2009/09/19 - 2009/09/19
51位(同エリア66件中)
ナオさん
2006年に岩崎元郎氏によって、新日本百名山が選定、発表されました。それには「がんばらない山登り」と言う副題がついており、登りやすい山、味わい深い山が選ばれています。
私たち夫婦は、2005年北海道の幌尻岳を最後に、一応深田久弥氏の日本百名山は登り終えており、その後は200名山や300名山をぽっり、ぽっりと登っていたのですが、岩崎元郎氏の新日本百名山に興味をそそられ、まだ登ったことのない山を調べて登り始めました。
阿武隈山地の岩山・霊前もそんな山の一つです。我が家から霊前までは、片道1000km以上の距離があるので、SWを利用して車で、阿武隈山地の最高峰で日本300名山の大滝根山とセットで登って来ました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
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倉敷ICから福島飯坂ICまで高速道路を走り続けること954・5km。家を出てから、霊山登山口までの走行距離は、地道まで入れると、ゆうに1000kmを越えました。
15時間かかって、やっとたどり着いた霊山登山口です。
AM7:07 ここは霊山こどもの村第一駐車場のところです。ここに車を止めて行きます。
バックの岩山がこれから登る「新日本百名山の霊山825m」です。標高は825mですから、大したことはありませんが、切り立つた断崖状の岩峰の霊山は、古くから修験道の山として開かれており、南北朝の頃の砦も残り、歴史の宝庫なのです。 -
ここは霊山の登山口です。登山口には登山届けと案内マップが備え付けてあります。(ただ、この日は案内マップは不足してありませんでした。)
私達はここから歩き出します。少しの間は車の通れる道が続いていますが、駐車場はここが最後です。 -
道はここから登山道らしくなってきます。ここには「霊山ハイキングコース」と、「ふくしまの遊歩道50選」の標識が建てられています。
「福島県立自然公園」の霊山は、「国指定史跡及び名勝地」であるだけでなく、「ふくしまの遊歩道50選」にも選ばれているのです。 -
AM7:37 沢に沿った道を登って行きます。道は秋の紅葉時期に合わせて、今整備されていました。
ここは雨宿りでも出来そうな大岩の窪みです。ここには、「鍛治小屋岩」と書かれた標識がたっていました。 -
AM7:43 最初の岩峰「宝寿台」の所までやって来ました。登山口からここまでは720mです。
私達は登山道から少しそれて、「宝寿台」に登ります。 -
AM7:45 岩峰「宝寿台」への登りです。短いはしごが並んで2本かかっています。私たちが梯子を上っている横から、夫は梯子のかかってない岩場をらくらくと登って行きます。
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AM7:55 夫が登っている所は、「宝寿台」と向かい合った岩峰の上です。高い所はどこでも登りたがる夫です。
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AM8:03 ここは見下し岩です。
霊山は玄武岩質の火山角岩が長い年月によって風化侵食されて出来たのだそうで、奇岩怪石の連続です。 -
AM8:04 見下し岩に立つと、このような絶景が広がっています。
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これは霊山の案内図です。写真と地名を合わせて見ていただければ、位置関係がよくわかると思います。
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AM8:15 見下し岩からは、日暮岩入口を通り、天狗の相撲場へと向かい、途中に兜岩へも立ち寄ります。
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AM8:15 ここは登山口から1140m地点の国司沢です。私達はここから兜岩へと向かいます。
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AM8:23 兜岩の辺りからの展望です。今でもこんなに素晴らしい景色なのに、これが紅葉したらどんなになるのでしょう。霊山は紅葉の時期に再び訪れたい場所です。
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AM8:39 天狗の相撲場にやって来ました。
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AM8:41 霊山の「天狗の相撲場」です。「天狗の相撲場」と言うのは、この橋を渡った手前の岩峰の上の、狭い場所のことです。
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AM8:50 護摩壇入口です。護摩壇に行かずに、直接霊山城跡に行くことが出来ますが、私たちは道を左に取って、護摩壇にと向かいます。
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AM8:58 護摩壇の親不知・子不知(おやしらず・こしらず)です。頭上に大岩が迫っています。
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AM8:59 護摩壇の親不知・子不知の絶壁は見ごたえがあります。
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AM9:00 霊山護摩壇の親不知・子不知です。断崖の途中に付けられた道を歩けば、垂直の絶壁や、目もくらみそうな断崖に圧倒されます。
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AM9:01 これも霊山の護摩壇の親不知・子不知を行くところです。この辺りは中国の南画の世界のようで、とても魅力的です。
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AM9:01 これも霊山の護摩壇の親不知・子不知を行くところです。
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AM9:02 これも霊山の護摩壇の親不知・子不知を行くところです。あまりに素晴らしいので、ついつい同じ所の写真を何枚も入れてしまいました。
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AM9:04 これも霊山の護摩壇の親不知・子不知を行くところです。
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AM9:07 岩の額縁に入ったようなこの風景も霊山の護摩壇でのものです。
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AM9:16 護摩壇をぐるりと回ると国司館跡に着きます。
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AM9:31 国司館跡のすぐ上が、霊山城跡です。
霊山は859年(貞観元年)、比叡山延暦寺の慈覚大師によって開山され、南岳山山王院霊山寺と称しました。
南北朝の時代になり、都より逃れてきた後醍醐天皇の皇子義良親王を奉じた陸奥守北畠顕家は、南朝再興を願って霊山に国府を開きますが、北朝方に破れ、霊山はことごとく焼き尽くされてしまいます。
そのような訳で、霊山には多くの遺跡群が残されているのです。 -
AM9:49 霊山城跡から320mほど東に進んだ所に、東物見岩があります。東物見岩は標高825mで、霊山の最高峰です。
ここでは三脚と立てて、全員揃って記念撮影します。(^.^) -
AM9:57 東物見岩からすぐの所に、学問岩があります。
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AM9:57 実は私たち、学問岩の標識を前にしても、どれが学問岩なのか、なぜ学問岩と言うのか良くわからなかったのですが、これと次の写真を写してきました。
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AM9:57 学問岩の標識のところで写したものです。
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AM10:06 天狗の釣船入口です。
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AM10:08 霊山の三角点は、東物見岩から蟻ノ戸渡りへと進む途中の805m地点にありました。三等三角点でした。
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AM10:10 三角点の所からの展望です。相馬市方面が見えています。
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AM10:13 蟻ノ戸渡りにやって来ました。
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AM10:15 蟻ノ戸渡りです。蟻ノ戸渡りと言うのは、少し狭い岩場ですが、私たちにとっては大して危険ではありませんでした。
霊山はハイキングコースとして良く整備されているので、断崖や絶壁があるわりには危なくはありません。 -
AM10:20 ここは猿跳ね岩のところです。
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AM10:21 夫のいるのが猿跳ね岩です。猿跳ね岩の上で、今にも跳ねそうな夫です。
分岐がありますが、ここからは道を右に取り、五百羅漢岩から途中弁天岩に立ち寄って、日暮岩の所から見下し岩の所へと向かいます。
これで霊山の主な岩峰をぐるっと一周したことになります。 -
AM10:22 ここは望洋台です。海が見えるのかなと思い目を凝らして見ましたが、この日は霞んでいたので、海はよくわかりませんでした。
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AM10:26 ここは五百羅漢岩の所です。
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AM10:34 これは弘法突貫岩です。
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AM10:34 弘法突貫岩です。この穴を見てください。自然の力は凄いですね。そして、不思議ですね。
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AM10:35 弁天岩入口です。
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AM10:40 弁天岩からの展望です。最高の気分です。
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AM10:51 日暮岩の所です。
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AM10:52 これが日暮岩です。梯子がかかっているので登ります。
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AM10:53 日暮岩に登った夫です。
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AM10:57 私も日暮岩に登ります。ばんざ〜い!高い所大好きです。(*^_^*)
この後は、見下し岩の所へと帰ります。
これで霊山の主な岩峰をぐるっと一周したことになります。後は、登ったと同じ道を登山口まで引き返すだけです。 -
AM10:57 日暮岩の上から見た光景です。
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AM11:20 一つ、一つの岩を登りながら、のんびり巡った霊山。目一杯霊山を楽しんだのでした。
4時間15分ほどかけ、無事霊山の登山口へ下山したのは、お昼少し前でした。 -
登山の後の楽しみは、もちろん食べること!
福島に出て、やまなか家へ行きました。 -
やまなか家は炭火焼肉の店ですが、こだわりの盛岡冷麺の店としても有名です。
焼肉を食べる夫の横で、私たち女性人は盛岡冷麺を食べました。こしのある太麺で、キムチとスイカが入っていて、ピリッとした辛さが堪らなかったです。癖になりそう〜〜
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