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リグロスの村を後にし、<br />ピレネー山脈の山深い村へ向かいます。<br /><br />旅をしていて、はじめて感じました。<br /><br />ずいぶん遠くまで来てしまったなぁ。。<br /><br />

アラゴンでひからびたい 8 ああ・カヌ隊はどこまでゆく

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2009/08/24 - 2009/08/24

53位(同エリア128件中)

5

52

カヌ太郎

カヌ太郎さん

リグロスの村を後にし、
ピレネー山脈の山深い村へ向かいます。

旅をしていて、はじめて感じました。

ずいぶん遠くまで来てしまったなぁ。。

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  • 民宿での朝食のあと、最後の村歩きです。<br /><br />すぐ近所のご主人が、<br />トラクターの調整をしようとしています。<br />昨日、私のことを不審な目で見ていた<br />ワン吉くんがいます。<br />

    民宿での朝食のあと、最後の村歩きです。

    すぐ近所のご主人が、
    トラクターの調整をしようとしています。
    昨日、私のことを不審な目で見ていた
    ワン吉くんがいます。

  • 今日は私の足をくんくんくん匂って<br />納得したようです。<br />頭をなぜてあげました。<br /><br />

    今日は私の足をくんくんくん匂って
    納得したようです。
    頭をなぜてあげました。

  • ちゃんと見張りをしているところが<br />大変立派です。<br /><br />なにか役にたつ仕事ことをしたくて<br />一生懸命なのが<br />ほほえましかったです。

    ちゃんと見張りをしているところが
    大変立派です。

    なにか役にたつ仕事ことをしたくて
    一生懸命なのが
    ほほえましかったです。

  • 午前9時10分、民宿を出発する時間になりました。宿泊費の清算を済まし、女将とともに外へ出ます。<br />女将には隣町のアエルベ、renfe(スペイン国鉄)<br />ローカル線の停車駅まで送ってもらうように<br />日本にいるときにお願いをしていたのです。<br /><br />リグロス村の周辺には2つ駅があるのですが、<br />事前に知らせないと停車してくれないのです。<br />どうやって知らせるのか調べるより<br />確実なアエルベに行ってしまおうというわけなのです。<br /><br /><br /><br />

    午前9時10分、民宿を出発する時間になりました。宿泊費の清算を済まし、女将とともに外へ出ます。
    女将には隣町のアエルベ、renfe(スペイン国鉄)
    ローカル線の停車駅まで送ってもらうように
    日本にいるときにお願いをしていたのです。

    リグロス村の周辺には2つ駅があるのですが、
    事前に知らせないと停車してくれないのです。
    どうやって知らせるのか調べるより
    確実なアエルベに行ってしまおうというわけなのです。



  • 民宿の前には、昨晩の老猫集会の皆さまがいます。<br />きっと昨日は見慣れぬ東洋人の宿泊客の話で<br />盛り上がったんでしょう。<br />皆さん、朝の集会にかこつけて、お見送り?<br />いえ、お仲間の1人も車に同乗するのです。<br /><br />4人を乗せて急な坂道を走り始めます。<br />みなさん手を振って、見送ってくれます。<br />開けた車の窓から『アディオス!』と手をふり、<br />村に倒れかかりそうな岩壁にもさよならをします。<br /><br />

    民宿の前には、昨晩の老猫集会の皆さまがいます。
    きっと昨日は見慣れぬ東洋人の宿泊客の話で
    盛り上がったんでしょう。
    皆さん、朝の集会にかこつけて、お見送り?
    いえ、お仲間の1人も車に同乗するのです。

    4人を乗せて急な坂道を走り始めます。
    みなさん手を振って、見送ってくれます。
    開けた車の窓から『アディオス!』と手をふり、
    村に倒れかかりそうな岩壁にもさよならをします。

  • 車は緩やかに何度もカーブしながらゆっくり高度を下げ<br />荒野の中を快適に飛ばしていきます。<br /><br /><br />窓から入る朝の風がとても心地よいです。<br /><br />Mallos de Ringlos が、右に左に<br />小さく遠くなりながら見えます。<br />丘の向こうにバランスのよい姿が見えるところで<br />女将は車を止めてくれました。<br /><br /><br /><br /><br />

    車は緩やかに何度もカーブしながらゆっくり高度を下げ
    荒野の中を快適に飛ばしていきます。


    窓から入る朝の風がとても心地よいです。

    Mallos de Ringlos が、右に左に
    小さく遠くなりながら見えます。
    丘の向こうにバランスのよい姿が見えるところで
    女将は車を止めてくれました。




  • 朝の靄ですこし霞んでいますが<br />とても静かで<br />素晴らしい景色でした。<br /><br />写真でわかりますでしょうか。。。

    朝の靄ですこし霞んでいますが
    とても静かで
    素晴らしい景色でした。

    写真でわかりますでしょうか。。。

  • 再び走りだし、<br />左に見える岩の峰がどんどん<br />遠くなって<br />やがて林に隠れて見えなくなってしまいました。<br /><br />ところで、女将の運転、結構豪快で<br />気づかないうちに、なんとなく<br />体の調子が変になってきました。<br /><br />あの奇岩が見えなくなって<br />風景は単調になり<br />気を紛らすものがなくなったため<br />車の運転の感覚の違いが<br />体にこたえ始めました。<br /><br />なんのことはない<br />『車酔い』の前兆なのです。  <br />  <br />

    再び走りだし、
    左に見える岩の峰がどんどん
    遠くなって
    やがて林に隠れて見えなくなってしまいました。

    ところで、女将の運転、結構豪快で
    気づかないうちに、なんとなく
    体の調子が変になってきました。

    あの奇岩が見えなくなって
    風景は単調になり
    気を紛らすものがなくなったため
    車の運転の感覚の違いが
    体にこたえ始めました。

    なんのことはない
    『車酔い』の前兆なのです。
     

  • 20分ほどでアエルベの駅につきました。<br /><br />日本と違い、駅には駅前広場なんぞありません。<br />町から外れたところにぽつんとある<br />そんなかんじです。<br /><br />女将と、同乗したおじさんが<br />降りて、別れをつげます。<br />『アディオス』<br />握手をしてお別れです。<br /><br />スペインに慣れない、スペインの言葉の話せない<br />私たちに、<br />いるいろ気を使ってくれて、ありがとう。<br />

    20分ほどでアエルベの駅につきました。

    日本と違い、駅には駅前広場なんぞありません。
    町から外れたところにぽつんとある
    そんなかんじです。

    女将と、同乗したおじさんが
    降りて、別れをつげます。
    『アディオス』
    握手をしてお別れです。

    スペインに慣れない、スペインの言葉の話せない
    私たちに、
    いるいろ気を使ってくれて、ありがとう。

  • 見渡す限り何もない<br />このアエルベ駅。<br /><br />町の規模はそこそこなのに<br />予想とおり、自販機もお店もなにもない。<br />基本的には車がないと生活ができない<br />ところです。<br /><br />列車は一日3往復。<br />バスも、ウエスカからが1往復。<br />公共交通機関に期待するものは<br />ない感じです。<br /><br />しかし、実にのんびりしていてよろしい。<br /><br />

    見渡す限り何もない
    このアエルベ駅。

    町の規模はそこそこなのに
    予想とおり、自販機もお店もなにもない。
    基本的には車がないと生活ができない
    ところです。

    列車は一日3往復。
    バスも、ウエスカからが1往復。
    公共交通機関に期待するものは
    ない感じです。

    しかし、実にのんびりしていてよろしい。

  • 駅員さんがいたので<br />『サビニャーニゴにいくんだ』というと<br />時刻表にある時刻に○をつけて<br />渡してくれました。<br /><br /><br />

    駅員さんがいたので
    『サビニャーニゴにいくんだ』というと
    時刻表にある時刻に○をつけて
    渡してくれました。


  • 駅の端には<br />なにかワイヤーを巻くハンドルが2つある<br />箱のようなものが2つ据えられています。<br /><br />これは何?<br />もしや線路のポイントを切り替える装置でしょうか。<br />

    駅の端には
    なにかワイヤーを巻くハンドルが2つある
    箱のようなものが2つ据えられています。

    これは何?
    もしや線路のポイントを切り替える装置でしょうか。

  • 駅員さんはハンディ無線機で<br />なにかモゴモゴ話したと思うと<br />突然一つのハンドルをくるくる<br />まわしはじめました。<br /><br />おお、ハンドパワーですか。<br /><br />

    駅員さんはハンディ無線機で
    なにかモゴモゴ話したと思うと
    突然一つのハンドルをくるくる
    まわしはじめました。

    おお、ハンドパワーですか。

  • 線路が静かに鳴り始めたと思うと<br />赤い列車が現れてきました。<br /><br />時計は午前9時46分<br /><br />素晴らしい。定刻です。<br />はるかサラゴサを朝出発した列車が<br />はるかアエルベで定刻にやってくるのです。<br /><br />フランスやイタリアでは考えられない!<br />スペインの底力を見たきがしました。<br /><br /><br />

    線路が静かに鳴り始めたと思うと
    赤い列車が現れてきました。

    時計は午前9時46分

    素晴らしい。定刻です。
    はるかサラゴサを朝出発した列車が
    はるかアエルベで定刻にやってくるのです。

    フランスやイタリアでは考えられない!
    スペインの底力を見たきがしました。


  • 2両編成の車両に5人ほどが乗り込みました。<br /><br />定刻通り9時47分発車〜<br /><br />すばらしい。<br />でも列車はかなりボロ〜イ。<br />

    2両編成の車両に5人ほどが乗り込みました。

    定刻通り9時47分発車〜

    すばらしい。
    でも列車はかなりボロ〜イ。

  • 列車はがたごとゆれながら<br />走り始めます。<br /><br />私たちは、進行方向の右側の席に座り、<br />窓の外を眺めます。<br />きっとリグロスの村の下を<br />通り過ぎる時<br />あの岩が見えるはずです。<br /><br /><br />丘陵地と、林、<br />荒れ地と、開墾地の風景が<br />つぎつぎ車窓のむこう側を<br />流れていきます。

    列車はがたごとゆれながら
    走り始めます。

    私たちは、進行方向の右側の席に座り、
    窓の外を眺めます。
    きっとリグロスの村の下を
    通り過ぎる時
    あの岩が見えるはずです。


    丘陵地と、林、
    荒れ地と、開墾地の風景が
    つぎつぎ車窓のむこう側を
    流れていきます。

  • 山の上には<br />行くことができなかった<br />ロマネスクの遺跡が見えます。

    山の上には
    行くことができなかった
    ロマネスクの遺跡が見えます。

  • と、突然<br />Mallos de Riglosの岩峰が<br />ひょっこり見え始めました。<br /><br />列車は大きく右へ傾き<br />カーブを曲がりながら、<br />緩やかに高度を下げていきます。

    と、突然
    Mallos de Riglosの岩峰が
    ひょっこり見え始めました。

    列車は大きく右へ傾き
    カーブを曲がりながら、
    緩やかに高度を下げていきます。

  • キーキーと<br />レールを軋ませながら、<br />列車はどんどん掘割の中には<br />まり込むような感じで進みます。<br /><br />岩峰は車窓の中から、どんどん上へ上へと<br />その姿が見え辛くなりました。

    キーキーと
    レールを軋ませながら、
    列車はどんどん掘割の中には
    まり込むような感じで進みます。

    岩峰は車窓の中から、どんどん上へ上へと
    その姿が見え辛くなりました。

  • 最後に一瞬、見えたかと思うと、<br />暗いトンネルの中に<br />入ってしまいました。<br /><br />3年前、初めて本で知ったあの光景。<br />この目で見て、触ることができて<br />満足でした。<br /><br />

    最後に一瞬、見えたかと思うと、
    暗いトンネルの中に
    入ってしまいました。

    3年前、初めて本で知ったあの光景。
    この目で見て、触ることができて
    満足でした。

  • トンネルを抜けると<br />左側には深い緑の渓谷が<br />広がります。<br /><br />あちこちには<br />水力発電の施設があり<br />乾燥したこの地が<br />水で電力を供給する役割がある事が<br />わかります。

    トンネルを抜けると
    左側には深い緑の渓谷が
    広がります。

    あちこちには
    水力発電の施設があり
    乾燥したこの地が
    水で電力を供給する役割がある事が
    わかります。

  • ちょうどリグロスの背後にある山の裏側です。<br /><br />こちらはかなり地味ですが、<br />でも奇岩の地形の気配は感じられます。

    ちょうどリグロスの背後にある山の裏側です。

    こちらはかなり地味ですが、
    でも奇岩の地形の気配は感じられます。

  • この湖の手前付近から<br />だんだんと<br />体調が変になってきました。<br /><br />きわめて稀なことなのですが<br />小刻みに揺れる電車に酔って<br />体調を崩し始めたのです。<br /><br />

    この湖の手前付近から
    だんだんと
    体調が変になってきました。

    きわめて稀なことなのですが
    小刻みに揺れる電車に酔って
    体調を崩し始めたのです。

  • だんだん冷や汗モード。<br /><br />こんな珍な景色が見えても<br />気もそぞろ。

    だんだん冷や汗モード。

    こんな珍な景色が見えても
    気もそぞろ。

  • 10時50分、<br />なんとか<br />サビニャーニゴ駅に到着です。<br /><br />な、な、なんと<br />時刻表通り。<br />ブラボー! スペイン国鉄。<br /><br />実はここから<br />アインサ行きのバスが<br />11時に出るのです。<br />もしも列車が遅れると<br />夜までバスはありません。<br />念のために<br />サビニャーニゴとハカのタクシー会社を<br />いくつも捜して、<br />事前にリストを作りました。<br />このリストを使う事態にならなくてよかった〜

    10時50分、
    なんとか
    サビニャーニゴ駅に到着です。

    な、な、なんと
    時刻表通り。
    ブラボー! スペイン国鉄。

    実はここから
    アインサ行きのバスが
    11時に出るのです。
    もしも列車が遅れると
    夜までバスはありません。
    念のために
    サビニャーニゴとハカのタクシー会社を
    いくつも捜して、
    事前にリストを作りました。
    このリストを使う事態にならなくてよかった〜

  • 駅に隣接するバスターミナルには<br />大屋根が設置されています。<br /><br />チケット売り場で<br />ブロト(Broto)行きを2枚<br />購入し、急いでバス待ちの行列に並びます<br /><br />

    駅に隣接するバスターミナルには
    大屋根が設置されています。

    チケット売り場で
    ブロト(Broto)行きを2枚
    購入し、急いでバス待ちの行列に並びます

  • ほどなくバスがやってきました。<br /><br />結構お客さんが多いです。<br />多くが大きなリュックで旅する人です。<br />オルデッサ谷をあるくのでしょうか。<br />中にはハイヒールでお化粧バッチリの<br />オネエ様もいます。<br />どこにいくんでしょうか???<br /><br />

    ほどなくバスがやってきました。

    結構お客さんが多いです。
    多くが大きなリュックで旅する人です。
    オルデッサ谷をあるくのでしょうか。
    中にはハイヒールでお化粧バッチリの
    オネエ様もいます。
    どこにいくんでしょうか???

  • バスは快適なのですが。。。。<br />運転はラテンのノリ。<br /><br />出発して10分もしないうちに<br />グッタリしてきました。<br /><br />行列に並ぶ前に<br />飲んだ酔い止めより<br />左手で握りしめた<br />ビニール袋が役にたちそうです。

    バスは快適なのですが。。。。
    運転はラテンのノリ。

    出発して10分もしないうちに
    グッタリしてきました。

    行列に並ぶ前に
    飲んだ酔い止めより
    左手で握りしめた
    ビニール袋が役にたちそうです。

  • 素晴らしい山の景色も<br />どこへやら。<br /><br /><br />

    素晴らしい山の景色も
    どこへやら。


  • トルラ(Torla)に到着しました。<br /><br />たくさんの人がここでおります。<br />世界遺産のペルデュ(ペルディド)山に登る人、<br />オルデッサ谷を遡上する人、<br />GR11を歩く人などの<br />起点となるところです。<br /><br />宿泊施設も大小兼ね備えているので<br />私も当初、ここに宿泊する予定でした。<br /><br />でも。。。なにか心惹かれるものがない<br />こころに直感的に響くものが<br />ここにはあまり感じられなかったので、<br />違う場所にすることにしたのです。<br /><br />車窓からは大勢の人が<br />バスを待っているのが見えます。

    トルラ(Torla)に到着しました。

    たくさんの人がここでおります。
    世界遺産のペルデュ(ペルディド)山に登る人、
    オルデッサ谷を遡上する人、
    GR11を歩く人などの
    起点となるところです。

    宿泊施設も大小兼ね備えているので
    私も当初、ここに宿泊する予定でした。

    でも。。。なにか心惹かれるものがない
    こころに直感的に響くものが
    ここにはあまり感じられなかったので、
    違う場所にすることにしたのです。

    車窓からは大勢の人が
    バスを待っているのが見えます。

  • トルラを出発した途端。。。<br />スローアップしてしまいました。<br />お恥ずかしい。<br /><br />10分ほどで、街道沿いの集落ブロト(Broto)に<br />到着します。<br />降りたのは私たちだけです。<br />結構賑やかな感じです。<br />道沿いには、カフェ、スーパー<br />ホテル、土産物屋さんなどがあります。<br />

    トルラを出発した途端。。。
    スローアップしてしまいました。
    お恥ずかしい。

    10分ほどで、街道沿いの集落ブロト(Broto)に
    到着します。
    降りたのは私たちだけです。
    結構賑やかな感じです。
    道沿いには、カフェ、スーパー
    ホテル、土産物屋さんなどがあります。

  • グッタリしながら、インフォメーションを<br />捜します。<br />ありました。ありました。。。。。。<br />扉がしまって明りが消えています。<br />シエスタかな、と思って念のため<br />電子辞書で張り紙をチェックすると<br />月曜日はお休みと判明。<br /><br />『ガーン』<br /><br />タクシーがないと宿に行けない。<br />ここからさらにピレネー山中に<br />入った村に向かわねばなりません。<br /><br />おまけにふらふら。<br />

    グッタリしながら、インフォメーションを
    捜します。
    ありました。ありました。。。。。。
    扉がしまって明りが消えています。
    シエスタかな、と思って念のため
    電子辞書で張り紙をチェックすると
    月曜日はお休みと判明。

    『ガーン』

    タクシーがないと宿に行けない。
    ここからさらにピレネー山中に
    入った村に向かわねばなりません。

    おまけにふらふら。

  • まずはトイレ、休むところ、それからタクシー。<br />あ、昼ごはんも食べていません。<br /><br />

    まずはトイレ、休むところ、それからタクシー。
    あ、昼ごはんも食べていません。

  • ぬかりなく風景もチェック。

    ぬかりなく風景もチェック。

  • 景色は爽やか♪<br /><br />体調最低〜

    景色は爽やか♪

    体調最低〜

  • ホテルも結構立派。

    ホテルも結構立派。

  • カフェ、カフェ、カフェ。。。

    カフェ、カフェ、カフェ。。。

  • ありました。<br />ここに入りましょう。

    ありました。
    ここに入りましょう。

  • 炭酸水の大きなボトルを1本注文。<br /><br />椅子に座ってしばらくすると<br />気分が回復してきました。<br /><br />お昼ごはんにパスタとラザニアを注文<br />コーヒも飲んで完全復活。<br /><br />さてここでタクシーを呼んでもらわねば<br />なりません。<br />スペ語の電子辞書をひきひき<br />『私はタクシーを読んでほしいです』と作文。<br />事前に時間をかけて調べた各集落ごとの<br />タクシーの連絡先の一覧表ごと渡して<br />給仕の人にお願いします。<br /><br />快く受けてくれたのですが、<br />電話でなにかやり取りをしています。<br />しばらくして<br />さきほどとは別の小柄な若い女性が出てきて<br />英語で説明してくれます。<br />『どれも出払っていて、今はない。<br />ここでずっと待つか?』<br />そんなにタクシーのニーズがあるんですか。<br /><br />そこで私が予約した宿に<br />電話をして頂くようお願いしました。<br />予約の際、何かあったら電話するように言ってくれたからです。<br />ただ以前に電話に出た宿の女将は、<br />英語がNGだったのでお頼みしたのです。<br />こんどはカフェの女主人の女性が<br />電話で何やらしゃべっています。<br />とつぜん電話を持ってきて、<br />あなたがしゃべりなさい、と<br />受話器を渡します。<br />電話の向こうはブエルバにある今日のお宿の女将。<br />ご主人の仕事が終わる4時になれば私たちをブロトまで<br />迎えにきてくれる、と言ってくれます。<br />なんだ英語を話すじゃないですか。<br />今、1時。4時までずいぶんあります。<br />もしタクシーが拾えなかったらもう一度連絡することにしました。<br /><br /><br /><br /><br />

    炭酸水の大きなボトルを1本注文。

    椅子に座ってしばらくすると
    気分が回復してきました。

    お昼ごはんにパスタとラザニアを注文
    コーヒも飲んで完全復活。

    さてここでタクシーを呼んでもらわねば
    なりません。
    スペ語の電子辞書をひきひき
    『私はタクシーを読んでほしいです』と作文。
    事前に時間をかけて調べた各集落ごとの
    タクシーの連絡先の一覧表ごと渡して
    給仕の人にお願いします。

    快く受けてくれたのですが、
    電話でなにかやり取りをしています。
    しばらくして
    さきほどとは別の小柄な若い女性が出てきて
    英語で説明してくれます。
    『どれも出払っていて、今はない。
    ここでずっと待つか?』
    そんなにタクシーのニーズがあるんですか。

    そこで私が予約した宿に
    電話をして頂くようお願いしました。
    予約の際、何かあったら電話するように言ってくれたからです。
    ただ以前に電話に出た宿の女将は、
    英語がNGだったのでお頼みしたのです。
    こんどはカフェの女主人の女性が
    電話で何やらしゃべっています。
    とつぜん電話を持ってきて、
    あなたがしゃべりなさい、と
    受話器を渡します。
    電話の向こうはブエルバにある今日のお宿の女将。
    ご主人の仕事が終わる4時になれば私たちをブロトまで
    迎えにきてくれる、と言ってくれます。
    なんだ英語を話すじゃないですか。
    今、1時。4時までずいぶんあります。
    もしタクシーが拾えなかったらもう一度連絡することにしました。




  • 先ほどの小柄な女性に再び<br />こんどは、タクシーが来るまで<br />ずっとここで待つので<br />タクシーを呼んでくれるように<br />お願いします。<br /><br />それにしてもこのあたりの人にしては<br />流暢にしゃべるし、<br />他の人と少し雰囲気が違う気が<br />しました。<br /><br />聞けば最近ルーマニアから来たそうです。<br />スペイン語もOK、他の言葉もしゃべるそうです。<br />実にたくましい!<br />

    先ほどの小柄な女性に再び
    こんどは、タクシーが来るまで
    ずっとここで待つので
    タクシーを呼んでくれるように
    お願いします。

    それにしてもこのあたりの人にしては
    流暢にしゃべるし、
    他の人と少し雰囲気が違う気が
    しました。

    聞けば最近ルーマニアから来たそうです。
    スペイン語もOK、他の言葉もしゃべるそうです。
    実にたくましい!

  • カフェにかけられた<br />煙突の写真のアート。<br />おもしろいですねぇ<br /><br /><br />そうこうしているうちに<br />あっけなくタクシーがやってきました。<br />

    カフェにかけられた
    煙突の写真のアート。
    おもしろいですねぇ


    そうこうしているうちに
    あっけなくタクシーがやってきました。

  • タクシーの運転手らしきお兄さんは、<br />カフェに入ってきて<br />コーヒーを一杯くいくいっと飲んで、<br />『お客は誰?』と見回します。<br /><br />わたしたちで〜す、あやしい東洋人です。<br />おまけに車酔いしま〜す。<br /><br />タクシーといっても<br />4WDのワゴン。<br />実はこの車で林道を登り2000m以上の<br />高地まで登るのです。<br /><br />目的地はブエルバ(Buerba)村、<br />ここから約30kmも奥地にあり<br />地図で所在を確認をしてもらいます。<br /><br />車はメインの道路を外れて<br />山の中へと向かう少し細い道へと入り<br />どんどん登っていきます。<br /><br /><br />

    タクシーの運転手らしきお兄さんは、
    カフェに入ってきて
    コーヒーを一杯くいくいっと飲んで、
    『お客は誰?』と見回します。

    わたしたちで〜す、あやしい東洋人です。
    おまけに車酔いしま〜す。

    タクシーといっても
    4WDのワゴン。
    実はこの車で林道を登り2000m以上の
    高地まで登るのです。

    目的地はブエルバ(Buerba)村、
    ここから約30kmも奥地にあり
    地図で所在を確認をしてもらいます。

    車はメインの道路を外れて
    山の中へと向かう少し細い道へと入り
    どんどん登っていきます。


  • <br />左手に見える尾根は、<br />ペルディド山から延びる<br />オルデッサ谷とアニスクロ谷に挟まれた<br />長い尾根です。<br /><br />何度も何度も地図を見ていたので<br />風景がストンと合致する感覚になります。


    左手に見える尾根は、
    ペルディド山から延びる
    オルデッサ谷とアニスクロ谷に挟まれた
    長い尾根です。

    何度も何度も地図を見ていたので
    風景がストンと合致する感覚になります。

  • ファンロ(Fanlo)村が見えてきました。<br /><br />リンダ姐さんはここにファックスで<br />問い合わせをしたそうですが<br />回答がなかったとぼやいていました。<br /><br />こんな山中の小さな村ですから<br />インフォメもちゃんと機能してなかったのでは?<br />なんて思えます。<br /><br />車はこのあたりから<br />やがてヴィオ(Vio)谷に沿って<br />奥へ奥へと進みます。<br />

    ファンロ(Fanlo)村が見えてきました。

    リンダ姐さんはここにファックスで
    問い合わせをしたそうですが
    回答がなかったとぼやいていました。

    こんな山中の小さな村ですから
    インフォメもちゃんと機能してなかったのでは?
    なんて思えます。

    車はこのあたりから
    やがてヴィオ(Vio)谷に沿って
    奥へ奥へと進みます。

  • おお、すごい。<br /><br />こんなところを自転車で走っています。<br />

    おお、すごい。

    こんなところを自転車で走っています。

  • 集落がある気配がまったくなくなり<br />ひたすら山の中腹をアップダウンしながら<br />奥へと進みます。<br /><br />舗装の状態がますます悪くなり<br />さながらダート感覚です。<br />対向車は全くありません。<br /><br />どこをどう走っているのか<br />実は完璧に把握しています。<br />が、こんなところで降ろされたら<br />間違えなく半泣きになりそうです(笑)<br />

    集落がある気配がまったくなくなり
    ひたすら山の中腹をアップダウンしながら
    奥へと進みます。

    舗装の状態がますます悪くなり
    さながらダート感覚です。
    対向車は全くありません。

    どこをどう走っているのか
    実は完璧に把握しています。
    が、こんなところで降ろされたら
    間違えなく半泣きになりそうです(笑)

  • 道はさらに狭く、ボロくなり、<br />谷底にまで急降下、<br />そこから再び九十九折の道を登り始めます。

    道はさらに狭く、ボロくなり、
    谷底にまで急降下、
    そこから再び九十九折の道を登り始めます。

  • 左手の視界が急に開け、<br />谷が見えました。<br /><br />アニスクロ谷です。<br /><br />やがて車は広く平らな尾根の上に出ました。<br />目的の村はすぐそこです。<br /><br />

    左手の視界が急に開け、
    谷が見えました。

    アニスクロ谷です。

    やがて車は広く平らな尾根の上に出ました。
    目的の村はすぐそこです。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • katorinaさん 2009/09/22 16:39:12
    はるばる〜ですね。
    カヌ太郎さん、こんにちは。

    「岩」の回もすごかったですが、
    今回の「はるばる」度もすごいですね。
    そこを、列車やバス、タクシーで行くというのもすごいです。
    だって、もし列車に乗り遅れたら・・・とか考えると
    夏休みの終わりに吹く秋風みたいに「キューン」としませんか?
    おまけに体調不良だったようで、大変でしたね。

    最後のあの褶曲した山!
    ピレネーの山々はみんな繋がっているんでしょうか?
    続きを楽しみにしています。

       katorina

    カヌ太郎

    カヌ太郎さん からの返信 2009/09/22 19:57:01
    RE: はるばる〜ですね。
    Katorinaさん

    このときの移動はすべてrenfeに
    かかっていました。
    katorinaさんの事前の情報とおり
    スペイン国鉄の運行ぶりは
    すばらしものでした。

    わざわざイナカに行かなければ
    面倒なことにはならないんですが
    それは覚悟の上だから。。。

    ピレネーの村には
    風景と素朴な風景を期待して
    行きました。
    地層は結構ぐちゃぐちゃです。
    続きをお楽しみに〜♪

    カヌ太郎
  • ishicameraさん 2009/09/20 18:59:26
    のどか!!!
    本当に・・・遠くまで行かれてたんですねぇ〜。

    長閑ですぅ〜。


    旅行記を拝見していて、どーーーも後半の辺りの街並みが、どこかで見たような気がしてなりません。。。
    以前、スペインをレンタカーで周遊した時に、カタルーニャからアンドラ公国へ行き、フランス経由でアラゴン地方に入ったのですが・・・その時に見た街並みに似ているのかなぁ。。。。う〜ん、どこの街がすっごく気になっております♪

    謎を解くのも楽しみに、わくわくしながら、コメントをお待ちしていますねぇ。

    どこかな、どこかな♪


    ishi

    カヌ太郎

    カヌ太郎さん からの返信 2009/09/20 20:54:06
    RE: のどか!!!
    ishiさん

    こんばんは。
    皆さんに比べたらそんなに遠くはないんですが
    公共交通機関を乗り継いで
    タクシーにのって延々と山深くはいっていくと
    自分でプランを練ったにも関わらず
    『おいおい一体どこまでいくねん』という
    他人事にも似た感覚になってしまいます。
    タクシーの運転手さんも、
    行き先を地図で確認していましたし。。。。

    街道沿いの集落はどこも似ているので
    デジャブー感覚になりますねぇ

    さて、どこでしょう???
    知っているところだといいですね。

    カヌ太郎

    カヌ太郎

    カヌ太郎さん からの返信 2009/09/21 18:53:16
    RE: のどか!!!
    コメントを入れたので。。

    バスの中から撮った教会のある村はトルラ、
    街道沿いの集落はブロトです。

    ハカ(Jaca)、サビニャーニゴ(Sabinanigo)、アインサ(Ainsa)を
    つなぐメインルートを走ったなら
    間違いなく通り過ぎていると思いますよ。

    カヌ

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