお店出来てくれないかなぁ…

またまたねこ
高松市内もねこがたくさんいました

高松市街のアーケードの途中にある駅から空港の方へと向います

ちょうどいい空港連絡バスがなく、
タクシーで空港までいこうと思ったのですが、
7〜8千円かかるよと言われ、
行けるところまで安い電車で行ってそこからタクシーに乗り換える作戦です

途中で電車を降りて、タクシーをつかまえようとしたのだけど、、、

一向にタクシーなんて通らない

確かにね
こんな幹線を通るわけないよね。。。

とことで、携帯でタクシー会社を調べ配車してもらうことにしました

この間のタイムロス30分以上
凍えそうでした

やっとのことで空港到着

そして、空港事務所で手続きをして機体へ向っていると、警備スタッフに捕まりました

これで３回目です

そりゃ、どう見ても観光客っぽいのが空港内（立ち入り制限区域）をウロウロしてたら目につくよね

事情を説明すると、快く解放してくれました（当たり前だ）

ここで痛恨のミス！

前日に到着時刻が遅かったため給油が出来なかったことを忘れてた…

連絡して待つこと20分
気さくなおじさんが給油車で来てくれました！

これで飛び立つ準備は全て整いました

さらば、高松
さらば、さぬきうどん

四国旅行はこれで終了！
これより熊本空港へ帰還します

…太陽の位置に注目


高松空港を離陸しましたが、
この時の時間はすでに予定を2時間程超えていました

計算上は向かい風が15KT以下だったら暗くなるまでには何とか熊本へは降りれるはず！

予想通りの展開

薄々は感じていました
このまま熊本へ戻るのは不可能だろうと・・・

高松から九州方面へ飛んでいると
想像以上の高い雲がありました

フライト前の気象予報では、雲底高度が高いはずだったので雲の下を飛べそうだったのですが、
雲の下は相当視界が悪く、とても有視界飛行は難しい状態でした
ということで、高松に戻る選択肢もありましたが、目の前の雲の向こうは晴れているという気象情報を得たのでそのまま前進することに決定

しかし、進めば進む程雲の高さが高くなっていきます
雲に入ってはいけないので、雲の高さに合わせてこちらも高度を上げて飛んで行きます

機体には定められた飛行上限高度なるものがあります
すでにその高度ギリギリのところまで上昇しています

幸い、進行方向の雲はフラットになってきてこれ以上は上昇しなくても済みそうです


だがしかし！
この高度の風はハンパ無い
もろに向かい風で、飛行中の計算ではまさかの60KT！
最初はなんかの間違いだろうと思ったけど、
何度計算してもそれくらいの値

これはどうあがいても夜までには熊本に着けそうもありません

ということで、急遽目的地変更です

これを機上でやるのは少々厄介です
こういうことも想定はしてフライトに臨みますが、
目的地変更の地点全てを事前にシミュレーションするわけではなく、動いている機体の中でこの先のルートを出すわけですから。。。

目的地は愛媛の松山空港へ変更
松山空港の管制官にその旨を伝え、指示を仰ぎます

そして、悪いことは重なるもんです
ちょうど自機の位置から松山空港までの間にエコーが発生しているとの情報
エコーとは、簡単に言えば雨雲です
近づくと危ない雲です
当然そんな雲の中を突っ切るわけにはいきません

北側か南側どちらかに避けて通る必要があります
南側は先ほどの高い雲&低視程
なので必然的に北側しか選べません

「北側から迂回して進入します」
と管制官に伝えると、

「レーダーで機体の位置が確認出来ないため、岩国レーダーへ移管します」
との返事

ちょうど山かなにか遮るものがあったのでしょう
この辺は旅客機の航空路があるためレーダーの管制で安全を維持する必要があります

そして岩国レーダーへコンタクト
…スーパーネイティブな英語ですね


そう、岩国レーダーは岩国米軍基地の施設なのです
英語が分からないわけではないですが、
とにかく早口

何度も「ゆっくりしゃべってね」と伝えて、安全な場所へと誘導してもらいました
そして松山空港の管制官にバトンタッチ

やっぱり
日本人の管制英語の方がいいです


松山空港を発見した時はほっとしました

無事着陸

本来、高松〜熊本の所要時間で高松〜松山しか進めてない

どんだけ風が強いんだと
まぁ上昇時間が長かったから仕方ないか。。。